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安全性分析15 【勉強用】

財務分析ノート最終回ですし、そろそろ受からんとな、と意を新たにしました…。

note内外の検索等で偶然見てくれた方のために注記:

この建設業経理士1級対策の個人的ノートは、財務分析ノートと称して、5つの分析を1記事書くたびに隣の領域にスライドして飽きないように工夫して書いてきました。

必ずしも例示通りではないんですが、例えば収益性分析を書いたら、次に安全性分析➡活動性分析➡生産性分析➡成長性分析というふうに5分割された分析法をサイクリングしています。応用編はこれらの組み合わせとされているので割愛しています。

なので、リンクした先の記事日付が1ヶ月ずれていたりということが平気で起こります😅ご了承ください。

※ あと、脳科学のノウハウ的なことに詳しい方は失笑して赦してくださるかと期待して記しておくのですが、学生時代から言われる、「人に何かを講ずるつもりで学ぶと記憶定着が速い」という学習効果を狙っているために、なぜか一見無駄に講義風な語りになっています。この点もまたご容赦ください。




※ 前回はこちら👇


正味運転資本型資金運用表…のつづき


正味運転資本とは(下図のB/Sを上下に割ってみて)、

流動資産から流動負債を控除したものである【黄色部分】

と同時に、

固定負債と純資産の合計から固定資産を控除したものでもある【橙色部分】

※ ご参考

左の正味運転資本(黄色)と、右の正味運転資本(橙色)とは、同じ面積。

ちなみに、これ👆は概ね、健全な形とされます。

(とはいえ、若干の誇張ですが、流動資産の部に、回収できない売掛金が大量に貯まっていくようなケースは、いくら流動負債との差異が大きくても不健全ですけども…😅)

逆は、水色ブロック(ボックスでも差し支えありません😅、置き換えてください)の流動負債のほうが超過しており、黄色のブロックが左にくるケース。

対応する下半分、グレーのブロック関係では固定資産が超過している(過剰投資気味)という形状。

オレンジのブロックは、右側に来ることになります。
一概に不健全とまではいわずとも、窮屈な資金繰り。

巷の雛型に因んだ表現に引き直すと

同資金運用表の上半分

つまり、

  1. 資金の源泉

  2. 資金の運用

という順序で処理されているものが、上の図の貸借対照表のブロック図(いや、ボックス図でも差し支えありません)だと、下半分、つまりオレンジのブロックを求めていることになります。

同資金運用表の下半分

つまり、典型的には、
【正味運転資本増減の明細】
などとなっている項目立ての箇所での処理は、
例示のブロック図においては、上半分、
つまりイエローのブロックを求めていることになります。

そして、ブロック(ボックス)の面積の喩えというだけではなくて、
実務においても、オレンジの数値と、イエローの数値は合致することが求められています。

資金繰り業務をされている方々には、よくある話、釈迦に説法かもしれませんが…。

資金ショート➡黒字倒産もありうる中、実際に電卓で検算して会社の命運を握っている方々には、頭が下がるばかりです。

締めくくりの言葉


唐突ですが、これで財務分析ノートは完了してしまいました。
事故のようにいうのですが。
5つの分析領域があると。
それを順に、試験に受かるために書きつけていくと。

そして今般、安全性分析15(前回の続編ですが)として、資金繰りという企業の生命線かつ鬼門というものが建設業会計にもやっぱりあると、そういうことを書きつけて締めくくります。

駄文にお付き合いくださった方、誠にありがとうございました。

※ 以下は、行政書士が建設業経理士の勉強をした経緯みたいなものです。ノートとは無関係な雑文ですので、お時間があるかただけ、読んでいただければと。

比較横断的な話


あくまでもお金繋がりですが、会計専門職としての士業は、巷によく知られる税理士さんや公認会計士さん、コロナ禍でも注目を浴びた補助金絡みだと中小企業診断士さんが知られています。

診断士さんたちは会計専門というよりも、経営学絡みでコンサルティングに近いのかもしれませんが。

補助金とは少し離れ、助成金申請だと、社労士さんが厚労省絡みのものは独占だそうで…ただ、根拠の法文はそう読めなかったんですよね😅僕の不勉強でしょうので、暴論すいませんが。

許認可を専門とする(といわれながら皆得意技が違う😅)行政書士としては、上記会計関連の業法に違反しないように(闘牛士のようにヒラリヒラリと😅)、まず誰にとっても独占業務でない補助金申請のほか、厚労省絡みでない助成金申請を狙ってみたり、税務でない部分の会計をするといった工夫を要する状況です。会計系の文脈では、ということですが。

建設業許可申請や経審の電子申請化

この建設業経理士試験の財務分析ノートでも書いたかは失念しましたが😅、公共工事に入札する前段階で、参加希望をする建設業の許可業者はいわゆる経審という審査を受けねばなりません。

これまで、許可の申請も経審受審の申請も紙申請でしたが、先般、電子申請化されました(当面、紙も受け付けるとは県庁もおっしゃってましたが)。

実は、地元県の経審の窓口にて、行政協力の末席を担っていたんですよね。
いや、よくある派遣じゃなくて、受託審査員という試験も合格して行政書士として、ということです。

ただね、自動化も良し悪しで、実務についてのいい勉強のクチが消失してしまいました🥶。紙不要だというんですから…😅まあ関われたのは末期の2年間くらいでしたけども。

コロナ禍の各種支援金なども電子申請が多用されていましたし、流れは自分のコロナ禍の経験知に沿っていると思うんですが、いかんせん、新規顧客を獲得するというノウハウがどうにも。

いろいろ慣行についてボヤいています。それ、法律と関係ないよねとか。まあ、先輩諸氏は皆さん経験して乗り越えてきたんでしょうが。

ともあれ、本来は、会計書類に通暁することで、受審企業に対し質問し、この辺はどういうことですか、ああ、大変そうですね、なんてマイルドな審査に役立てようと思って始めたお勉強だったのです。(経審のデータ自体は会計ソフトがある程度まとめてくれてしまう世の中)

が、今や純然と在野のほうから、クライアントの申請書類の電子化過程で不自然なことがないかなどとチェックするための知識に転換されてしまいました。不可抗力とはいえ、官公庁側じゃなくなったので😅

それとは別個に、お客さんにより多く遭遇できるスキルやノウハウが必要なんですけどね(個人的課題)。行政協力だと、お役所の方に人が来てくれてしまうので地力(自力)を鍛えようがない🥶

戯言はこのへんで切り上げます。
無益に長い文章をご笑覧ありがとうございました。
これからも引き続き頑張って参ります。👍


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