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5月21日(火):2030年には高齢者の7人に1人が認知症患者に

先般に厚生労働省研究班が認知症の患者数について、2030年には推計で523万人にのぼる見通しであることを発表しました。

2022年から2030年までの間に約80万人増える計算で、高齢者の14%にあたる7人に1人が認知症患者となる割合です。

そして団塊ジュニア世代が65歳以上を迎える2040年には認知症患者数が584万人になると見込まれています。

かねてより高齢化に伴って認知症患者が増えることは想定されていましたから、この数字自体に大きな驚きはありません。

前述した2030年時点で認知症患者が523万人との推計は、2014年度に行われた推計と比較をすれば約3割下振れした数字だというので、その点は前向きに捉えることができます。

認知症患者数が10年前の推定に比べて下振れした要因としては予防や禁煙など健康意識の変化があげられていました。

こうした状況をみると今回の2030年や2040年の認知症患者の推定も、それを額面通りに受けてめて悲観するのではなく、予防や治療、介護を含めて社会全体での取り組みを充実させて、現在の推定からさらに下振れさせることができれば良いですね。

私たちはスクール制小型フィットネスクラブを運営する民間企業なので、ここに貢献できるのは運動面からのアプローチと、コミュニティを通じた人とのつながりの場を生み出していくことです。

運動が脳にとっての望ましい刺激、認知症の予防に効果があることは既に実証されているし、奇しくもコロナ禍では人との対面の場を欠いたことで高齢者において認知症になってしまったり、症状が悪化してしまったことからも、人とのつながりによる社会的処方の重要性がクローズアップされることになったばかりです。

ここは現在の取り組みによって未来を良好に変えていける部分なので、自分たちの事業領域でやれることに尽力していければと思います。

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