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笹の葉捨てずにとっておく

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この葉っぱは嫌いだし食べないで捨てておこう。でも、そういう葉っぱにこそ自分に必要な栄養があったりするから。内側の自分と向き合うエッセイ。
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#誕生日

22歳になりました

22歳になりました

もう誕生日から一週間ほど経ちましたが、22歳になりました。スケジュールとか体調とか一切関係なく、なんとなく書けるタイミングっていうのがあって、それがやっときた感じです。ちょうど大学の補講日(休み)が誕生日と重なってたんですけど、気持ちと行動の波長がなかなか合わずに一週間くらいダラダラしてました。

21歳のときのnoteを読み返したら、祝われることに怯えていました。でも怯えているわりには、メッセー

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誕生日

誕生日

21歳になった。なったというけれど、誕生日がやってきただけ。祝われることに、いつも戸惑いを覚える。

「誕生日 なぜ祝う」

いつかは忘れたけど、調べた記憶がある。それっぽい答えはあった。でも、どれもしっくりはこなかった。

おめでとう、と連絡をくれた人もいる。わざわざ電話をくれた人もいた。ありがとう、とラリーを返す。嬉しいけれど、拳銃を向けられているのかも。

「こちらの誕生日の時に、ちゃんとお

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ゴッホと弟、そして自分

ゴッホと弟、そして自分

「なんだよお前、見にきてみろよ」
彼に、そう言われた気がした。

 ゴッホ展に行ってきた。美術に興味はない。それでも何か惹かれるものがあった。なんとなくだが、ゴッホには風景画のイメージを持っていた。美術の教科書で彼の人物画を見た記憶がなかったから(教科書の表紙は“夜のカフェテラス”)。

 彼は意外と人物画を描いていた。モデルとなる人物は笑顔などの明るい表情はなかった。疲れているような、苦しんでる

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過去の自分に感謝できるように

過去の自分に感謝できるように

雨に映える紫陽花が美しく咲いた朝、大人の一歩手前の年齢になった。来年の今頃は成人を迎えていると思うと、自分の未熟さや人間としての弱さを、改めて思い知らされる。

朝、二度寝をし、学校にギリギリに着いたり、規則正しい生活を送れていなかったりと、自分が思い描いていた大人という理想と、今の自分という現実にギャップを感じている。

「大学生でもない自分が、そこらの大学生のように時的悠々と過ごしていて言い訳

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