スキップフロアを作って住んでから後悔しないために知っておきたいこと
こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!
フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。
社会環境が大きく変化する中で、間取りに求められることも時代と共に変化をしていきます。近年ではインターネットを活用される方が増え、InstagramやPinterest、YouTubeなどのSNSで発信された情報を元に、自分の家づくりに活かされる方も多くなりました。
スキップフロアを作って住んでから後悔しないために知っておきたいこと
写真映え(画像映え)するのは、人とは少し変わった間取りや装備などですが、デザイン的には人気があるものの、実際の採用の際には、実現するための費用や本当に必要なのかといった、実際の暮らしを想像しながら検討を進めていく必要があります。
そこで今回は、SNSに多数の投稿がされている割に、実現するのか、見送るのかを悩まれることの多い、スキップフロアについて解説をしておきたいと思います。
スキップフロアのメリット
空間を横ではなく縦に使えるスキップフロアは、有効な空間利用ができるため、変化があってユニークで他にはない間取りを作れるという意味では、非常にメリットがあります。
空間を縦に使うため、視界が抜けやすく、各部屋に立体的なつながりを生み出すことが出来ます。また空間同士が緩やかにつながり、家族の気配を感じながら、各階のズレを上手く活用出来れば「蔵(収納)」や「セカンドリビング」なども作ることが出来ます。
スキップフロアのデメリット
その一方で、スキップフロアを作って後悔したという声があるのも事実です。スキップフロアを作ろうとすると、構造が非常に複雑になるため、建物構造として安定させることが難しく、耐震性をUPしようとすると考えていた場所にスキップフロアを作れないこともあります。
また建築コストも高くなりやすいことや、スキップフロアを作るがために、余計な広さが必要になり、実際に住んでみたら使い勝手が悪かったという意見もあります。
更に若いうちはよいのですが、年齢を重ねた時に、移動の度に数段の階段の昇り降りが必要になるため、バリアフリーではなくなってしまうという欠点もあります。また合わせて、身体が不自由になった時のリスクも考えておく必要があるかも知れません。
最後に
スキップフロアは、空間を縦に活用できることから、ユニークで解放感のある間取りを実現しやすくなり、住む人との相性が良ければ、他に無いオリジナルな暮らし方のできるメリットがある反面、建築コストや構造、ライフスタイルが変化した時のことも考えながら、採用するのか、見送るのかを判断しなければならない難しさがあります。
せっかく注文住宅で家を建てるなら、ありきたりではなく、オリジナルでユニークな家にしたいという気持ちも理解できますが、採用にはあらゆる可能性やリスクも含めて考えておく必要がありそうですね。何か気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。
★家づくりは望む人生を手に入れる手段です。望む人生を手に入れられないとしたら、家づくりが成功したとしても、意味がないと私たちは考えます。
人生は家づくりだけで考えないで下さい。私たちと一緒に望む人生を手に入れましょう。この記事があなたの望む人生を手に入れるお役に立てれば幸いです。
それでは、また~^^/
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