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【近世編】モヤモヤ社員のための一瞬で理解できる哲学図解(4/5)

髙野ユウイチです。

このnoteは 黎明→古代→中世→近世→近代 までの哲学を全5回のシリーズで図解していきます。今回は【近世編】となります。


「現状に満足していないけど、何をすればいいかわからない・・・」というモヤモヤ社員から抜け出すために役に立つのが哲学です。モヤモヤ社員の悩みのほとんどは偉大な先人たちが解決してくれています。ただし、「哲学とは」ってとっつきにくい一面もありますよね。そこで難しい言葉や概念であっても、わかりやすくかみ砕いて図解することで、手っ取り早く一瞬で学びましょうという試みのシリーズ第四回目です。


前回記事【黎明編】【古代編】【中世編】はこちらからどうぞ。


シリーズを通して全35の哲学ワードを図解していますが、田中先生著書の「哲学用語図鑑」が参考元になっています。詳しく知りたい方はこちらの書籍を一読くださいませ。


哲学図解:近世編

近世の哲学者

現代でも使える応用ポイント
近世の偉大な人物は哲学や思想家といった属性以外にも突出した才能を光らせている人物が多いです。現代で言う「多様性」がある人物が活躍した時代でもあります。


神の存在証明とは

現代でも使える応用ポイント
アリストテレスの哲学によるキリスト教のピンチをアリストテレスの哲学を使って脱出する技はお見事です。まさにピンチはチャンス。仕事でも追い込まれた時こそ活路が見いだせるものです。


知は力なりとは

現代でも使える応用ポイント
ベーコンは生活の向上は教義からではなく、実験や経験による自然の仕組み理解から得られると考えました。これを「知は力なり」と表現します。実力で世の中を変えていく姿勢は見習いたいものです。


イドラとは

現代でも使える応用ポイント
ドクサとも似ていますが、イドラは思い込みや偏見のことです。つまりバイアスのご先祖様といったところでしょうか。劇場のイドラなどは今でも確証バイアスなどと語られることもあります。


我思う、ゆえに我ありとは

現代でも使える応用ポイント
方法的懐疑をしていくと、目の前のモノすべてが疑わしくなります。しかし「これは夢かもしれない」と疑う自分の意識だけは存在します。仕事をやり抜くためにも最後に残るのは自分の信念です。


主観と客観とは

現代でも使える応用ポイント
客観的という言葉には単なる「自分以外の視点」という意味だけではなく、「認識される側(受動態)」という意味もあります。普段使いする言葉にも意味深さが増してきます。


モナドとは

現代でも使える応用ポイント
モナドとは世界の予定調和とも呼ばれます。運命ではなく意識の上で作られているという点が興味深いです。意識は行動より後にあらわれると最新の脳科学でも定説になっているそうです。


単純観念と複合観念とは

現代でも使える応用ポイント
ロックはモノには人の五感に関係なく存在する性質である一次性質と人間が存在しないと成立しない二次性質があると『人間知性論』で書いています。人の知識は生まれつきではなく経験によって身につくということです。


啓蒙主義とは

現代でも使える応用ポイント
啓蒙主義は合理的な考え方を絶対視していたので、封建体制から解放させてことは事実です。こう考えると今の時代の生活は、特に先進国では不満のはけ口が巧妙に誘導されているようにも感じます。


いかがでしたでしょうか。【近世編】は以上となります。続きの【近代編】はコチラからどうぞ。


もし、哲学図解を読んでいただき、「どうやって図解してるんだ?」と気になったモヤモヤ社員のあなたはこちらの記事で『Diagram Thinking』を修得してみてはいかが?簡単に図解スキルが身に付きます。


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