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男の子を育ててみてわかったこと

私には二年生の娘ともうすぐ5歳になる息子がいます。

なぜか勝手に二人目も女の子だと思っていたので、二人目が男の子と聞いて少し戸惑いました。

だって、自分は女だし
だって、自分は姉妹で育ったし
だって、一人目女の子だったし

自分にはついてないものがついている得体の知れない動物を育てられるのだろうか、、とにかく不安でした。

なんか、離乳食とか食べないと聞くんだけど
なんか、勝手に走り出すって聞くんだけど

女の子に比べて大変だという噂を聞いて、ぐうたらなわたしに育てられるだろうかと心配でした。いつか、「くそばばあ」っていう日がくるかと思うとそんな思春期を乗り越えることができるのか心配でした。

しかし、産んで育ててみると、びっくりするほど手がかかりませんでした。よく飲み、よく食べ、そしてとにかくよく寝ます。寝付きの良さはのび太レベルです。

二人目で慣れていることもあったと思いますが、娘の時は夜中に抱っこ紐で抱っこしたり、とにかく苦労しました。眠ったと思って布団に置くとギャン泣きして起きる「背中にスイッチあるよね〜」というあるあるも誰よりも深くうなづき共感してました。

そんな経験から覚悟していた寝かしつけ。そろそろ寝かせようかと思う時間に息子をそっと布団に置いてみたら、そのまますやすや眠ることが結構な頻度でありました。その出来事は、わたしの心の中に住む村人たちが「この子は神の生まれ変わりに違いない」と大騒ぎするほどのミラクルでした。

あれ?男の子なのに思ったより手がかからないかも?そう思いはじめました。あ、でも、まだ安心はできません。

「男の子は、歩き出したら大変なのよ」

と諸先輩たちは口を揃えてそしてなぜかとても嬉しそうに言います。

息子もとうとう歩き始めました。それは、わたしが何年か後に諸先輩方と同じように「歩き始めたら大変なのよ」という経験を少し誇らしげに伝える日が来ることを意味しています。

しかしどうでしょう。息子は白線の内側をしっかりと守り歩いています。ここは走ったらダメだよ、はみ出したらダメだよというと従順に守るタイプでした。2歳当時、保育園でもおもちゃの取り合いのトラブルもなく、先生には自分を出せていないのかもしれない、、真面目すぎて心配しちゃうくらいだと言われました。

3歳ぐらいになると、うっかり道路側に息子を歩かせることがあると「おおきいひとがどうろがわだよ」と注意されることもありました。

なるほど。これはどうも私が勝手に想像してた典型的な男子ではなさそうです。私は男の子について不安のあまり偏った情報ばかり集めていたのかもしれません。真面目すぎを心配するなんて思っても見ませんでした。

これから男の子を産む人へ。楽しみにしている人、不安に思ってる人へ。

男の子育児面白いです。何より癒されます。

わたしが体調不良から復活した翌日の朝ごはんの時にはいつも「もう病気だいじょうぶなの?プリンなら食べれる?」と聞いてくれます。ちなみに息子によると、ゼリーは桃が入っていて少し硬いかもしれないからプリンの方がいいと思うということでした。

息子の見た目はくまのプーさんのようなのですが、その時のさりげなさとやさしさは全盛期のキムタクを彷彿させます。(古いたとえに定評あります)

あんなに不安だったのはなんだろう。想像と違うこともたくさんありました。娘については「短歌 たんか タンカ」に記載しているので、これからnoteで男の子との毎日で気づいたことなどをまとめてみようと思います。気に入ったら読んでください。













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