![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106838910/rectangle_large_type_2_505742981feb31584155e1b5ef7ae8b8.png?width=800)
シンプルは複雑よりも難しい
2023年5月30日(火)朝の6:00になりました。
もちろん、フルパワーであなたと戦う気はありませんからご心配なく。
どうも、高倉大希です。
文章を書くときに「絶対につかわない言葉」が、いくつかあります。
たとえば、「なので」という接続詞。
この言葉は、絶対につかいません。
「書き言葉にはふさわしくない」だなんてことをよく言われるワードですが、文頭にもってくるにはやはり違和感がのこります。
何なら、先ほどから接続詞と呼んでいますが、そもそも「なので」は接続詞ですらありません。
断定の助動詞「だ」と順接の助詞「ので」が、くっついてできた連語です。
さらに言うと「ので」も、もともとは連語です。
格助詞の「の」と断定の助動詞「だ」が、くっついてできたことばです。
つまり「なので」をこまかく分けると、断定の助動詞「だ」+格助詞「の」+断定の助動詞「だ」になるわけです。
この「分解」は、細かくすればするほど、次の行動をイメージしやすくなる。そのため、1度分解したら、もう一度分解できないか?を考える癖を持つべきだ。
何度見ても、フリーザの最終形態は、すばらしいなと思います。
角が伸び、巨大化し、恐竜のようになったかと思えば、突然あのツルンとしたフォルムに変形するのですから、恐ろしいったらありゃしません。
増えて、増えて、増え切ったあとに、余分なものが削ぎ落とされるからこそ、あの恐ろしさが生まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685369042131-HU86hcb9al.jpg?width=800)
冒頭で書いた「なので」の話も、結局はおなじです。
毎日文章を書くようになるまでは、そんなことを考えたこともありませんでした。
書いて、書いて、書きつづけたからこそ、なにが必要で、なにが余分なのかがわかるようになりました。
シンプルには、2種類あります。
精選を経たシンプルと、そうではないシンプルです。
パっと見るとおなじように見えますが、近づいて見ればぜんぜん違うことがわかります。
「シンプル」は行き着く先であって、目指すものではないのかもしれません。
そう考えると、まずは角を伸ばして、巨大化して、恐竜のようになることからはじめなければなりません。
はじめからツルンとなることを目指しすぎると、530000を超えることはできないのでしょう。
蓄積して、精選した先に、ツルンとしたフォルムがあるわけです。
「分析とは何か?」僕の答えは「分析とは比較、すなわち比べること」というものだ。分析と言われるものに共通するのは、フェアに対象同士を比べ、その違いを見ることだ。
なので、これからも書きつづけます。
いずれは、この左手だけで戦ってあげましょう。
すこしぐらいは楽しめるかもしれませんよ。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
サポートしたあなたには幸せが訪れます。