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生に 疑念・焦燥 を抱く 「自己主導段階」 の女性の皆さんへ 2

どうか、 「性差の自然」 と御向き合いください

この国の先史時代に生きた女性たちは、「性差の自然」に随って 1 万年 以上の時間を生き継いでいました 

それゆえ「性差の自然」の受容を経ない「」は、生物の根幹に背を向けようとする、かなり無謀な挑戦、と私には映ります

1960年ごろから始まった「女性解放運動」:これは真理の衣をまとった グローバリスト の 「利己的プロパガンダ」です。その効果は、狙い通り抜群で、先進国の出生率はこの運動に連動して低下の一途を辿りました

出生率推移の国際比較

「女性と男性とを、社会は公平に扱えていない」:これは、どの現代社会においてもの真実でしょう。しかし、そうとなった背景には、それぞれの国と社会の歴史の長い履歴に基づく要請があったはず

国立歴史民俗博物館 によれば、この国で ジェンダー区分(=人びとを「男」と「女」に二分して異なる役割を定める制度)が社会に浸透し始めるのは奈良時代以後とのこと

それゆえ、1 万 5 千年以上 文明の続くこの国での ジェンダー区分 の履歴は たかだか 1,500 年にも満ちません。しかも その区分の内実は、時々の社会が男女に求める役割像の反映以上のものでないとはいえ、いずれの時代においても ”「ジェンダー区分」に係る社会的矛盾” を生み出し続けてきたことになります

とはいえ、『生物』たる 人間 は、「性差の自然」を介する他に社会を維持する術はありません。現代を生きる「自己主導段階」の皆さんの「自分軸」が、「結婚」や「出産」を たとえ どのように扱っておいでであったとしても、「性差の自然」を受容せずに遠ざけるのは、どうかなさらないでいただきたいのです

自分軸」で生きるこの国の「自己主導段階」の女性の皆さんにおかれては、フェミニズムに傾倒したり、上野さんの著述に心躍らせたりする前に、この国の縄文時代の遺跡を自ら訪ね、縄文の男女が遺してくれた遺跡・遺物と人間の「性差の自然」とに直に向き合って、こうと自問していただきたいです:『「性差の自然」を受容しない生に、価値はあるか?』と 

また 「人類軸」で生きる この国の「相互発達段階」の男女におかれては、「ジェンダー区分」に係る社会的矛盾” を解消する手立てを子に国に向かって提示していただきたい、と願います

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