宝物を捨てる
2023年4月7日(金)朝の6:00になりました。
夏草や、兵どもが夢の跡。どうも、高倉大希です。
子どものころ、とても大切にしていた宝物がありました。
いまは、なにを大切にしていたのかすら覚えていません。
数年前、とても大切にしていたこだわりがありました。
いまは、そんなこだわりなんてどうでもよくなりました。
先日、こんな記事を書きました。
「いま黒歴史だと思っていることは、その時点でのベストパフォーマンスである」という記事です。
要するに、過去を黒歴史だと思っている時点で「いまはその時点よりも成長している」ということになるのではないかという話です。
わたしたちは、ついつい「永遠」を前提に置きたくなってしまいます。
これからもずっと大切にする。
自分にとって、一生の宝物だ。
「永遠」を前提にした時点で、わたしたちは「変化」を恐れるようになってしまいます。
ずっと大切にすると決めた宝物が、失われてしまうのではないだろうか。
心配になって、びくびくしながら日々を過ごすようになるからです。
数年前に「ミニマリスト」という言葉が随分と流行しました。
「最小限のモノで暮らす人」を指す言葉です。
個人的に、この定義にはずっと違和感がありました。
「ミニマリスト」とは、「もちものが少ない人」ではなく、「もちものをいつでも捨てられる人」なのではないかと思うのです。
言うことがころころと変わる人は、信用ならない。
気持ちは、よくわかります。
しかし、もしかするとその人は、短い時間で進化を重ねているだけなのかもしれません。
いつまで経っても変わらない。
はたして、そんなものがあるのでしょうか。
見てきたものや、聞いたこと。
いままで覚えたことのぜんぶが、でたらめだったらおもしろいなと思います。
そんな気持ち、わかるでしょう。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。