Music × English なエッセイ 【27】
今回の動画
執筆時点、昨日公表されたばかりのYouTube動画。
何についての震えなのかが気になりますね。西野カナさんのとは違いそうです、このモノクロ映像では。
Shiver
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歌詞
試訳
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訳出にあたり考えたこと
かつてストロークスと双璧で語られることが多かった、リバティーンズ。
2000年~10年代の洋楽リスナーにとっては、70年代前後のクラシックなロック(一説にはガレージロックと限定する人もあるが、もっと幅広い気もします)を復活させたリバイバリストの旗手の一派という感じでした。
が、ピート・ドハーティが薬物中毒でヘロヘロで、もうダメなんじゃないかなんて囁かれていました。
なんの、最近頑張っているみたいでほっとしています。
今もツアー中らしいですね。
ただ、昨年師走の少し前に、こんな不名誉な話が日本でも取り上げられたりしていました😅ちょっとピート…🥶
ところで、歌詞の解釈についての私見です。(前置き長い)
歌詞を動画とリンクさせての解釈なので、歌詞だけを読んだ人とは別解になってしまうかもしれません。
リズという女性を、死んだ恋人のように捉えると、かなり、古語とも相まって、『ロード・オブ・ザ・リング』などファンタジーに出てくるエルフみたいな、神々しく美しい女性になってしまうかもしれません。
でも、このモノクロ動画において、目に飛び込んでくるのは、お葬式の一部始終です。
三途の川の渡し守に渡すコインが目に置いてあって、日本の古い習わしを想起させます。
さて葬列が進んでいくと、棺桶に居たはずの、ボタンだらけのジャケットのおばあさんが葬列を率いたりしています。なんだかノリノリで。
ファッション界における、ヴィヴィアン・ウエストウッドみたいなロックな(?)おばあちゃんが、亡くなったリズだったようです。
というのも、次の場面ではこのおばあちゃんが消えてしまうのです。
チャーミングだったり豪胆だったりで(歌詞から察するにですが)、親戚縁者に愛されていたのかもなあと。
しかしその形容が相当美化されているのも歌詞の通りです😅。ピートはおばあちゃんっ子であったのだろうか。
🔵2024年2月9日追記
この曲自体が人の死にまつわるものなので、考察の方向性がスピリチュアル(カタカナ英語の怪しい商法や宗教ではなくて、spirit の語源から来る、本来的な意味の方、精霊とか霊魂にまつわること)へと向かった、追加的な想像をしたのです。
映画であれ、漫画やアニメであれ、人間の想像を可視化する作品は世にたくさんありますけども、ピートのこの歌詞を映像で具現化するとき、リズはどういう見目形なんでしょうね?😅
やはり、一番美しかった年齢帯で髪に花を挿した状態で、死にかけの兵隊の夢に表れていたんでしょうか?その兵隊というのはピートの祖父だったりするんだろうか?
なぜこんな野暮な想像になったかというと、失礼ながら美的に、難があってはならない、そう思ったからなんですよね。
亡くなった時の年齢で夢に現れるとなると少しホラーっぽいし😅、かといって、赤ん坊に戻るんだとか、それ以前、霊魂その他エネルギー体のように形が無くなってしまうという類いの説明だと、ピートの歌詞は美的ではないんですよね😅。
歌詞に居る兵隊や恋人が、最期において憧憬の眼差しで見る相手ではなくなってしまう。
なので、非科学的なんですが…一番ベストな妙齢の頃合いで現れていた…んじゃないかなあ…と。蛇足でした。
若干の政治的な要素
ただ、そういう美化についての仮説とは裏腹に、日本のネトウヨ化と似た現象をも想起してしまうんですよね。
感性の違いというべきなのか、一歩引いて波及効果まで見ちゃうのがいけないのか…。
古き良き時代の英国(他国からは強すぎて邪悪扱いだったとしても、イギリス人には栄光の時期だろうので)というのを、わざわざ歌詞として用いてまで、故人の修辞にするあたりが…。個人的には若干△要素かもしれません。いや、美しいんですけどね。危険な美しさ?😅
※ ご参考まで(スペル違いのアルビオネ)
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