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TOKUTEN TOKUTEN開発の裏側

久しぶりの更新となります。
あっという間に1年が過ぎ去り、前回の投稿から大分時間が経ってしまいました。
前回、あるサービスの開発について触れましたが、その後の進捗をお伝えしていませんでしたので、今回はその続報をお届けしたいと思います。


今年1月にリリースしたサービス

ご紹介したいのは今年1月にヴィアティン三重よりリリースされた「TOKUTEN TOKUTEN」というWEBサービスです。
https://tokuten2.com/
このサービスは、地域の加盟店が自社の商品やサービスをSNS感覚で簡単に投稿し、「ヴィアティン三重」のファンクラブ会員がそれらを"お得"な条件で利用できるようになるサービスです。

サービス開発の経緯

まず、このサービスの開発は、スポーツクラブとして新たな価値を創出し、地域の活性化に貢献する目的で開発しました。
スポーツクラブは、応援するファンや支援する企業がいなければ成立しません。
逆にいえば、これらのステークホルダーから成るコミュニティを最大限に活かすことができれば、クラブを応援するだけでなく、より大きな価値を提供し、クラブの存在意義を高めることが可能だと考えました。
今回はその手段として、"WEBサービス"という形でデジタルプラットフォームの開発に挑戦しました。

リリースまでの課題と解決策

リリースに向けて、様々な課題に直面しましたので、少し紹介します。

加盟店舗への告知やサービス説明

加盟店舗への告知やサービスへの協力要請には工夫が必要でした。
単なる電話やメッセージでは説明が不十分なため、
伝わりやすいようにチラシを作成し、直接訪問して丁寧に説明を行いました。
優秀なクラブのフロントスタッフのおかげで、多くの店舗に加盟していただけました。
(1割くらいは僕も頑張りました👏)

管理者側の負担

管理者側の負担が大きすぎると、サービスにとって致命的な問題となります。
特にフロントスタッフは日常業務に加えてサービス管理業務も担うことになります。
なるべく、彼ら彼女らの負担にならぬよう、可能な限りの管理業務を自動化し、日常的な運営がスムーズになるよう管理者側の機能を改善しました。

UIやUXのフィードバック

UIやUXに関するフィードバックは、リリース前のユーザーテストとフロントスタッフの意見をもとに、直感的で使いやすいデザインへと段階的に改良を加えていきました。
また、自身の技術力向上のためにも、ユーザーの要望にできるだけ応えられるよう硏究しました。

他競技のカード、家族のカードの表示

リリース後に、「他の競技のカードも表示できないか?」という意見をいただきました。
ヴィアティン三重では、サッカーだけでなくバスケやレディース(女子サッカー)のファンクラブ会員もこのサービスを利用しています。
実際、ある人が複数の競技のファンクラブ会員であることも多いです。
これを受けて、個人が加入しているすべての競技のファンクラブ会員カードを表示できるようにシステムを再設計しました。
これにより、異なる競技のファンクラブカードも一つのアカウントで確認できるようになりました。

フロントスタッフとの情報共有

フロントスタッフとは、グループラインを通じて修正点や要望を日常的に共有しながらプロジェクトを進めています。
どんなに優れたサービスを開発しても、彼らの協力がなければサービスの拡張は不可能です。
そのため、彼らの努力に感謝しながら、サービスの継続的な改善に取り組んでいます。

今後の展望

リリースから5ヶ月が経過しましたが、目標や理想にはまだ遠い現状です。
運用面、技術面、機能面での改善を続けながら、次々と浮かび上がる課題に取り組んでいきます。
スポーツクラブには人々を引き寄せ、夢を与える力があります。
この力を地域の課題解決や活性化に活かすことができると信じています。
プレイヤーとしてスポーツ業界から離れた今、ITを通じてこの業界を応援することが、僕にとって最大の恩返しです。
今後もこのサービスを通じてクラブの収益アップに少しでも貢献できれば最高です!

告知

「TOKUTEN TOKUTEN」はヴィアティン三重のために開発されたサービスですが、他のクラブや競技でも収益化やファンクラブ会員の増加に向けた課題が存在します。
そのようなチームにも独自のWEBサービスを提供する目的で、昨年9月に「UNUBORE Nudge(ウヌボレナッジ)」として起業しました。

イメージキャラクター:うぬぼれモアイ

UNUBORE Nudgeは、常識にとらわれないアイデアや魅力を創り出し、新しいチャンスを切り拓くことを目的に活動しています。
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