幼少期、場面緘黙症だったわたし【高校生になる】【最後の学生生活】
高校時代を振り返る
いじめっ子からの解放でやっと自由に。
ほぼ知り合いがいない高校に入学したわたしは、人格が変わったかのようにとにかく明るく振る舞います。
わたしの人生ここからだ!
と意気込み臨んだ入学式。
『ここで巻き返さないともう二度と這い上がれないぞ。』
そう言い聞かせて仮面をかぶり演じることを徹底しました。
。・゜・・゜・。
中学校まではいじめっこの目があったので、極力目立たないように学生生活を営んでいましたが、
その心配がないわたしは入学当日からチャンスがあれば勇気を振りしぼり話しかけ、
あっという間に友達と呼べる子が何人かできました。
『あれ?自分から話しかけたらこんなに簡単に友達ってできるんだ。』
高校一年生では、
放課後カラオケに行きプリクラを撮ったり、びっくりドンキーでメリーゴーランドを食べながらみんなでワイワイしゃべったり。
休日は洋服を買いに行ったり、映画を見に行ったり、遊園地に行ったり、お笑いをみるのが好きだったので劇場まで足を運んだり。
あと、休日は大きな公園でフリーマーケットも出店していました👕
人との交流があんなに苦手だったわたしが、
「いらっしゃいませー😊」
「よかったら見ていってくださーい😊」
と、積極的に声出しをしている。
みたいなやり取りがすごく楽しかった。
少し前まで人との交流を避けて生きてきた人間が環境が変わることによってこんなにも生まれ変われるんだ…!とものすごく胸がいっぱいになった記憶😌✨
高校時代にはアルバイトもしました。
バイト先で知り合った他校の子とも仲良くなり友達が自然と増えていった。
また、この頃バイト先の先輩に告白され恋愛もした。
今思うとこの頃がいちばん輝いていたかもしれません。
だけど、その輝きは長くは続かなく、
徐々に仮面が崩れていきます。
ある日突然、
ともだちの何気ない発言が引っかかったり、楽しかったカラオケなのになんだか大きな音が気になりだしたり。
『あれ?なんか…シンドいな…』
わたしは心のざわつきに気がつきはじめます。
この映画別に観たくないんだけどな…
洋服も別に欲しくないけどみんな可愛いって言ってくれてるし買わなきゃ…
と、人の顔色ばかり伺ってる自分に気づき、
そこからなにかが崩れ始めました。
その頃恋愛もうまくいかなくなり、
家の門限も厳しかったので放課後ともだちとあそぶ時間も制限されていきます。
徐々にみんなの会話にもついて行けず、
「なんの話??」と横入りする度胸もなく、ただニコニコしながら相槌をうつことでなんとか必死に居場所を保ってました。
だけど、それも限界に。
高校デビューというスタートダッシュで力尽きたのと、波長を無理やり人に合わせていた(仮面をかぶっていた)のがことの要因。
仲良くしてた子たちの中に波長が合うなーって子は正直あまりいなかった。
(素でいられたことはなかったかも)
所詮はただの仮面。
こころのどこかで、
『いつかは化けの皮が剥がれるんじゃないか…』とビクビクしていたのかもしれません。
入学式でかぶった仮面はわたしには重すぎたのでしょう。
なんとかしてぼっちは避けなきゃ!と、
『見かけだけの友達』に取り憑かれていたわたし。
高校2、3年生の頃は話せるともだちも徐々に減り、休み時間もひとりで過ごすことが多くなってきます。
。・゜・・゜・。
それでも、楽しかった思い出があるのも紛れもない事実。
フリーマーケットで人との交流の楽しさに気づくことができたのも思い出としてわたしの中にきちんと残っている。
当時は、
『あんなに順調だったのにどうしてまたこうなっちゃったんだろ…』とじぶんを責めることしかできませんでした。
その思いだけが頭の中グルグル渦巻き、結局高校生活もモヤモヤしたままおわりを迎えます。
───OO────
高校の子とは卒業と共に疎遠になりましたが、バイト先で知り合った他校の子とはありがたいことに今でもたまに食事に行く仲です。
わたしは大学には進学しなかったので、学生生活はここで終了となります。
義務教育の9年間+高校生活=12年という長い歳月の中で、たのしかったのは高校デビューした一年間のみ。
残りの11年間は暗黒で、今でも消えないこころの傷もあるけれど、楽しかった1年間があるんだしもう過去を悔やむことはやめよう。
てか、やめたい。
もういい加減解放させてくれ!
…という思いで今を生きております。
。・゜・・゜・。
今までnoteで数回に分けて学生時代の記憶を綴ってきましたが正直心身ともにダメージ半端なかったです。
わたしは書くのに時間がかかるタイプなので、書いては消し書いては消しを繰り返し_φ(・_・
その間に思い出がどんどんよみがえり、
あーあんな事もあったなー
こんな事もあったなーと次から次へとイヤな記憶で脳内占領されていきました。
。・゜・(ノД`)・゜・。
それでも書こうと思った理由
おなじような経験をした方、現在進行形でしている方に読んでもらいたかったから。
こんな人間でも生きてるよってことを伝えたかったから。
わたし自身おなじような経験をした方の記事を読み、『1人じゃなかったんだ』と、こころが休まる感覚を得られたので、
この記事も、地球上のだれかひとりにでも届き、『なんか読んでよかったかも』と思ってもらえたら…
それそれはもう筆者冥利に尽きます✍️
今この瞬間だけに意識を向けわたしは生きていく
noteを開く
わたしの、あなたの人生が今この瞬間から始まる
一緒に生きていこう