靴工房きびす

北海道釧路で元教員の店主が靴の修理や磨き、オーダーメードでインソール作成しています。足…

靴工房きびす

北海道釧路で元教員の店主が靴の修理や磨き、オーダーメードでインソール作成しています。足の測定は18歳以下無料、インソールによるサイズ調整や足のトラブルお任せください。noteでは足や靴に関する話題を投稿をしています。 https://kibisu.hp.peraichi.com/

最近の記事

プロモデルから考える

色々なスポーツで活躍するプロが着用する専用のシューズ。 プロモデルやシグネチャーモデルと言われるシューズ。やっぱりかっこいいですよね。 今だと大谷翔平選手のニューバランス辺りになるのでしょうか? 現在45歳の僕はスニーカーブームど真ん中の青春時代で ジョーダンをはじめとしたバッシュのシグネチャーが出まくり、高値で取引されていました。オリンピックカラーとかありましたね。 買えずに雑誌で知識だけは豊富なタイプです。 このプロモデル選手のプレー込みで、かっこいい・こんなプレーをし

    • 二兎追うものは...

      靴に求めるものは? ファッション性?機能性? 機能と言っても、軽さ、クッション性、丈夫さなど上げていけばキリがない。 ファッション性がありつつ機能性も盛りだくさん。そんな靴が理想的ではあるけれど、特に機能性については軽さを求めると機能的には削除されてしまう部分があったり両立の難しいものがいくつもあります。 だから個人的な解答としては「その時々に必要な条件に特化したものを選ぶ」のが良いと思っていて、それぞれの機能に特化した靴を持っていると対応の幅が出ると思っています。 しか

      • 浮き指とは言うけれど

        店で計測を希望されるお客様は痛みなどトラブルや悩みを抱えた方が多いので浮き指の割合がとても高く、10本キレイに地面に着いている方は稀で、計測しながらついつい「おおっ」と声が出てしまいます。 それくらい現代人の浮き指は増えていると言われています。 その割には自覚している人はそれほど多くない…何故か。 意外と気が付かない それは浮き指とは言うけれどそれほど浮き上がっていないからです。 浮き指で画像検索をしてみると これくらいしっかりと、見るからに浮いている指の画像が多く出て

        • マジックテープにもっと光を!

          室内に入る際に靴の脱ぎ履きが必要が多い日本。 意外と朝夕の1回ずつの数分の手間と言う人も少なくないのだが、 それでも脱ぎ履きが面倒くさいと言う風潮が広まり、 スニーカーだとスリッポン、革靴ではローファーなど人気です。 (もちろんファッション的な側面で履く人もいます) 紐靴となると緩く結んだままスポスポと脱ぎ履きできる状態を維持する人が多く、実はそれが足元のトラブルを招いていることに気が付いていない人もたくさんいます。…実に残念。 僕も日本人。 住環境や求めたいことを理解はし

        プロモデルから考える

          正しいって難しい

          「正しい」姿勢、「正しい」歩き方… よく見かけます。 特に「正しい」歩き方 いっぱいあり過ぎてどれが「正しい」のかわかりませんよね。 せっかく見つけて実践してみても、翌日まったく真逆の歩き方を推奨する記事を見つけたり、 もしかすると、身体に合わず疲れたり痛みが出るなんてことも… どうしても人の目に留めるために「正しい」「間違っていた」など強めの言葉を選んでしまうのでしょうがないのかもしれませんが これが正解!と言うのは無いのかもしれません。 僕自身がデータを取ったりしている

          正しいって難しい

          フレックスポイントと言う沼

          靴を選ぶ際に気にするサイズは23.5cmや26cmといった足長がベースになります。最近ではそこにDやE、EEEなどのイズ・ウィズなどと呼ばれる幅の概念が入ってくるようになりました。 うまく使えば自分の足にフィットする確率が上がるのですが、こだわり出すと選択肢が増えすぎて…となってしまうのも事実。 そこに更に「フレックスポイント」という観点を追加して、みなさんの靴選びをさらなる沼に・・・快適にするお手伝いの情報です。 フレックスポイントとは? 簡単に言うと靴の曲がるべき場所

          フレックスポイントと言う沼

          一撃必殺!

          「北斗の拳」のケンシロウのように秘孔を一突きで… そんな風に初見・一発の処方で効果抜群!まさに一撃必殺!なんて接客ができれば言うことないんですけど、うまくはいかないもの。 秘孔とまではいかなくても、せめてツボ押しや鍼灸のように 「ここを刺激すれば、ここに効果が表れる」と言う決定打が欲しい。 今日はそんな話なので、足元のトラブルや健康に関心があって色々調べているんですと言う人にはぜひ読んで欲しい。 インソールは難しい 競技などに合わせた使用の用途、効果を考えると1つの形で全

          モデルウォーク・ジャパニーズスタイル?

          最近はベアフットシューズやその時の歩き方。 そこから派生してクッション性の全くない草鞋や下駄の生活をしていた昔の日本人の歩き方や身体の使い方にも興味が向いています。 そして、元来お祭りも好きでこの時期になるとSNSの投稿や動画サイトには各地のお祭りの様子もオススメとして流れてきます。 毎年、何気なく見ていたのですが、今年は興味関心のフィルターを通して見たら改めてスゲーなとなった話。 阿波踊り。男踊りと女踊りがあって、今までは男踊りの重心の低さなんかもかなり目がいっていたの

          モデルウォーク・ジャパニーズスタイル?

