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キッチンのワークトップはステンレスか人工大理石のどちらを選ぶ?

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

毎月のように見学会を開催させていただいていると、ご来場されるお客さまによって見学される視点はさまざまで、またご主人さまと奥さまの視点の違いも感じます。特に奥さまが注目されるのは、住宅設備の中でも、やはりキッチンが一番多いです。



キッチンのワークトップはステンレスか人工大理石のどちらを選ぶ?

キッチンに関するご質問の中で、非常に多いのがカウンタートップ(天板)は、ステンレスがいいのか?、それと人工大理石がいいのか?というご質問です。それぞれにメリットやデメリットがあるのはもちろんですが、一体型のLDKという間取りが主流の現在では、インテリアの一部としても重要な役割を持っているのがキッチンです。

そこで今回はキッチンスペシャリストの資格を持つ僕が、キッチンのワークトップが、ステンレスと人工大理石ではどのように違うのか、その特徴を言語化しておきたいと思います。


ステンレス天板の特徴

昔から流し台と言えばステンレス製が一般的ですが、キッチンにステンレスが使用される理由は、何よりも水に強く錆びにくいという特徴があるからです。

最近ではステンレス自体の研究も進み、SUS304というステンレス素材は、昔のステンレスに比べて強度も増しているため、キッチンにはおススメの素材です。

またステンレスは、汚れが染み込みにくく衛生的にも優れています。国内のキッチンメーカーでも、上位グレードの商品を中心に、天板だけでなくキャビネットもオールステンレス製の商品がラインナップされています。

このように水や錆に強く、衛生的にも優れているステンレス天板ですが、何と人工大理石天板に比べると価格は安めです。実用性とコスパを重視したい人には、ステンレス天板は非常に有効な選択肢です。

その一方でステンレス天板を採用したキッチンは、飲食店などの厨房でも使用されているように無機質で、リビングやダイニングのインテリアと調和させるためには、「可愛らしい」というより「カッコいい」という方向性で仕上げなければ似合いにくいと言えます。一部のキッチンメーカーでは、ステンレスのカッコ良さを際立たせて、あえて厨房のようなデザインを取り入れたい方には人気の商品もあります。

また素材的には、使用年数が経過すると、光沢がなくなってきたり、くすみやくもりが出てきます。また鍋敷きを使用せず、長い間、鉄製鍋を置いたままにしておくと、もらい錆びが付着することもあります。一度、錆が付いてしまうと取り除くのは大変ですから注意が必要です。



人工大理石天板の特徴

国内メーカーのキッチン天板の多くは、人工大理石(アクリル樹脂系やポリエステル樹脂系の人工素材)を採用していますが、一部、人造大理石(天然素材を粉砕してセメントや樹脂で固めた半人工素材)を採用しているメーカーもあります。

デザイン性が高く、リビングやダイニングのインテリアと調和しやすく、砂目町や石目調などのつややかな質感で、高級感があり人気があります。

その一方で人工大理石や人造大理石天板は、特徴を理解した上で使用しなければ、割れたり変色することも多いため、取り扱いに注意が必要です。例えば、熱に弱いため鍋敷きは必須です。沸騰した、やかんや鍋をそのまま置いてしまうと変色する可能性があります。また包丁など硬いものを落とすと天板が欠けてしまったり、重い物をおとすと最悪の場合、割れてしまう可能性もあります。

さらに、人工大理石天板は傷がつきやすく、鍋や皿を引きずると細かな傷がつき、その傷に汚れが入り込んで黒いスジがついてしまうこともあります。ステンレス天板と同様に、もらい錆びに注意すること、場合によっては小瓶の底についた醤油が天板に付着して拭いても取れなくなることもあります。

汚れが付着すると、クレンザーや研磨スポンジで磨きたくなってしまいますが、表面が削れてしまうと光沢がなくなったり変色する可能性もありますので、お掃除をする時にも注意しなければなりません。


最後に

お伝えしてきたように、ステンレス、人工大理石とそれぞれに特徴があり、メリットやデメリットがあります。デザイン性を重視するか実用性を重視するかにより、どちらを選ぶか意見の分かれるところではあります。

ちなみに人工大理石天板は、注意することが多いですが、楢崎の自宅で20年ほど使っている人工大理石天板は、それほど注意深くは使っていませんが、目立った傷や汚れはありません。ただ鍋敷きは必須ですよ。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。



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それでは、また~^^/


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