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離れたところに点を打つ


2023年6月23日(金)朝の6:00になりました。

You can’t connect the dots looking forward.

どうも、高倉大希です。




今日は、なにを着ようか。

おひるは、なにを食べようか。

日々、選択しながら生きています。


自分が持っている服の中から、今日着る服を選びます。

思いつく食べものの中から、今日食べるものを選びます。

日々、選択しながら生きています。


気がつけば、クローゼットが黒い服だらけになります。

気がつけば、毎日お蕎麦ばかりを食べています。

日々、選択しながら生きています。


多くの人が気付いていることを僕だけが知らないということがよくある。(中略)「生まれ方も死に方も選べないけど、生き方は選べる」ということに僕が気付いたのは最近のことだけど、それもみんな当然のことだと知っていたのだろうか。

又吉直樹(2023)「月と散文」KADOKAWA


だからときどき、離れたところに点を打つようにしています。

ふだんの自分だったら、絶対に選ばない色のTシャツを購入します。

これまでに入ったことのないお店で、おひるごはんを食べてみます。


すこしでも迷ったら、自分の意思とは離れている方を選びます。

未来が想像できない方を、優先的に選びます。

このようにときどき、離れたところに点を打つようにしています。


この1年を過ごすなか、ずっと意識していたことがあるんですよ。それは「毎日ひとつ、人生初のことをする」というもの。人生初であれば、どんな簡単なことでもよしとしました。

小林賢太郎のノート「毎日1ミリ、自分史上初」2022.6.23 5:24


なにも意識しなければ、自分から離れることができません。

いまの自分が、好きな服を買います。

いまの自分が、食べたいものを食べます。


すべての出発点が、いまの自分になってしまいます。

いまの自分から離れたところにある未知の世界には、触れることができません。

だからときどき、離れたところに点を打つようにしています。


象について調べているうちに、数学に関心を持って、パリの大学につながって、現地でファッションの勉強をしている女性と恋におちました......なんていう、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな、はじめっからは想像できない連鎖がほんとうにできるのが、「リンク」というものの面白いところです。

糸井重里(2014)「インターネット的」PHP研究所


毎朝6:00に、いまの自分を書き残します。

文字として残しているため、遠慮なく離れられます。


今日は、どこに点を打とうか。

日々、選択しながら生きています。






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