2024シーズンJ2リーグ前半戦を振り返る(前編)
今夜は英語のお勉強をする予定でしたがサッパリやる気が起きないのでJ2リーグ前半戦を振り返ろうと思います。ちなみにこういった行動はテスト前に部屋の掃除をしたくなる現象と同じで、セルフハンディキャッピングと呼ばれます。自分が高い評価を受けられるかどうか自信がない場合、課題を行うことを妨げるハンディキャップがあることをほかの人に主張したり、自分でハンディキャップを作る行為のことです。皆さんの応援するチームもJ1昇格に向けてあえて勝ち点を落としていませんか(いません)。それでは前編いってみましょう
ちなみにシーズン前のやつ
ベガルタ仙台
4位
森山体制1年目は順調な滑り出し。またもや「堀孝史で塩漬けにしたチームは翌年どんな風に料理してもだいたい美味い」が実証された。
規律のあるチームが出来たので、あとはパンチの効いた外国籍助っ人を使いこなせれば昇格が見えてくる。というのは過去ファジアーノ岡山の木山監督らが辿ってきた道。これが結構難しい。やはり安易にJ経験のある外国人に逃げるのではなく引き続き第2、第3のエロン獲得に邁進してほしい。
注目選手 オナイウ情滋
出場機会爆増。大学時代は小森(千葉)を差し置き、大エースに君臨していただけある。兄とは全然プレースタイルが違うが、脈絡のなさとスピードは大きな武器。さぁ、オナイケ
ブラウブリッツ秋田
9位
良くも悪くも想像通りの中位邁進中。J1サポーターはあんまりわからないかもしれないがヴェルディの千田が90分間8人で4-4のブロック敷いて一生懸命闘っている感じである。嫌でしょ。吉田監督は相変わらずのコメント力であり、数的不利から大逆転した千葉戦では「安心、便利、快適なこの世の中で…」と普段まちづくりをしてないとまず出てこない喋り出しから、熱いコメントをしたりしている。多分あと20年くらいは吉田体制なので、以下今シーズンの好きな吉田語録を紹介します
モンテディオ山形
14位
開幕で千葉に勝ってから大ブレーキ。君、去年もそうだったよね。なんなの?
あんまり観れてないのだが、やっぱりWGばっかり獲得したので、試合中センターに誰もいなかったりするのだろうか。それにしても一昔前の千葉っぽい「がっかり負け」が多い。わかる、その気持ち。もちろん志向しているサッカーが変わっている部分もあるのだが、環境が少しずつ改善してきたことで、持ち前のハングリーさや粘り強さが失われてしまった印象。難しいわねサッカー。まぁジェフからすると大苦手の強豪チームなのでアドバイスとかはおこがましいと思うのですが、まずは胸のABeamを毛筆平仮名にしてみるとかどうでしょうか。夏にCFの(できればCBも)補強ができれば巻き返してくるはずなので清水エスパルスにシーズンダブルしてください
いわきFC
8位
シーズン前、色々引き抜かれて降格候補に挙げられることもあったが、やっぱり強かった。まぁ明らかに昨シーズンより構成が良いし必然とも言える。個人的にも、前半戦でチームとして強いと感じたのはいわきと山口でした。やってるサッカーは決してフィジカル一辺倒ではなく、筋肉修行にきている若手テクニシャンたちが、体を鍛えて経験も積んでややこしいチームになってる印象。最後までプレーオフ争いに絡むのではないかと思います。まずはV・ファーレン長崎の無敗記録を止めてください
注目選手 谷村海那
ここまで9得点。見るたびに上手くなっている気がするし、体も丈夫そうなのでステップアップに向けた勝負の夏場
水戸ホーリーホック
17位
J1若手レンタル路線から自前主義に移行したがあんまり上手くいかず。何者かよくわからなかった濱崎監督もよくわからないまま交代。そしてなんだか雰囲気のある森監督が就任した。ハーフシーズンで2点差以上ついた試合が2。残りの17試合が1点差もしくはドロー(2勝6分9敗)。若い選手も多く、きっかけ一つでプラスに転じる可能性もある。森直樹新監督の手腕に期待
注目選手 安藤瑞季
ピッチ外で素行が悪い。だったらあんまり気にならないのだが、ピッチ内での素行が悪いので流石に気になるフィジカルモンスター。悪名高いが、J2トップクラスのポテンシャルがあるFW。こういう選手は特に結果が全てだと思うので前半2得点は寂しすぎる。後半躍進の立役者になれるか