          ポジティブインソール、ネガティブインソール

          完全にイメージで付けた造語になります。 ポジティブ(前向きな)ネガティブ(後ろ向きな)と言う感じで捉えてもらえると話が見えやすいです。 ネガティブインソール ここでは後ろ向きな理由と言うか、後出しな理由で作る・入れるインソールとさせてください。 ではどんなものがネガティブに当たるのかと言うと、 「痛みや調子の悪さを感じてから作るインソール」と定義します。 実際は痛みに対策して自分の足で歩きたいとすごくポジティブだったりするのですが、あくまで話の中の分類です。 来店させるイ

          ポジティブインソール、ネガティブインソール

          ベアフットシューズについて考える

          最近はすっかりと自分の足を使える足にすべく、ベアフットシューズの考え方などを知識として吸収しています。 気をつけるのはどれも鵜呑みにしない。別にスポンサーについてもらっている訳でもなく、忖度は無いので各社、各考えの美味しいとこどりをしていきたい。そんな感じです。 中でもvivobarefoot(ビボベアフット)の理屈は思い当たる節が多い気がしています。 気になる方はホームページやyoutubeチャンネルを覗いてみてください。 有名なメーカーなので、いろんな人の使用レビューも

          ベアフットシューズについて考える

          靴の整体?サイズの調整

          靴にとは切っても切り離せないサイズの問題。 その調整に関するお話。 きついので伸ばしてもらうことはできますか? 店で試着して買っているのならまず起きないであろうこの現象。実は意外と多い。原因は大きく3タイプ。 1.試着していない  サイズ表記を信じてネットで買う人で「届いてみたら思いのほか小さかった」…これは買い方から見直した方が良いです。そうならないように、実店舗で同じメーカーの靴に足を入れて試しました。同じモデルで試してネットの安く売っているものを買いました。と言う

          靴の整体?サイズの調整

          インソールは外せるものを!

          夏休みに入り、子どもの靴を芯が奇異に向けて見直す方も多いのではないでしょうか?そんなタイミングに合わせて靴選びのポイントとしてのインソールとその理由をご紹介! あっ、もちろん大人にも対応しています。 靴選びはサイズ等々ありますが、今日はインソール。 タイトルにもある通りにインソールは一体化したものよりも外せるものを選びましょう。ただし、サイズなど足に合った靴などの条件を飛び越えた最優先事項ではありませんのであしからず。 インソールの種類 簡単に3つ。 ・すぐに外せるもの

          インソールは外せるものを!

          守る靴、鍛える靴

          前回のかわいい子には…の続きとなります。 現在は技術の向上もあって靴のテクノロジーも進化しています。 クッション性、軽量化、反発などを使った能力の強化など恩恵は様々な効果を与えてくれます。 一方でそれに頼り切ってしまうと足自体が持つ機能の低下も懸念され、 若い世代の浮き指や踵の細い子が多いのは、靴の性能向上によって成長期の足への刺激が不足している可能性も指摘されています。 なので大ブームにはならないものの、 一定期間ごとに「裸足を鍛える・足本来の機能を取り戻す」と言った

          守る靴、鍛える靴

          かわいい子には旅をさせよ

          「獅子の子落とし」「いとしき子には杖で教えよ」「親の甘いは子に毒薬」いずれも、甘やかしてばっかりはダメですよ。試練を与えて鍛えることも大事ですよ。そんな意味のことわざですよね。 うちの投稿になるので当然、「子=足」となるわけですが、 どうでしょう?甘やかしてはいませんか? 靴もインソールもあくまで道具、足の機能を助けるためのサポーター靴もインソールもあくまで道具、足の機能を助けるためのサポーターです。適切に使えば負荷が減ったりもしますが、依存が過ぎると大元(この場合は足)

          かわいい子には旅をさせよ

          やんわりと断られる理由~卵、鶏どちらが先か~

          お子さんの足のサイズを知りたいと計測を受けに来た家族。 計測結果と足の状態の説明を聞きながら、自分の足も気になっている親御さん。 「今度、親御さんも計測いかがですか?足の特徴と正しいサイズが分かるだけでもかなり違ってきますよ」 そんな風に声を掛けるのですが、体感で半分近くの方は 「そうですねぇ…」と前置きしつつ、 「足をきれいにしてから」とやんわりお断り。その後に「きれいになったので来ましたぁ!!」と言う人にはまだ出会っていません。 断る理由としての綺麗・汚いは「ジョギング

          やんわりと断られる理由~卵、鶏どちらが先か~

          インソールにできる事

          それぞれの足の形やトラブルの状況に応じてインソールを作ったり、既製品をカスタムしている訳ですが、インソールでの効果は大きく2つあります。 足裏から形を整えトラブルに対処する 靴内のサイズ、環境を調整する 足裏から形を整えトラブルに対処する方法 足首より下の骨格のバランスを整えることで足本来の機能が使えるように矯正する。そのバランスが崩れたことによるトラブルを修正・回避する。靴の中で力がかかる部分のクッション性を高めて物理的に衝撃を和らげる。 「矯正」を伴う場合にツボ押し

          インソールにできる事