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ああ日本海側Ⅱ【その13】

お盆もちょっと過ぎたあたりに鳥取に行ってきました。兵庫県からだと中国道を使えばあっという間に行くことができます。和歌山に行くことも考えたのですが、去年までは和歌山を中心に瀬戸内と太平洋の魚を観察してきたので、今年は日本海の魚を検査してみようと考えたことから鳥取にしました。先に結論から述べますと、8月の鳥取はイカと岩ガキのシーズンで魚はあまりありませんでした。もう少しすれば、ウマズラハギなどが出てくるのですが。

かろいち

鳥取県の漁港といえば境港を思い浮かべるかも知れませんが、これは鳥取県の西側にある漁港です。私が訪問したのは賀露漁港という、鳥取県の東側にある漁港です。今回は、”かろいち”という鮮魚や海鮮料理の店が集まったところで魚を買いました。観光客向け的なところがあり、水揚げ量が少なかった魚はあまりならんでいませんでした。しかし、大阪や神戸で買うよりも安く海産物を買うことができますし、小さい水族館もあって子供連れの家族も楽しめるようになっています。先述したように、イカと岩ガキがメインであったことから、アジとヘダイだけを買って帰りました。今回は“かろいち”しか行きませんでしたが、鳥取市内には鮮魚を取り扱う店があちこちにあります。シーフードが好きな方は鳥取旅行を計画してみてはいかがでしょうか?

アジは1匹700円くらいでなかなか良い値段でしたが、味は良かったです。鳥取の方ではアジの旬は7月までなのであまり数は並んでいませんでしたが、兵庫県の浜坂で購入したアジから出てきたのと同じ面白い形の寄生虫がでてきました。

何の変哲もないアジです。
なぜかヘダイが売られていました。小さいアジと合わせて500円くらいでした。こいつにも研究されていない寄生虫がいるのですが、このヘダイにはついていませんでした。

余談になりますが、魚がほとんど買えなかったことから、砂丘に寄って帰りました。鳥取砂丘は、鳥取県鳥取市の海岸に広がる広大な砂礫地で、代表的な海岸砂丘です。山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、南北2.4 km、東西16 kmもあります。おそらく、鳥取県と聞いたら最初に思い浮かべる名所ではないでしょうか。
鳥取砂丘中心部には3列の砂丘列があるのですが、その中で一番目有名なのが第2砂丘列で、通称”馬の背”です。もし、砂丘に行く機会があれば、車を市営駐車場か近くのお土産売り場に停めることになると思うのですが、そこから一番近いのがこの馬の背になります。けっこう近くに見えたので散歩がてら馬の背まで行ったのですが、かなりきつかったです。看板の注意書き「熱中症に気をつけましょう。飲み物を持参して、無理せずひきかえしましょう」は正しかったです。

馬の背から3番目の砂丘を撮影したものです。右端に写っているのはテレビ局(日本テレビ系列?)の方々です。

砂丘には10年ほど前に一度訪れたことがあるのですが、その時に比べて「緑が多いな」という印象を受けました。最初は気のせいかと思ったのですが、オオフタバムグラアメリカネナシカズラなどの外来種が大量に増えているようです。

上の写真とは反対側を撮影したものです。なんか緑が多いですよね。
完全にオアシスになってます。

アジは刺身塩焼きにしていただきました。暦の上ではシーズンオフなのですが、脂がのっていて美味しくいただきました。3枚に下ろして、氷でしめて、ポン酢とワサビで食べるのがとてもあいました。醤油でもよかったのですが、暑かったのでさっぱりしたポン酢は体が求めていたものでした。

これから、秋になってまた旬の魚が変わってきます。次の連休にはお近くの漁港に魚を求めて訪問してみてはどうでしょうか?

いつもサポートしてくれる大学生にやってもらっていたので、自分でやったらとても残念なかんじになりました。まあ、美味しかったからいいけどね!

更新していませんが、ブログもあります。テーマは”イラストで寄生虫を紹介する”です。


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