若くして豊かに引退する方法

昔は６０歳が定年退職の年齢だったのですが、
2013年の「高年齢者雇用安定法」の一部改正によって、
事業主には６５歳までの雇用責任が
義務付けられることになりました。

例えば、６０歳で仕事から解放されたいと思っていた人も、
たびたび行われる年金制度改革によって、
基本的に６５歳まで老齢年金はもらえなくなって
しまいましたので、６５歳まで働くしかないという
雰囲気があります。

皆さんは何歳まで働く予定ですか？

「体が動く限りは何歳になっても働きたい」と
思っている元気な人もいると思いますが、一方では
「６５歳までも働きたくない」と考える人もいるでしょう。
願わくば４０代や５０代で引退したいと思っている人だって
いるかもしれません。

今回は、そんな人にピッタリの一冊
「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」を紹介します。
資本主義社会に生きる私たちにとって、日常生活と
切り離せないのが「お金」という存在です。

学校教育では教えてもらわなかったお金のことについて、
大人になってから学ぶ必要があります。
体を動かし続けるよりも効率的なお金の稼ぎ方を
学んでいきましょう。

結論、レバレッジを使え

私たちが若くして豊かに引退するにはどうしたらよいでしょう？

・・・・・

・・・

その答えは、「レバレッジを使え！」ということです。
レバレッジとは、てこの原理を意味する言葉で、
レバレッジを利用すれば自己資本は少なくても
大きな資本を動かすことができるようになります。

レバレッジはいろんな形で存在しており、実に多くの種類があります。
よく知られているレバレッジの１つが借金です。
借金と言うと、一般的には悪いイメージがあるかもしれませんが、
借金には「良い借金」と「悪い借金」があります。
良い借金はあなたを金持ちにしてくれますが、
悪い借金だとあなたは貧乏になってしまいます。

筆者は、「私たちの誰もが金持ちになり、若くして引退できる力と
可能性を持っている」と言います。
「その可能性があるにもかかわらず、実際に金持ちになる人と
ならない人がいる理由は、レバレッジを使えているかどうかに
尽きる！」と断言しているのです。

皆さんも、どんなレバレッジを使えるのか考えてみましょう。

例えば、健康というのも重要なレバレッジです。
健康であれば集中力を持って長く働くことができるし、
高い生産性をキープできます。

その他には、教育のレバレッジがあります。
最終学歴が高卒と大卒の生涯年収は、数千万円ほどの
差があると言われております。
高い給料をもらうためには、教育に投資することは
重要なレバレッジであると言えます。

さらに、人間関係というのも強力なレバレッジです。
あなたの周りにいる人たちというのは、
レバレッジの大きな源になります。
「金持ちになるのに大事なのは何を知っているかではなく、
誰を知っているか」であると、金持ち父さんは言ってます。

何度も言いますが、私たちが若くして豊かに引退するには
自分一人だけで働いていては絶対に無理なので、
他人の時間や他人のお金というレバレッジを使いましょう。

金持ち父さんは次のように言います。

「ただ一生懸命働く人は、限られたレバレッジしか持っていない。
物理的に一生懸命働いているのに経済状態が良くならない人は、
多分他人のレバレッジになって働いているのだ」
「貯蓄口座や引退後に備えたその他の口座に
お金をただ入れているだけの人は、自分のお金を他人に
レバレッジとして使わせているのと同じだ」
「レバレッジを持っているかどうかが
金持ちと貧乏人を分かつのである」

頭脳のレバレッジ

筆者が最も重要だと指摘するのが「頭脳のレバレッジ」です。
これを理解すれば、人を金持ちにするのが
お金ではない事が分かります。

世界で一番強力なレバレッジは人間の頭脳で、その力の
使い方次第であなたはお金持ちにも、貧乏にもなります。
頭脳のレバレッジを使うために、具体的に
どのようにすればよいのか？２つご紹介します。

方法①　言葉を変える

筆者は次のように説明しています。
「適切な言葉を頭の中で使っていれば大金持ちになれる。
しかし、逆に間違った言葉を使っていたら、言葉のせいで
私たちは貧乏になってしまう」

つまりは、貧乏人が使っている言葉は遠ざけよという事で、
お金持ちは絶対に言わない禁句があります。

・私にはそれは買えない
・私にはそれはできない
・それは不可能だから絶対にうまくいかない
・あなたにそんなことはできない
・それは難しすぎてできない
・仕事による安全を求める
・お金を貯める

反対に、お金持ちはどのような言葉を使うのかというと・・・

・私にはそれが買える
・私にはそれができる
・今は買えないが、どうすればそれが買えるようになるか考える
・安定した仕事ではなく、ビジネスを興す
・お金を貯めるのではなく、お金は投資する

