【映画rie】ヤマザキマリ氏解説で再燃。安部公房『砂の女』 砂×SFの原点。
ヤマザキマリさんの解説で小説『砂の女』(安部公房)が話題になっていたので、久しぶりに勅使河原宏監督の1964年の映画版を観る。粟津潔によるオープニングタイトルでまずノックアウト。the 60年代前衛。
冒頭30分 きめきめの構図と緊張感の洪水。
不穏と不条理をこれでもかと聴かせる武満徹の60年代でしかない音楽で一気に持っていかれる。こんなに格好良かったんだっけ。
砂は取るに足らないような顔を見せながら 美しくも恐ろしい。それに気づかせる砂描写は気合を感じる。どれだけ撮影は