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一撃必殺!

「北斗の拳」のケンシロウのように秘孔を一突きで…
そんな風に初見・一発の処方で効果抜群!まさに一撃必殺!なんて接客ができれば言うことないんですけど、うまくはいかないもの。

秘孔とまではいかなくても、せめてツボ押しや鍼灸のように
「ここを刺激すれば、ここに効果が表れる」と言う決定打が欲しい。
今日はそんな話なので、足元のトラブルや健康に関心があって色々調べているんですと言う人にはぜひ読んで欲しい。

インソールは難しい


競技などに合わせた使用の用途、効果を考えると1つの形で全てを補うと言うのはかなり不可能に近いことは重々承知しています。
それを踏まえてもインソールの種類って多すぎませんか?
しかも、店頭で試着できない場合が多かったり、試着できても実際に長時間使用の感覚や負荷の高い動きに対しての効果は入れた瞬間だけではわからないものです。(その点は靴も一緒ですが)
初めてのインソールなら尚更で、今感じているこの足元の感覚は良いものなのか、痛みや不快感に繋がる悪いものなのか...…う~ん、わからん!
と言うのが正直なところでしょう。
作っている・売っている側としても靴の中の様子が見えないので、外から触って余計な隙間が埋まっているかのサイズ感くらいしか確認できず、装着感などはお客様の感覚と感想任せになってしまいます。
沼にはまってインソールやランニングシューズを何足も渡り歩いてきた人でもなければ、具体的にここがこうなると…なんて言葉は出てきません。
ただでさえ選ぶのに苦労するのに、種類もいっぱいあったら決めきれないですよね。なんでこんなにいっぱいあるんでしょう?

インソール多すぎ問題

1つは最初に触れた

用途ごとの細分化。


でもこれについては用途を選べば良いのでそこまで問題ではないはず。
そして

根拠のないインソールが紛れ込む。

これも少し考えたら簡単に除外できるので問題なし。
「痩せるインソール」なんてたくさん出回っているけど、明確で直接的な根拠はなし。もしあるのなら、世界から肥満体型は簡単に根絶できるはず。
インソールを使うことで姿勢が良くなり代謝が上がるとか、足元が安定することで運動への不安が減ってなどから巡り巡って痩せましたはあり得ます。
とくに問題なのは

同じトラブルに対してアプローチが多いこと!


扁平足に特化したインソールでも、ここを持ち上げてとか、この素材を硬くすることで…などいろんな視点の商品が出ていて、どれもそれなりに言うことの理屈は通っているのです。理屈的に合っているのに乱立するのは直すにはこれ!と言う一撃必殺の理論が無いから。
原因も1つとは限らないので、難しいところではあるんだけれどここのポイントさえ押さえておけば扁平足には9割効くよ!なんて誰も文句が付けられないような論文が出てインソールに反映されたら作る方も選ぶ方も幸せになれるのに…

足元はまだまだ開発段階

だから意見が分かれて、どれを選べば良いのかわからなくなるのです。
いっそのこと「宇宙からの気が降り注いで」みたいな見るからに怪しいことを言っていれば判断も付くのですが、みんながみんなそれっぽいことを言うもんだから(笑)僕も含めてなんですけどね。
しかも方向が似ている中でならまだしも、
「踵着地はよくない! ⇔ 踵着地で歩こう!」
「土踏まずをしっかりと支えよう ⇔ 土踏まずを埋めると足が機能しない」

そんな正反対な理論がどちらもそれらしく、主張されているので参っちゃいます。
個人的な見解としてはケーズバイケース
それはずるいと言われるかもですが、どの主張も正しいと思う部分があるので決定打がないのなら1つの考えに固執せずに用途によって良い物を選択すればいいじゃん。と言う感じです。

ブログやyoutubeなどはタイトルのインパクト勝負なところもあるので、
僕のようにずるい選択はしませんよね。
ただ、少し興味があって検索してみた程度の人にとっては、
どっちを信じればよいのさ????
となるのは間違いないところ。

数学的な揺るぎようのない1つの解答と言うより、
読み手の数だけ受け取り方があってどれも間違ってないよという国語や文学的な解答に近い世界になっています。
だからこそ、色々試してみたら良いのですが、たまに症状がひどくなるからこれだけはやっちゃダメ!という地雷も存在しているから質が悪い。
迷宮入りは確実です。
助けて、ケンシロウ



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