栃木SC
19位
色々と対策の立てやすい千葉に対して、おそらく唯一ほぼ無策で挑んできた(そして8-0で散って行った)。
千葉戦のあと歯車が狂ったのか2分して6連敗。田中誠&ヤンツー体制を終え、小林伸二氏が現場に復帰した。小林伸二さんは好きだけど徹頭徹尾どういう人選やねん。とも思う。ここまで失点が37とリーグ最多。昨シーズンと比較すると、守備がどうこうというより最後止めまくってた大守護神藤田がいなくなっただけな気もする。藤田はジェフユナイテッドで幸せに暮らします。ちなみに藤田は小森、佐々木とイケメンを前にすると卑屈になってかなり面白いのだが、去年イケメンだらけの栃木でどう生きていたのだろうか。誰か教えてください。
小林さんになって守備は整理されると思うのでしっかり勝ち点1を拾いつつ、南野、イスマイラといった一発がある選手がもう一皮むけるか。頑張れ
ザスパクサツ群馬
20位
昨シーズンの躍進、主力の残留、補強の成功、からの最下位爆進(ここまでわずか1勝)。やはりJ2は恐ろしいリーグである。
理由は色々ある。真偽不明のパワハラ報道、分析担当をジェフユナに引き抜かれた。あと今年やりたいサッカーを昨シーズン終盤に見せすぎたことも要因だと思う。結局対策された相手をもう一段上回らなければならないがそこまで至っていない。相手を引き摺り出してからの擬似カウンターを極めたかったが、無理に人数をかけずにサイドをケアしておけばそんなに怖くないことが判明してから厳しそうだった。あとやっぱりどう考えてもジェフユナが分析担当を引き抜いたことも原因である。すまんな。頑張れ。さぁ出てこい、第二の長倉
ジェフユナイテッド千葉
7位
今年は優勝する。って言ってたのに結構負けて現在7位。基本的には昨シーズンのサッカーの延長線なので対策されてきたのと、結構繊細なサッカーをやっているのでバランスを整えるのに時間がかかった。ハマると大量得点するし見ている分には楽しい。高学歴で、顔も悪くないし、面白いんだけど、公共料金払わないから平気で電気とか止まる彼氏と付き合ってるような感覚である。最近は大人になって、そういうことも出来るようになってきた。とはいえ優勝するには後半戦で勝ち点50くらい必要なので頑張ろう
注目選手 高橋壱晟
層が厚くなってきたチームだが日高と壱晟の両SBは変えがきかない。コンバートされて一年、守備もかなり板についてきた。ビルドアップ時に、とりあえず預けておけば剥がしてくれるのでチームの心理的安全性を高めてくれる。リーグ戦はここまで全試合スタメン出場。このまま怪我なく突き進んでほしい
横浜FC
3位
安定している。隙をみせず局所局所で個で殴る、降格組としてJ2王道のサッカーを展開。ここまで僅か12失点。J2の攻撃陣の質に助けられてる部分、GKの市川が素晴らしいこと、コーチ陣のシャツの背中に「笑顔道」と強豪少年野球チームの父母会みたいな雰囲気があるなど堅守には色々理由があるのだが、とにかく立派である。引っ張り出せれば実は結構ふわっとした守備陣なのでなんとかなるのではないか。とも思うのだがどうだろう。カプリーニはスペシャルだし、伊藤翔、小川慶治朗、櫻川ソロモンと各世代のロマンを集めたような攻撃陣の構成は男の子がみんな好きなやつである。自動昇格が見えてきた。
注目選手 櫻川ソロモン
覚醒間近だと思う。ついにこの時が来るか。最近明らかに自分の体の使い方がわかってきた感じがする。さぁ勝負の夏。予備校みたいだな。頑張ってね
ヴァンフォーレ甲府
ACLベスト16。十分でしょ。
はたからみればそうなんだけど、サポーターの心理はきっと違う。決して悪いチームではないけどメンタリティ含めたコンディションが落ちてしまってる。怪我人も多い。思い切って今年も天皇杯に専念してほしい。
品田は千葉が獲得したのでプレースキッカーいないのでは?と思ってたら神谷にすごいFKを決められた。
そんなの蹴れたの?って思ったけど甲府サポーターも川崎サポーターも驚いてたのでこれからはしっかり事前告知してください。法令違反です。罰としてFWは全員個性的な髪型をすること。
後編はまた今度
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