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できていると思っている、できていない人


2023年7月13日(木)朝の6:00になりました。

やればできる子。Y!D!K!ヒィーア!

どうも、高倉大希です。




仕事ができると思っている、仕事ができない人。

コミュニケーション能力が高いと思っている、コミュニケーション能力が低い人。


敬語をつかいこなせていると思っている、敬語がつかいこなせていない人。

人気者だと思っている、大して人気のない人。


青山学院大学陸上部の原晋監督は、「箱根駅伝のメンバーに選ばれなかった人に対して、何かサポートをしていますか?」という質問に、「一切サポートはしない。なぜなら基準が明確だから」と答えていました。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


自分で書きながら、なんだか不安な気持ちになってきます。

みなさまの想像どおり、「できる」という思い込みはときに悲劇を生むのです。


自己評価と他者評価のズレほど、おそろしいものはありません。

自慢話ばかりする人が、嫌われる理由とおなじです。


ズレを認識した上で、突っ走る分にはかまいません。

ズレを認識できていないことが、問題だという話です。


「どんな仕事でも、とにかく毎日、一〇年やったらモノになる」と言いましたが、一〇年以上やっている人は、まず、「自己評価が正確である」と言えるんです。

吉本隆明、糸井重里(2004)「悪人正機」新潮社


「継続は力なり」と言われる理由も、きっとここにあります。

おなじことを続ければ、自ずとこのズレに敏感になっていきます。


note の毎日投稿だっておなじです。

毎日投稿しているはずなのに、いっこうにスキがつかなかったり。

毎日投稿しているはずなのに、いっこうにフォロワーが増えなかったり。


自己評価と他者評価のズレの認識こそが、継続によって得られるお土産です。

なんども言いますが、ズレそのものがわるいわけではありません。

ズレているという事実に気づけていないことが、問題なのです。


そのコンテンツが魅力的だという立証責任は、エンターテイメントや、ビジネスにおいてはあくまで作り手側にあるのです。

高橋弘樹(2018)「1秒でつかむ」ダイヤモンド社


世阿弥は「初心、忘るべからず」という言葉を残しました。

どんなときでもできない自分を忘れるな、という意味です。


できることが増えれば、同時にできないことの多さに気がつきます。

この世の中、できないことだらけです。


だからといって、うつむく必要はありません。

「できない」が、デフォルトなのです。


初心、忘るべからず。

どんなときでも、できない自分を忘れてはなりません。






サポートしたあなたには幸せが訪れます。