浮き指とは言うけれど
店で計測を希望されるお客様は痛みなどトラブルや悩みを抱えた方が多いので浮き指の割合がとても高く、10本キレイに地面に着いている方は稀で、計測しながらついつい「おおっ」と声が出てしまいます。
それくらい現代人の浮き指は増えていると言われています。
その割には自覚している人はそれほど多くない…何故か。
意外と気が付かない
それは浮き指とは言うけれどそれほど浮き上がっていないからです。
浮き指で画像検索をしてみると
これくらいしっかりと、見るからに浮いている指の画像が多く出てくるのでどうしてもそれとの比較になってしまいます。
これくらい浮いていれば、自分の目で真上から指を見ても浮いていると視認できるでしょう。
でも実際のところは、そこまで浮いているのは相当なので「上から見下ろすだけではわからない・でも浮いている」と言う方の方が多いでしょう。
イメージで言うとゲームセンターにある「エアホッケーのパック」
ふわふわ目に見えて浮いている訳ではないけれど、地面から離れていて摩擦や地面とのグリップ感がない。…そんな状態を思い浮かべてもらうと良いと思います。
チェック方法
じゃあ、視認できないのにどう判断するのか。
全て意識せずリラックスして立った状態でお試しください。
1人でやろとすると重心が変わるので誰かにやってもらえるとベスト!
①地面の高さで写真撮影
上の写真のようなアングルで写すと、自分の目では確認できない地面との
隙間が見えてくるかもしれません。
②濡れた足で立つ
ビショビショだとにじんだり水滴でわからなくなるので湿っている程度の
足で新聞紙など色の濃淡が出やすい紙や珪藻土のバスマットなどがあれば
静かに乗ってみましょう。もしかすると10本分の影が出ないかも?
③紙を差し込む
自然に立った状態で、他の人に指と地面の間に薄い紙を差し込んでもらい
ます。地面にしっかりと設置している人はそこで止まりますし、浮いてい
る指だと指の付け根まで何の抵抗もなくスルスルと紙が進んでしまいま
す。
④指を動かしてもらう
③と同じく自然に立った状態で他の人にそれぞれの指を左右に動かしても
らいましょう。地面への接地が弱い指は摩擦なく動いてしまうはずです。
店の計測でもこれをやると地面に触れていないことを実感してもらえるこ
とが多いです。
対策
チェックしてみたら浮き指かもしれない?…そんな場合はどうしたら良いのか。運動不足などからくる浮き指の場合にはまずは指を使う意識を持つこと。あとはストレッチやインソールでの対策などがあり、調べると色々出てくるはずです。
ただし、浮き指の原因も多岐にわたります。
足裏の他が崩れっぱなしで指だけ使おうとしても改善しないこともあるので、その時には根本となる原因から対応しないといけません。
運動不足の他にも、例えばサイズの大きい靴を履いているのも浮き指になりやすい環境です。
浮き指。それ自体に痛みが伴うことは少ないので見逃しがちですが、
重心崩れを引き起こして状態の歪みからコリや神経痛になることもあり決して看過はできない症状です。
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