マガジンのカバー画像

柿の種

537
毎朝6時に更新します。
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

ダメだと言うのが早すぎる

2023年10月31日(火)朝の6:00になりました。 アレもダメダメダメ、コレもダメダメダメ。 どうも、高倉大希です。 「でも、それって無理じゃない?」 子どもたちどうしの話し合いを聞いていると、こんな声がよく聞こえてきます。 「でも、それって難しくない?」 誰かが案を出した直後に、懸念点があがってくるわけです。 懸念点があがるたびに、発言のハードルも高くなります。 だんだんと言いたいことが、言えなくなってしまいます。 たしかに、懸念点に先まわりすることは

リスペクトが邪魔になる

2023年10月30日(月)朝の6:00になりました。 子曰く、君に事うるに礼を尽せば、人は以て諂いとなすなり。 どうも、高倉大希です。 この人には、敵わない。 そう思う人が、何人かいます。 彼らが発する言葉には、なんだか重みを感じます。 すべての発言に、意味があるような気がします。 だからこそ、いろいろな話を聞きたくなります。 横に座って、質問をぶつけます。 そんな人の横に座って話を聞く自分は、とてつもなくつまらない人間になります。 一方的に質問をして、

変わりやすさを保つ

2023年10月29日(日)朝の6:00になりました。 変わらないもの探してた、あの日のきみを忘れない。 どうも、高倉大希です。 いま考えていることなんて、どうせ未来には変わっている。 そう思いながら、日々の生活を送っています。 こうして毎朝 note に書いていることだって、あくまでも暫定解です。 すべてのものごとは、暫定的です。 どうせ未来には、変わります。 だからこそ黙るのではなく、だからこそ声に出します。 禅の教えのひとつに「放下着」という言葉があり

カメラを向けられた時点で不自然になる

2023年10月28日(土)朝の6:00になりました。 不自然でもかまわぬ、明るい光を添えて見ろ。 どうも、高倉大希です。 カメラを向けられることが苦手です。 流れつづけていたはずの時間が、急に止められてしまいます。 みんなで並んで、固まります。 レンズに向かって、ピースをします。 普段の生活で、ピースをすることなんてありません。 それなのに、カメラの前では何も考えずに二本の指を立てるのです。 もはや、カメラにピースをさせられているといっても過言ではありませ

世界中の全員に嫌われているわけがない

2023年10月27日(金)朝の6:00になりました。 すべては何かのイチブってことに、ぼくらは気づかない。 どうも、高倉大希です。 人とのコミュニケーションが、無性にめんどくさくなるときがあります。 なにを言っても仕方がないやと、諦めてしまいたくなります。 相手には、言葉を合わせるつもりがありません。 そういうことじゃないんだってと思いながら、時間だけが過ぎ去ります。 こんなことなら、もう誰とも話したくない。 そう思ってしまいます。 個人的には、これを「一

「心をひとつに」の辛さ

2023年10月26日(木)朝の6:00になりました。 One for all All for one、だってさ。 どうも、高倉大希です。 みんなで仲良く過ごしましょう。 心をひとつに合わせましょう。 このような言葉が苦しくて、学校が嫌いになりました。 みんなでひとつを目指すということは、その他が排除されるということです。 友だちがたくさんいることが善になれば、友だちが少ないことは悪になります。 おなじ場面で笑うことが善になれば、そこで笑わないことは悪になりま

運転は嫌なことなのか?

