見出し画像

『パニック障害』対策に効果的な心を落ち着かせる「お家時間グッズ」6選

前回の記事ではお出かけの際にあったらパニック発作時に効果的だったグッズの紹介をしました。

今回は家の中での生活で、パニック発作や改善に悩まれている方々に向けて、心を落ち着かせる効果的なグッズをご紹介いたします。

パニック障害は、突然襲ってくる恐怖感や強い不安を特徴とする精神疾患です。

この状態に陥ると、心拍数が上がり、呼吸困難やめまい、手の震え、発汗などの身体的な症状が現れることがあります。

このような状態は非常に辛いものであり、特に自宅での安心感や安定した環境が重要となり、家庭で過ごす時間は、パニック障害の症状を軽減するために活用できる素晴らしい機会です。

適切なアイテムを利用することで、自己ケアやリラックスを促進し、パニック発作を予防することができます。

以下では、家庭で有用なアイテムを紹介し、パニック障害の症状を軽減する手助けとなる参考になれば幸いです。



◇サプリ



トリプトファンは、体内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質の合成に関与するアミノ酸です。

セロトニンは気分の安定やリラクゼーションに重要な役割を果たし、パニック障害の症状の軽減に役立つとされています。

そして、睡眠の質の向上です。

セロトニンはメラトニンという睡眠ホルモンの合成にも関与しています。

トリプトファンの摂取によりセロトニンが増えることで、睡眠の質の向上や不眠症の緩和に役立つとされています。

良質な睡眠は、神経系をリラックスさせ、心身のバランスを回復させるために重要です。

トリプトファンを含む食品をバランスの取れた食事に組み込むことで、セロトニンの合成を促進することができます。

飲み続けると結構な値段なので、まとめて買ったりしましたが、私は完治するまでの間にこのサプリに大分お世話になりました。


◇オメガ-3脂肪酸



アマニ油は、亜麻仁から抽出されるオメガ-3脂肪酸の豊富な油です。

アマニ油に含まれる主要な成分はα-リノレン酸(ALA)であり、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)に変換されます。

これらのオメガ-3脂肪酸は、脳の健康と神経伝達物質のバランスに関与しており、パニック障害の症状の軽減に役立つとされています。

アマニ油に含まれるオメガ-3脂肪酸は、セロトニンの合成と神経伝達物質の安定化に関与することが示唆されています。

そして、オメガ-3脂肪酸は抗炎症作用を持っています。

パニック障害には、炎症反応が関与していると考えられているため、アマニ油の摂取により炎症を軽減することができるかもしれません。

アマニ油に含まれるオメガ-3脂肪酸は、ALA、EPA、DHAのバランスが自然な形で存在します。

これに対して、一部のオメガ-3サプリメントはEPAとDHAに重点を置いており、ALAの含有量が少ない場合があります。

私は上記の理由からオメガ-3脂肪酸サプリではなく、亜麻仁油から摂取するようにしていました。

主にサラダに混ぜたり、味噌汁が冷めてから(熱いと効果が薄くなると聞いたので)入れたりしていました。


◇ヒーリングミュージック



私はこれ聴いてましたが、別にCDで無くても、ストリーミングや好きな優しい楽曲でもなんでも良いと思いますが、無駄に高い「これを聴くとパニック障害が治ります!」と謳っているCDは止めた方が良いと思います。

CD聴いて治るなら医者はいらないと考えます。

ヒーリングミュージックは、心地よいメロディーやリズム、自然の音などを組み合わせて作られており、聴く人をリラックスさせることが目的です。

パニック障害の症状は、不安やストレスによって引き起こされることが多いため、これらの症状を軽減するのに役立ちます。

パニック障害の方は、注意が散漫になりやすく、集中力が低下することがあり、穏やかな音楽や環境音を通じて、心をリフレッシュさせ、集中力を高める助けとなるかもしれません。

