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腎臓が寿命を左右する

今回は、山形県立保健医療大学理事長の上月(こうづき)正博氏の著書
「眠れなくなるほど面白い 図解 腎臓の話」という本の内容を紹介します。

皆さんは普段、腎臓をいたわってあげているでしょうか。
腎臓は沈黙の臓器などと言われていて、結構深刻にならなければ
自覚症状はありませんから、今まで腎臓のことを心配したことが
無いという人も、たくさんいることでしょう。

今から重要なことを申し上げます。
実は、日本では腎臓が壊れてしまっている人が非常に多く、
70歳代の3人に1人、80歳代の2人に1人が慢性腎臓病を患っていて、
1,330万人が慢性腎臓病であると推測されています。

腎臓の病気になったことが無い人は関心がなかったと思いますが、
沈黙の臓器であるからこそ、気が付いた時には末期の腎不全で、
透析が必要な状況へと進行していることも珍しくないと著者は言います。

今回の内容を通して、人工透析をしなければいけない状況になる前に
自分の腎臓を大切にしてあげましょう。
人工透析患者は右肩上がりで増加していますから、腎臓についての知識が
ない人は、人工透析の仲間入りになってしまうかもしれません。





あなたの寿命は腎臓次第です!

これを読んでいる健康リテラシーの高い皆さんであっても、
腎臓のことなど意識したことが無いという人が結構いるのではないかと
私は心配しています。

腎臓は機能が落ちてきても、なかなか症状を出さないタフな臓器ですから、
沈黙の臓器である腎臓が悲鳴を上げ、もはや取り返しのつかない状態に
なって「あぁ~、もっと腎臓を大切にしていればよかった」
後悔するのです。

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