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染まれないこともあるよね~。


本選考もぼちぼち始まったこの時期、ぼくもある企業の面接に挑んでいた。
志望動機、自己PR、業界のイメージ、この業界を選んだ理由、そこそこオーソドックスな質問ばかりでそれなりの答えを返す。


「長いものに巻かれる覚悟はありますか?」


最後にこの質問をされた。
ぼくはうんともすんとも言えなかった。

何が正解かはさておき、これは悪問ではないだろうか?

仮説1。上の権力は絶対だというブラック感否めないことを暗に示している。そのために踏み絵のような質問で、YESと即答できる素直な人材(パペット人形・・・)を選抜する狙い。

仮説2。なんでもかんでも首を縦に振る思考放棄バカをふるいにかけ、反骨心ある人材を捕まえる狙い。よってここではNOというべきなのだろう。

ぼくの性格上、YESなんて即答できるはずもない。
しかし今回の企業は明らかに仮説1の対応を求めていたことは分かっていた。

嘘でもYESと言っておけばよいのだが、第一志望でもなかったし、なんだかこんな質問してくるのもやだなーと思って、結局ろくな答え方をしなかった。なんか口答えした感じになってしまった。笑


今考えると、あの面接官は
「今ならまだこのブラック企業から引き返せるぞ!!」
みたいなメッセージ性を感じた。
この質問の前にも、
「上司がカラスを白と言ったら、白とあなたも言えますか」
とか、訳分からんことをおっしゃっていた。
「それは良くないですよ。」
と思わず答えてしまって、苦笑いされた。


なんにせよ、後味悪いな。
「嘘も方便」と言うけれど、苦手だな、こういうの。

社会性が無いとも取られかねないが、自分を曲げたくない。
だから今後くる第一志望の面接でも、このスタンスかもしれない。
建前が分かった上で、自分の意見を礼儀正しく言えるようにありたい。

こんなぼくはみなさんの目にはどのように映っているのでしょうか。
「長いものに巻かれる覚悟はありますか?」
と聞かれたら、あなたはどう答えますか。



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