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7月22日(月):SFがくれる「未来を見る目」と「選択肢」

一昨日からは雑誌「BRUTUS」の最新号が「夏はSF」と題した特集だったことから、関連した内容を記してきましたが本日あたりで一区切りです。

SF作品は起こりえる未来を描き出している面もあるので、ざっとそれらに触れているだけでも、少し先の未来を概観できたり、それに対する考え方や気持ちの面での備えに役立ちます。

既に実用されている「AI」をはじめ、ロボットの「アンドロイド(ヒューマノイド)」などは古くからSFの中心的な題材に据えられてきました。

これら象徴的な存在を通して「人間とはなにか」、「テクノロジーをどう扱うべきか」といった問いが発せられていたりします。

また「ウイルス」や「気候変動」を描いた作品も一定数あり、新型コロナのパンデミックや昨今の異常気象ともいえる状態への警鐘にもなっていたと思います。

そこでは「欲望」や「エゴ」、「私たちはどうあるべきか」といった選択を迫るものも少なくありません。

いずれにせよ自分たちの選択次第で起こりえるかもしれない可能性の一部をSFが示唆している面は確かです。

だからSFで出てくるツールや世界観などに触れておくことで、その先を見据える「目」を養ったり、「選択肢」を広げる一助になる面もあるんじゃないかと思います。

例えばSFに出てくる題材やツールのなかで、今後とつながってきそうな要素に次のようなものが挙げられるかもしれません。

・複合現実(MR:仮想現実を現実世界に表現する技術)
・シンギュラリティ(AIが人間の知性を上回る転換点)
・スペースコロニー(宇宙空間に建造される人間の居住地)
・サイボーグ(人体と機械の融合、人体の拡張)
・サイバーパンク(人体や意識の拡張が普遍化した世界)
・記憶(外部化、操作、消去、追加など)

これらは一例に過ぎませんが、SF作品を楽しんでみると思わぬ副産物があるかもしれませんので、「BRUTUS」の特集のごとく「夏にSF」というのもオススメかもしれません。

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