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注文住宅の窓の選び方は種類を絞って用途で決める

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

注文住宅で家づくりを検討する時、住宅会社や工務店から間取りの提案を受けた際、意外と見落としがちなのは、窓の開閉方法とサイズです。図面上で見るのと、実際の感覚としてのサイズ感が違うことも多いため、間取りの提案を受けた際には、窓についても確認しておくことをおススメします。



注文住宅の窓の選び方は種類を絞って用途で決める

最近では、高気密高断熱住宅が主流になりつつある関係で、窓に注目されている方は多いですが、アルミ、アルミ樹脂複合、樹脂、木製など、材質については関心が高いものの、開閉方法や設置位置、用途によって使い分けるということにも注目してみると、意外な発見があります。

そこで今回は、間取り提案を受けた際に注目したい、窓の開閉方法や設置位置、用途による窓の使い分けでおススメの方法について解説をしておきます。

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窓の単体の価格

建築コストのおおむね5%~10%くらいが、いわゆる窓や玄関ドアなど窓関連の費用になります。一般的によく使用される窓で、窓単体に限って言うならば、窓サイズにもよりますが、「FIX窓」<「引違い窓」<「滑り出し窓」のような順にコストが上がっていきます。

また、稼働部分の多い窓ほど、窓(ガラス)サイズは小さくても高くなる傾向があります。ですから、正方形の滑り出し小窓がたくさん付いている家は、意外と窓にコストが掛かっていると考えて間違いありません。


窓の用途

窓は、取り付け場所と用途により、使い分ける方が効果的です。主に窓を付ける目的には「視覚」「採光」「通風」の大きく3つがあります。最近では、あまり窓を開けないという方も増えていることと、実際に通風して気持ちの良い季節は、春と秋のわずかな期間ですから、3つの目的の中では優先順位として一番低くなると思います。

また視覚については、住宅地の中に建築する場合には、左右や裏手にも家が建っていて、そもそも視界という意味では期待できないことも多く、どちらかと言えば圧迫感を感じない程度の視界と考えた方が良いかも知れません。

最後に採光については、建築基準法で居室の採光が要求されますので、その基準をクリアするためには、必ずしも必要でなくても、窓を付けざるを得ない場合もあります。


窓の選定

一つの家に、あまり多くの種類の窓があると、取り付け高さにもよりますが、外観上、何となく統一感のない家が出来上がってしまいます。以前のように、やたらと多くの窓をつけたがる人は、防犯上や掃除の手間の観点から少なくなりましたが、窓の選定は、3種類程度に抑え、不要な場所には付けないことにより、外観の統一感やコストUPを防ぐという意味で効果があります。

最近では、お風呂やトイレには窓は要らないという方も増えていますし、洗面所については、明るさが確保できればOKなので、FIX窓を選びたいという方も増えています。

さらに気密性という視点で見ると、「引違い窓」<「滑り出し窓」<「FIX窓」の順に気密性が高いため、FIX窓を多用される家は、おのずと気密性も高まりやすいと言えます。僕も今の家に住んで20年以上になりますが、開閉できる窓は付いているけれど、ほとんど開けない窓もあります。今、考えれば、その窓もコストが掛かっていると思うともったいないですね。


最後に

家づくり計画の初めの頃に提案される図面を見て、窓に注目される方は、それほど多くありません。中には窓は付いることが当たり前すぎて、意識の中にないという方もいらっしゃいます。しかし暑さ寒さの5割~7割が窓によるものだということを知っていれば、窓に対する考え方や選び方も変わってきます。

最近の主流である樹脂サッシの実際の耐久年数も気になるところですが、窓の選び方次第で住宅性能も外観デザインも左右されますので、注目してみられるのもよいかも知れません。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。



★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。

人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。



それでは、また~^^/

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