2023年10月25日(水)朝の6:00になりました。 フルスピードで走るのが俺の人生だった。だから、お前と俺は兄弟だった。 どうも、高倉大希です。 車を運転することが、好きです。 車を運転していると、どこにだって行けるような気がします。 ハンドルの遊びが、好きです。 腕の動きをタイヤへと、ゆるやかに伝えてくれます。 ブレーキの微調整が、好きです。 停止の仕方に、運転手のこだわりが表れます。 好きだからこそ、車にまつわるものごとに違和感を抱くことが多々ありま

しゃくとり虫のように進む

2023年10月24日(火)朝の6:00になりました。 しゃくとり虫、そろそろ登れ、富士の山。 どうも、高倉大希です。 遠くに旗を掲げて、そこまでの距離を縮める。 ものごとは、こうして前へと進みます。 あまりに遠くに掲げすぎると、見えなくなってしまいます。 だからといって近くに掲げすぎると、一向に前へと進みません。 多少旗が遠かったとしても、その距離を縮められるようになる。 これが、成長というものです。 わたしたちは、旗までの距離の縮め方を、思い込みによって

毎日ひとつ、人生初のことをする

2023年10月23日(月)朝の6:00になりました。 毎日1ミリ、自分史上初。 どうも、高倉大希です。 やったことがないことは、多少嫌でもやる。 こう決めて、日々を生きています。 見た目に抵抗感のある食材も、食べたことがなければ食べてみます。 ちょっと勇気がいるような場所も、行ったことがなければ行ってみます。 知らないままに遠ざけてしまうのは、もったいないと思うからです。 だれかが魅力を感じているということは、そこには魅力があるはずなのです。 一方でいちど

なんとかしようと思う人がいなくなったら

2023年10月22日(日)朝の6:00になりました。 君ならできないことだって、できるんだ。本当さ、嘘じゃないよ。 どうも、高倉大希です。 地方で仕事をしています。 わからないことだらけですが、ひとつだけはっきりしていることがあります。 それは、なんとかしようと思う人がいなくなったらまちは終わるということです。 なんとかしようと思う人がいなくなったら、本当にまちは本当に終わります。 最近、地方自治体の首長をメディアでよく見かけるようになりました。 内容はいろ

みんなちがって、どうでもいい

2023年10月21日(土)朝の6:00になりました。 私が両手をひろげても、文章はちっとも書けないが。 どうも、高倉大希です。 中学生のころは、サッカー部に所属していました。 ディフェンスだったので、ゴールを決めるような機会は滅多にありません。 ところが、とある試合で大チャンスがやってきます。 フォワードが上がりきったところに、大きなスペースが空いていたのです。 ディフェンスの少年はすかさずそこに走り込み、味方からパスを受けました。 あのときのゴールは、いま

肉を焼かせておくれよ

2023年10月20日(金)朝の6:00になりました。 ほう、いいじゃないか。こういうのでいいんだよ、こういうので。 どうも、高倉大希です。 BBQ をする機会が、ときどきあります。 親睦会などではとくに、なにかと BBQ が行われがちです。 お店とは違って、準備から片付けまでを自分たちで行うのが BBQ の醍醐味です。 そんな仕組みだからこそ、自然と役割分担が発生します。 みんなの分のお肉を、率先して焼いてくれる人がいたり。 嫌がることなく、ゴミをまとめてく

会話に間が空いてもよいじゃないか

2023年10月19日(木)朝の6:00になりました。 よいじゃないか、えいじゃないか、えいじゃあなかと。 どうも、高倉大希です。 会話に間が空くと気まずい。 間を埋めるために、なんとか話をつづけなければならない。 こんな言葉を、よく耳にします。 気持ちは、わからなくもありません。 つぎにどちらが話すのかという探り合いには、なんとも言えないものがあります。 思わず同時に喋り出し、あわあわとすることも多々あります。 気まずいとう気持ちはわかる一方で、間が空いて

感想なんて言いたくない

2023年10月18日(水)朝の6:00になりました。 それってあなたの感想ですよね? どうも、高倉大希です。 映画は、ひとりで観たい。 ずっと、そう思っています。 なぜなら、終わったときに感想を言わなくて済むからです。 こう思ったとか、ああ思ったとか。 ひとりなら、話す必要がありません。 だれにも邪魔されることなく、余韻に浸ることができます。 学校ではよく、感想文を書きます。 子どもながらに、なぜ書かなければならないのかとずっと疑問に思っていました。