比較すると、貧乏人はネガティブな言葉を使い、
お金持ちはポジティブな言葉を使っているという事が分かります。

私たちが若くして豊かに引退したいと思ったら、
まずは使う言葉を変えなければなりません。
それは、使う言葉を変えることによって、思考が変わるからです。
私たちの思考や行動は言葉によって作られるので、
言葉を変えることが重要になってくるという訳です。

方法②　現実を変える

現実を変えるというのは、自分にとって都合のいい
現実を選択するということです。
金持ち父さんは現実を変えることについて、
次のように説明しています。

「自分が現実だと思うことが現実である。
何であれ、私たちが現実だと考えるものが現実になる」

「投資が危険だと思っている人は、それを実際の現実に
するために、頭の中からありとあらゆる現実を見つけ出す。
例えば、その人が新聞を広げると、投資で損をした人たちの
話ばかりが目に入る」

「つまり、人間の頭には自分が現実だと思っている
ものだけを見て、それ以外の現実は視野に入れないように
する能力があるということだ」

自分は金持ちになれないと思っていたとしたら、
金持ちになることがいかに難しいかという情報ばかりが目に入ります。
金持ちを目指して、失敗して破産して、挙句の果てには
ホームレスになったという悪い情報ばかりが入ってきます。

その結果、やっぱり自分も金持ちになれないんだと確信するのです。

逆に、「私ならできる」「私なら金持ちになれるんだ」と
思っている人ならば、世の中のありとあらゆる情報の中から、
金持ちになるための情報に反応することができるようになり、
あなたの中の金持ちになれるという思いは、
ますます強くなっていくのです。

自分が現実だと思うことが現実になるので、私たちの現実は
頭の中で作られ、頭の中で作られた現実はそのまま
リアルの世界での現実になっていくということです。

成功したいのならば・・・、金持ちになりたいのならば・・・、
あなたの頭の中に作られている今の現実を
書き換えなければなりません。

今までの、「金持ちになれないかもしれない」
「金持ちになるのは難しい」と思っている現実を捨てて、
自分は絶対に金持ちになれるんだという
現実を選択するのです。

もちろん、それは簡単な事ではありませんが、
金持ちになるのに一番手っ取り早い方法は、
現実をより早く変えられるようになることです。

大抵の人は、たとえ今が経済的に苦しく、
窮屈な状態であったとしても、自分の今の現実に留まる
気楽さを選んでしまうのです。

金持ち父さんも、「大抵の人は収入を増やすよりも、
収入の範囲内で生活する方を選ぶ」と言っています。

つまり、現実を変えるために一生懸命努力し、
成功するまで諦めないと考えるよりも、今の現実を
維持したまま、ほどほどの生活の中から
喜びを見つけていく生活を選んでいるということです。

プランと行動のレバレッジ

プランのレバレッジについては、若くして引退するための
プランをしっかり決めようということです。
筆者は何も持っていない状態から、
１０年以内に引退すると決めました。
そして、実際９年後に引退を達成しているのです。

私たちが若くして豊かに引退することを目指す過程においては、
我慢や苦難が伴います。
そんな時にしっかりと何年後に引退するという
ゴールを持っていなければ、簡単に挫けてしまうのです。

逆に言うなら、しっかりと〇年後に引退するという
プランさえあれば、ゴールに向かって迷いなく
行動することができるので、何歳までにいくら貯めて
引退したいというしっかりとしたプランを
立てることが必要なのです。

続いて、行動のレバレッジについて説明します。

アメリカで、金持ちの人口が５％以下しかいない理由は、
残りの９５％も金持ちになりたいと望んでいるかもしれないが、
実際に行動に移すのはたった５％でしかないということです。

行動して失敗する過程でしか人間は学ぶことができないのに、
現代の教育というのは間違わないということを教えています。
失敗するのはバカな人間だと教えられ、じっと座って、
正しい答えだけを記憶する人間が頭のいい人間だと
教えられているのです・・・・

この洗脳を解かなければいけません。

金持ち父さんは次のように言います。

「最初の一歩は、どのような世界に住みたいかを決めることだ」
「君は貧乏人の世界で住みたいか？
それとも中流の世界か？
金持ちの人の世界か？」

「みんな金持ちの世界に住むことを夢見ているだけで、
最初の一歩を踏み出さない。
その最初の一歩は決心することだ。
一度心を決めてしまえば、後戻りすることは決してない。
決心した瞬間に君の世界のあらゆるものが変わるんだ」

さて皆さんも、「自分は絶対に金持ちになるんだ！」と
決心するところから始めていきましょう。

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