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起こったことに対応する力よりもそもそも起こさない力を
2023年2月15日(水)朝の6:00になりました。
note のメンテナンスが入ろうが、6:00 は 6:00 です。
どうも、高倉大希です。
よくないできことが起こったときに、冷静に対応できる人はカッコよく見えます。
しかし、本当にカッコいいのは、よくないできごとをそもそも起こさない人です。
体調を崩すと、みんなに心配してもらえます。
復帰すると、みんなに喜んでもらえます。
しかし、本当にすごいのは、体調をそもそも崩さない人です。
起こったできごとには、注目が集まります。
起こっていないできごとには、注目が集まりません。
しかし、そんな日の当たらないところにこそ、大きな価値が潜んでいます。
先日、こんな記事を書きました。
「変化の原因を調べたかったら、原因だと思われる条件以外のすべてをそろえることに注力しなければならない」という記事です。
「集中する」ということは「ほかのことを何もしない」ということです。
「書く」ということは「ほかのことを書かない」ということです。
「何かを起こす」ということは「ほかのことを起こさない」ということです。
社会をよくしようとする活動のほとんどで、あたりまえのように「治療」が行われている。すばやく効率的な治療が施され、対応、復旧、救命の努力が称えられる。 だがもっとすばらしいことができるはずだ。 後手に回るより、先手を打とう。いま世界に必要なのは、救命がもはや必要でなくなる世界をめざして果敢に戦う、静かな英雄たちだ。
小学校の学級担任を務めていたころ、自分のクラスでは「過去のことを掘り返すな」というルールを徹底していました。
過去のことを掘り返しはじめると、収集がつかなくなり、本当にやりたい教育活動に注力することができなくなってしまうからです。
もし、すこしでも後に引きずってしまいそうなことがあれば、その日中に動きださなければなりません。
仮に「このくらいならまあいいや」と思って受け流したのであれば、それはそいつの責任です。
いちどスルーしたできごとを、都合がよいときにだけ引っ張ってくるのは卑怯です。
だからこそ、学級開きの日には「まわりを見渡したときに、掘り返してしまいそうなしがらみがある人はいる?」と尋ねます。
誰も手を挙げません。
やりたいことを実現させるためにも、余計なことを起こさない。
これが、あらゆるアクションの出発点です。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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