マガジンのカバー画像

柿の種

537
毎朝6時に更新します。
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

365日、書きました

2023年12月31日(日)朝の6:00になりました。 書けど書けどなお、我が暮らし楽にならざり。ぢっと手を見る。 どうも、高倉大希です。 気がつけば、年の瀬です。 2023年1月1日に毎朝投稿をはじめて、今日でちょうど365日が経過しました。 きっと毎朝書き続けられるだろうと高を括っていましたが、案の定書き続けることができました。 自分よりも前に書き続けていた人たちが、ハードルを下げてくれたおかげです。 書けど書けどなお、我が暮らし楽にならざり。 そんなこと

間違いを抱え続けることが最大のリスク

2023年12月30日(土)朝の6:00になりました。 間違いとは単に、ものごとを行うための別の方法なのよ。 どうも、高倉大希です。 間違えるということは、思っている以上に大した問題ではありません。 間違っているのなら、修正すればよいだけです。 もっともよくないのは、間違いに気づけないパターンです。 間違いを犯すことではなく、間違いを抱え続けることが最大のリスクです。 どれだけ間違えないように気をつけたところで、わたしたちは必ず間違えます。 だからこそ、できる

学ぶ孤独

2023年12月29日(金)朝の6:00になりました。 Only is not lonely. 孤独は前提です。 どうも、高倉大希です。 苦手だから、やらない。 向いていないから、やらない。 わたしたちは必死になって、やらない理由を探します。 苦手だから、できない。 向いていないから、できない。 そしてついには、「やらない」を「できない」だと思い込むようになります。 「できない」の方が、楽なのです。 自分の努力の問題ではないことにしてしまえるからです。

なにやったっていいんだぜ

2023年12月28日(木)朝の6:00になりました。 いつだってそうやって頑張って考えて探してきたじゃないか。 どうも、高倉大希です。 「翌日のテストで満点がとれるなら、なにやってもいいよ」 小学校の学級担任を務めていたころ、子どもたちにこんな宿題を出しました。 翌日確認してみると、準備の内容は千差万別です。 ノートにびっしり練習してくる子もいれば、なにもやってこない子もいます。 両者に優劣はありません。 テストで満点をとれるなら、なにやったってよいのです。

自分が漫画家だったら『東京ヒゴロ』は読みたくなかった

2023年12月27日(水)朝の6:00になりました。 この星の一等賞になりたいの、俺はっ!! どうも、高倉大希です。 松本大洋先生の『東京ヒゴロ』を読みました。 案の定、見事にぶん殴られました。 読む前からわかっていたことです。 自ら顔を前に出し、自らぶん殴られにいきました。 自分が漫画家だったら、この作品は読みたくなかっただろうなと思います。 こんなものを見せられたら、何も描けなくなってしまいます。 彼の作品にはじめて出会ったのは『鉄コン筋クリート』とい

何からだって学べる

2023年12月26日(火)朝の6:00になりました。 変わっていくこと、それが学ぶということ、知るということです。 どうも、高倉大希です。 何が起こったか。 わたしたちは、できごとばかりに注目しがちです。 よいできごとは、よい。 わるいできごとは、わるい。 できごとそのものに、解釈すらも委ねてしまっています。 本当は、何からだって学べるはずなのにです。 芸人さんのラジオを聴いていると、よくこんな話を耳にします。 「どれだけ嫌なことがあっても、ラジオで話せ

素材があるから編集できる

2023年12月25日(月)朝の6:00になりました。 うれしそうな並木道をどこへ向かうの、すれ違う人はみんな知らない顔で。 どうも、高倉大希です。 1本の動画を作成しようと思ったら、まずは素材を集めます。 必然的に素材の尺は、本編よりも長くなければなりません。 素材からいらないところをカットして、上手に組み合わせて本編を作ります。 あとになって、素材が足りないことに気がつくパターンがもっとも厄介です。 再びおなじ条件をそろえて、不足している素材を撮り直さなけれ

「感情を出せ」と言われたあの日から

2023年12月24日(日)朝の6:00になりました。 答えはきっと奥の方、心のずっと奥の方。 どうも、高倉大希です。 子どものころは、サッカー部に所属していました。 とある試合でゴールを決めたとき、監督からこんなことを言われました。 「もっと喜べよ」 けっこう驚いた記憶があります。 なぜなら、喜んでいたつもりだったからです。 喜んでいたのに、もっと喜べと言われたのです。 驚いた一方で、監督が言わんとしていることも十分に理解できました。 昔からあまり、感情

できない理由を必死に探す

2023年12月23日(土)朝の6:00になりました。 カバンの中も机の中も、探したけれどみつからないのに。 どうも、高倉大希です。 体調が優れなかったから、仕方がない。 準備時間が少なかったから、仕方がない。 寒かったから、仕方がない。 天気がわるかったから、仕方がない。 わたしたちは、必死になってできない理由を探します。 仕方がなかったのだと、思い込みたいのです。 昔から苦手だったから、仕方がない。 自分の性格に合っていないから、仕方がない。 向いて

好きになるのは努力です

2023年12月22日(金)朝の6:00になりました。 興味があるからやるというよりは、やるから興味ができる場合が多いようである。 どうも、高倉大希です。 子どものころは、J-POPをバカにしていました。 大人になって、J-POPのすばらしさを知りました。 子どものころは、大衆文学をバカにしていました。 大人になって、大衆文学のすばらしさを知りました。 子どものころは、ずっと勘違いしていました。 J-POPや大衆文学がつまらないのではなく、自分がつまらなかった

多様性は対立を包み込む

2023年12月21日(木)朝の6:00になりました。 リスク管理の方法は、多様性を維持することしかないと思う。 どうも、高倉大希です。 「ごめんね」 「いいよ」 学校には、このような「仲直りの儀式」が存在します。 強制的に握手をさせられる、あの儀式です。 トラブルが起こると、すぐに先生が介入します。 大人の権力をもってして、「仲直りの儀式」が執り行われます。 ときどき、トラブルが少ないことを自慢げに語る学校があります。 たしかに、入学する側からしてみれば

お調子者を悪者にしない

2023年12月20日(水)朝の6:00になりました。 毎朝投稿をはじめて、今日でちょうど354日が経過しました。 どうも、高倉大希です。 おにごっこをしていると、わざと鬼につかまろうとするお調子者が出てきます。 椅子取りゲームをしていると、わざと椅子に座らないお調子者が出てきます。 小学校の学級担任を務めていたころ、このような事例が多々ありました。 はじめはみんなも、そんなお調子者を見てげらげらと笑っています。 ところが、時間が経つにつれてだんだんとしらけてき

できるだけつかわない言葉

2023年12月19日(火)朝の6:00になりました。 避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない。 どうも、高倉大希です。 できるだけつかわないようにしている言葉が、いくつかあります。 つかうようにしている言葉ではなく、つかわないようにしている言葉です。 「人それぞれですよね」 「むずかしい問題ですよね」 たとえば、上のふたつなんかはできるだけつかいません。 わざわざ言うまでもない、あらゆるものごとの前提だと思っているからです。 「むずかし

言葉を諦めて進め

2023年12月18日(月)朝の6:00になりました。 ただ黙っていては、世に受け入れられない。 どうも、高倉大希です。 言ったところで、どうせ伝わらないだろう。 こう思って、言葉を飲み込んでしまうことがよくあります。 言ったところで、どうせこんな反応が返ってくるだろう。 こう思って、言葉を飲み込んでしまうことがよくあります。 実際に、思ったとおりに伝わりません。 実際に、思ったとおりの反応が返ってきます。 だからこそ、言葉を飲み込んでしまいます。 言った