集中力が向上すると、パニック障害に伴う不安や恐怖に対処する能力も向上する可能性があります。

これが音楽の一番の肝の部分ですが、ヒーリングミュージックは、ゆったりとしたリズムや繊細な音色を持つことがあります。

このような音楽を聴くことで、人々は自然に呼吸を深め、心拍数を下げる傾向があります。

パニック発作時には、呼吸が浅くなり、心拍数が上昇することがありますが、これを緩和するのに役立つかもしれません。

私はこのCDの4番目「森の中で」が好みなわけではないですが、なぜか一番気持ちが落ち着き、リラックスできました。

好き=落ち着くわけでは無さそうなので、自身に一番合う楽曲を見つけてみてはいかがでしょうか。


◇カフェインレスコーヒー



これに関してはパニック障害そのものに有効的というよりは、パニック障害持ちのコーヒー好きな方に対して有用な感じです。

コーヒーのカフェインは中枢神経刺激物質であり、摂取すると身体や心に興奮や刺激をもたらすことがあります。

パニック障害の方は、通常のコーヒーやカフェイン飲料を摂取すると、不安感や興奮感が増し、パニック発作のリスクが高まる可能性があります。

カフェインレスコーヒーは、そのようなリスクを軽減するため、不安や興奮を抑える効果が期待あります。

アルコールも似たような効用でパニック障害持ちはなるべく敬遠したほうが良いとされていますね。

オーガニックで無くても良いと思うのですが、一般的なコーヒー栽培では、多くの農薬や化学物質が使用され、それらの残留物はコーヒー豆に残る可能性があります。

オーガニックを選ぶことで、農薬や化学物質の摂取を最小限に抑えることができます。

オーガニックコーヒーの製造プロセスでは、カビの成長を抑えるための適切な措置が講じられるとも言われてますので、私は長い間飲むためにもオーガニックを推奨しています。

オーガニックコーヒーの値段はどれも似たような感じで、色々なメーカーを試しましたが、Amazonだけでなくカルディにも売ってるので、購入のしやすや味の好みでマウントハーゲンに落ち着きました。


◇パニック障害本



別記事の紹介でも書いていますが、このお世話になりました「パニくる!?」は、パニックになる状況や不安な状況に直面したときにどう対処すればいいのかを教えてくれる一冊です。

体験談を多く含むものの、パニック障害についての理解はどのようなものだろうか、当事者の方々がどのような気持ちを抱えているのか、リアルな日常がマンガで描かれております。

多数の自律神経関連書籍を読んでみた上での感想として、「自身が体験している苦痛の深刻さ」や「周囲の些細な備考・発言がストレスとなる事例」について、具体的な「パニック症状の共通項」が理解しやすく共感を呼び、閲覧者にとっても理解がしやすいと感じました。

詳しくはこちらで。


◇アロマキャンドル



アロマキャンドルは、キャンドルに含まれるアロマオイルの香りを放出します。

個人的にはディフューザーは少し匂いが強い気がして合いませんでした。

特定の香りは、リラックスや心の安定に良い影響を与えるとされています。

よく挙げられる例として、ラベンダーやカモミール、ベルガモット、イランイラン、ローズの香りはリラックス効果があり、不安や緊張を軽減することが知られています。

私はイランイランの香りが一番合っていたみたいで上記の商品の長持ちするタイプを購入し、治った今も気分転換に使っています。

 キャンドルの炎や燃えている光景は、視覚的にもリラックス効果をもたらすことが言われています。

炎のゆらぎや暖かな光は、安心感や落ち着きを与えるとされていて、視覚的なリラックス効果は、心の状態を穏やかにし、パニック発作の軽減に寄与するかもしれませんね。

 あと、部屋の照明を暗めに調整し、キャンドルの香りと炎の光を楽しみながら、自分自身の時間を作り出すことができます。

リラックスした環境や空間は、パニック障害の症状を和らげ、安心感をもたらす効果があるのかもしれません。

キャンドルを使用する際には、火の取り扱いに十分な注意を払い、安全な環境で使用するようにしてください。

私はマッチで点ける派なのですが、シーツに穴をあけた事があります。


◇最後に


パニック障害の症状を改善するためには、家で使用できるさまざまなグッズやアイテムがあります。

これらのグッズは、リラックスや心の安定を促進し、パニック発作を和らげる助けとなる可能性があります。

個人によって効果や好みが異なる場合があります。

効果を実感するためには、自分自身がそのグッズを試してみて、自己の体験とフィードバックを重視することが重要です。

また、これらのグッズはパニック障害の治療や管理の一部であり、医師や専門家、知識者との相談をお勧めします。

ただひとつ言える事は、私はこれらを使わなくても治ったかもしれません。

ですが、使用する事によって生活が少しでも良い方向を向くなら、使用する方が良いに決まっています。

グッズや行動療法、薬物療法を使い日常を平々凡々に過ごす事ができれば、完治まではあと一歩です。

私の情報をうまく活用し、少しでもパニック障害克服の手助けになれたら嬉しく思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?