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「頑張らなくてもできる」が一番じゃないか


2024年4月13日(土)朝の6:00になりました。

才能というのは、「ご褒美を見つけられる力」のことなんじゃないだろうか。

どうも、高倉大希です。




お金をかけなくてもできるのなら、お金をかけないに越したことはありません。

時間をかけなくてもできるのなら、時間をかけないに越したことはありません。


それにも関わらず努力だけは、多ければ多いほどよいかのように扱われます。

頑張らなくてもできるのなら、頑張らないに越したことはありません。


「頑張らなくてもできる」が一番で、「頑張ればできる」は二番です。

頑張ることそのものが、よいわけではありません。


ムダな頑張りを褒めると、間違った方向に人は進みます。「これさえやっとけばいい」という発想になります。「評価」という仕組みは、それくらい慎重に扱うべきものです。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


それにも関わらず、頑張ることそのものに価値を求めたくなります。

なぜなら、そこにかけたコストが無駄だったとは思いたくないからです。


いちど頑張ったが最後、そこには価値があるはずだと信じるしかなくなります。

頑張れば頑張るほど、その傾向は強まります。


そして結果を迎えたときに、わたしたちはこう言います。

「まあ、頑張ったんだからよかったじゃん」


競技力を合理的に高めようとすることは、必ずしも苦しさに耐えることを意味しない。人格の育成に主眼を置くと、技能向上よりも「努力感」があるトレーニングを選びがちになり、合理性から離れていってしまう。

為末大(2023)「熟達論」新潮社


こんな話をしていると、結果がすべてなのかよと怒りはじめる人がいます。

極端だなとは思いますが、そんな人も結果を目指して頑張っていたはずです。


頑張れば夢は叶うという言葉が、状況をややこしくしているような気がします。

頑張っても、叶わない夢はたくさんあります。


これは決して、諦めるための言い訳ではありません。

頑張っても叶わない夢があるからこそ、頑張る必要があるのです。


とことん突き詰めても『不可能だ』と思える限界があるというのは相当奥が深い。そういう対象に出合える人生は最高やで。

かさはらあつし(2023)「ピーナッツ一粒ですべてを変える」集英社


そもそも、夢が叶わないことを悪いことだと思いすぎている気がします。

叶う夢があれば、叶わない夢もあって当然です。


頑張ったけど、叶わなかった。

叶わなかったという結果も含めて、はじめてひとつの価値になります。


頑張らなくてもできるのなら、頑張らないに越したことはありません。

「頑張らなくてもできる」が一番で、「頑張ればできる」は二番です。






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