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本を読むことよりも本を買うことが好きなのかもしれない


2023年6月30日(金)朝の6:00になりました。

行きつけの書店によって人生が変わることがある。

どうも、高倉大希です。




積読が、20冊あります。

下手すれば、20冊以上あります。


毎日なにかしらの本を読むので、積読は確実に減るはずです。

ところが、一向に少なくなる気配がありません。


なぜなら、新しい本を買うからです。

読んでいない本がたくさんあるということが、わかっていたとしてもです。


行きつけの書店によって人生が変わることがある。その書店に並べてある本がすべての世界の窓口であるからだ。今でこそ行きつけの書店はなくなったものの、ぼくの場合は小学校、中学校、高等学校時代のそれぞれを一軒ずつの「本屋さん」が支配していた。それは豊饒で甘美な支配者であった。

松岡正剛(1980)「概念工事」工作舎


もしかすると、本を読むことよりも本を買うことが好きなのかもしれません。

想像力と数百円。

給料日前だとしても、数百円の本なら手が出せてしまいます。


本そのものは、ただの紙の集まりです。

しかし、そこには有意義な未来が詰まっています。


実際に読むかどうかは、また別の話です。

内容が充実しているかどうかも、また別の話です。

本を買うという行為そのものに、大きな意味があるのです。


ぼくは、ひとりの時間を持たない人は、どこか嘘があると思う。できれば、ひとりの時間を持っている人や、それを経験してきた人と付き合っていたいんです。

糸井重里、古賀史健(2018)「古賀史健がまとめた糸井重里のこと」ほぼ日


ぶらりと旅にでかけたら、必ず本屋に立ち寄ります。

いまどき、そこでしか買えない本なんて、随分と少なくなりました。


インターネットで検索すれば、簡単にみつかります。

電子書籍でダウンロードしてしまえば、すぐにでも読みはじめられます。


それでもなぜか、本屋さんで買いたくなってしまいます。

来たときよりも重い荷物を背負って帰路につくのが、いつもの流れです。


小説というのは作家が難問を読者にぶっつけてあとはトンズラしちゃうわけでしょう。

横尾忠則(2020)「言葉を離れる」講談社


今日も、新しい本を読みはじめます。

積読は確実に減るはずです。


ところが、一向に少なくなる気配がありません。

なぜなら、新しい本を買うからです。


実際に読むかどうかは、また別の話です。

内容が充実しているかどうかも、また別の話です。


本を買うという行為そのものに、大きな意味があるのです。






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