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床下収納の設置場所として適切な位置はどこがいいのか?

こんにちは。住宅コンサルタントのならざきです!

フィックスホームは、大津市・草津市・栗東市・守山市周辺で、高気密高断熱の省エネ・エコ住宅を建てる工務店です。

家づくりのご相談をいただいているお客さまから「実家に床下収納があるのですが、全く使っていないのでいらないです」というお話しをいただきました。一般的な床下収納とは、キッチン前や洗面室などに設置されていることの多い、床がフタになっていて、開けると中に物が収納できるようになっている部分のことです。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。



床下収納の設置場所として適切な位置はどこがいいのか?


実は僕の自宅には、床下収納が2ヵ所あります。そんなに大きな家ではないので、収納できる場所は少しでも多い方が良いと考えて、キッチンと洗面脱衣室に設置をお願いしました。キッチンについている床下収納庫は、フタをあけると、中の3つの収納ケースが左右にスライド出来るタイプで、見た目は1つの床下収納ですが、収納量は通常の3倍です。個人的には付けて良かったと思っています。

そこで今回は、床下収納は使用しないという方が多くなっているとは言うものの、設置しなければならない理由や、設置するとしたら、どの場所が適切なのかについて解説をしておきたいと思います。


床下収納は必須?

フィックスホームでは新築をする場合、床下収納は少なくとも1カ所は設けていただくようにしています。床下収納を設ける最大の理由は、床下のメンテナンスをする際の出入り口に使用できるという点です。床下収納は、フタを開けて、中の収納ケースを取り外すと、そこから床下に入って点検ができるようになっています。

点検の際には、床下に異常がないかをチェックしたり、配管の漏れなどが無いのを目視するために、最低でもどこか1カ所は床下に入れる場所を作る必要があります。

昔は和室が多かったため、畳を上げて床下に潜ることができたのですが、現在では、フローリングの部屋が多いことや、床の下地材として根太の変わりに、剛床という厚い板を使用している関係で、床下に入れる場所が限られているからです。



床下収納の使い方

先ほどもお伝えしたように、床下収納がよく設置される場所としては、キッチンや洗面脱衣室が圧倒的に多く、その使い方としては、例えば、キッチンであればペットボトルやお米など食品関係の買い置きを保存する場所として、そして洗面脱衣室では洗剤やシャンプーなど、サニタリーで使用する物の買い置き収納として使われることが多です。

ストックをしておく場所としてお伝えしたのには理由があります。床下収納は、物を取り出すびにフタを開けて、しゃがんで取り出さなければならず、重い物だと出し入れが大変なのです。ですから、毎日のように開け閉めするのではなく、必要な時だけ使用するというのが最も適しています。



床下収納の設置場所

昔の床下収納は、取っ手の部分や枠がアルミなどの金属で作られている商品が一般的で、冬場などに素足で踏むと冷たく、見た目もあまりいいものではありませんでした。またフタの部分の厚みが薄かったこともあり古くなってくると、ギシギシとキシミ音がしたり、寒さを感じる原因になっていました。

しかし現在、フィックスホームでも使用している高気密高断熱用の床下収納は、取っ手や枠が樹脂で作られていることや、断熱材の入ったフタになっていて、古くなってもキシミ音や冷たさを感じにくい商品になっていますので、そのデメリットは大きく改善しました。

それでは、床下収納は、家のどこに設けるのがベストなのでしょうか。先ほどもお伝えしたように、買い置きしておく物が多い場所と言えば、キッチンや洗面脱衣室になりますから、床下収納を収納場所の1つとして考える場合には、設置位置はおのずと決まってきますね。

逆に床下収納は、出し入れの不便さから使わないという方は、どこに設置すればよいのでしょうか。その場合には、あえてパントリーやウォークインクローゼットの中などの、人が通りにくく目立ちにくい場所に設置するのがベストです。普段の収納として使用しないということは、使用目的は床下の点検口としてのみになりますので、隠れる場所で全く問題はありません。

ただ建築する工事業者の立場として、1つだけお願いをするなら、出来ればキッチンやお風呂、洗面脱衣室などの比較的、水回りに近い場所に設置していただけると、お引き渡し後のメンテナンスや点検などもしやすいということはあります。



最後に

今回は、床下収納は使用しないという方が多くなっているとは言うものの、実は設置しなければならない理由があったり、設置するとしたら、どの場所が適切なのかについて解説をしてきました。

床下収納は、その使いにくさから近年は敬遠され気味ですが、メンテナンスなどの理由で、どこか1カ所は設けていただく必要があります。設置場所は、床下収納として使用するのか、点検口としてのみ使用するのかにより変わります。間取りづくりの際には、その点も高考慮しながら設置場所を検討してください。何か気になることがございましたら、遠慮なくご相談ください。



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それでは、また~^^/


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