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納得感がほしいんです


2023年7月12日(水)朝の6:00になりました。

ホーシーツクツクの夏なんです。

どうも、高倉大希です。




納得しないと、動けない。

腑に落ちないと、動けない。

わたちたちに、デフォルトで組み込まれている設定です。


動くには、理由がほしいのです。

理由には、納得していたいのです。

ちゃんと腑に落ちた上でなきゃ、動き出したくないのです。


人間というのは、自分がすることに対して理由を欲しがるものです。

ロバート・B・チャルディーニ(2021)「影響力の武器」誠信書房


最近になって、それは「いまの自分にとって都合のよい理由をみつけること」と同義なのではないかと思うようになりました。

自己分析とか、原因特定とか、結局は自分にとって都合のよい理由をみつけて、納得したいだけなのだろうなという話です。


本当ならば、いまの自分には足りないものをさがしていたはずです。

いまの自分の思考の癖を分析します。

いまの自分では及ばなかった原因を特定します。

いまの自分の外側にあるものをさがしていたはずなのに、いまの自分が納得できるかどうかを、最優先に考えてしまっているのです。


あえて言語化すれば、組織やビジネスにおける「勇気」とは、言ってみれば「未知を扱うマインド」と言えるだろう。言い方を変えると、「勇気がある」とは、「できないかもしれない」「努力が無駄になってしまうかもしれない」というおそれに対して、耐性が高いということだ。

Books&App『「勇気」を獲得することと、その重要性を教えることについて。』より


納得できるかどうか。

腑に落ちるかどうか。

これらを差し置いて行動できるかどうかが、変革の境目です。


必ずしもこれらが、いちばん上にある必要はありません。

行動してみてから、納得すればよい。

行動してみてから、腑に落ちればよい。


そんな順番でも、まったく問題ないのです。

いやむしろ、そんな順番でしか、可能性は広がっていかないのかもしれません。


やりたいことを逡巡しないでやってみて「まともに間違う」こと、そして次の何かを待っているよりも早く成功なり失敗なりをして「何度でも試す」という方法なのではないでしょうか。

糸井重里(2014)「インターネット的」PHP研究所


意味があるだとか、ないだとか。

役に立つだとか、立たないとか。

自分の判断基準なんて、どうせあてになりません。


納得感との訣別を、腑に落ちる前に行動を。

理由から、意図的に離れる時間を。






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