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finalventが主催する、無料のゆる〜い読書会です。 (なお、「読書案内」はこちら⇨ https://note.com/finalvent/m/mea3f2c28d9a8
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記事一覧

『トニオ・クレーゲル』における人称叙述(Person narrative)装置の…

『トニオ・クレーゲル』における人称叙述(Person narrative)の扱いが、どの程度特異なもので…

finalvent
11時間前
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『トニオ・クレーゲル』第4章 「道に迷った一般人(ein verirrter Bürger)」につい…

『トニオ・クレーゲル』第4章の最重要用語であり、この作品の最重要用語でもあるのが、「一般…

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2日前
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『トニオ・クレーゲル』第4章 画家としてのリザヴェータ・イヴァノヴナ

『トニオ・クレーゲル』第4章には画家としてのリザヴェータ・イヴァノヴナが登場する。この女…

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2日前
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トニオとリザヴェータに性的な関係はあったか?

少し第4章に突っ込む。第3章についての話題で、「肉欲」に触れたからだ。 で、端的な問いは、…

finalvent
4日前
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『トニオ・クレーゲル』第3章 名前の意味と肉欲

『トニオ・クレーゲル』第3章 ソナタ的転回読書会進行スケジュール的には少し早いが、『トニ…

finalvent
4日前
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『トニオ・クレーゲル』第2章のキーとしてのインゲとマクダレーナ

第1章の主題としてのハンストニオ・クレーゲルは、クレーゲル家というドイツ北方系の裕福な商…

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5日前
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情景描写としての訳文の差

名訳として定評のある実吉捷郎・訳と現在もっとも新しい浅井晶子・訳で冒頭以降の、情景描写としての訳文の差を見てみよう。言葉のリズムに合わせて、情景がどのように浮かび上がるだろうか。 「昼飯を目あてに、右腕で舵を取ってゆく」は観念的な表現であり、「氷のまじった汁を四方にはねかしながら」はイメージがわきにくい。「海豹皮の背嚢」は意味がわかるとしても、古めかしい。「ウォオタンのようなひげ帽子」はどうだろうか。 浅井晶子訳ではどうだろうか。 浅井晶子訳では体言止めや倒置構文が覆い

『トニオ・クレーゲル』冒頭訳文の差について

小説のキモは、冒頭の一文にあると言っていいだろう。『失われた時を求めて』ではそれを論じる…

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6日前
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『トニオ・クレーゲル』におけるソナタ形式

一通り話を読み終えてから、『トニオ・クレーゲル』におけるソナタ形式を扱うかとも思っていた…

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7日前
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『トニオ・クレーゲル』第1章で心に染みるとこ

『トニオ・クレーゲル』第1章で心に染みるとこ というわけで、第1章から。 冒頭は、19世紀、…

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7日前
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リューベック(Lübeck)について

小説を読むとき、日本の小説なら、その舞台がすぐに思い浮かぶ。欧米の小説となると、まあ、ど…

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7日前
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『トニオ・クレーゲル』解題

『トーニオ・クレーゲル』(Tonio Kröger)は、1903年発表に発表されたトーマス・マン(Paul …

finalvent
7日前
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finalvent読書会 『トニオ・クレーゲル』開始です。

finalvent読書会 『トニオ・クレーゲル』開始です。 というわけで(となんとなく言ってみた…

finalvent
7日前
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