高配当企業の株価データ分析 その13:株価の関係はさまざま
それでは具体的に、高配当企業同士の株価の関係についてみてきましょう。
まずはじめは、日本製鉄と住友化学。
![](https://assets.st-note.com/img/1675201546745-dTcWmtda3s.jpg)
※1つの丸が、ある月の月初の株価を示す。
※比較のしさすさのため、平均を1,000円に統一。
この2社の株価はかなり正の関係が深そうですね。実際相関係数も、0.93です。この2社は、コロナ時はほぼ、同じような株価の推移してきたと言えます。
次に、出光興産とセゾン情報。
![](https://assets.st-note.com/img/1675720625538-WSsBLRDzCI.jpg)
※1つの丸が、ある月の月初の株価を示す。
※比較のしさすさのため、平均を1,000円に統一。
こちらは、負の関係がありそうです。実際、相関係数は-0.45と、ある程度強い負の相関関係がみられます。一方が高い時はもう一方は低い、一方が低い時はもう一方は高い、という関係をはぐくんできました。
さいごにJTとノーリツ。
![](https://assets.st-note.com/img/1675203632670-xVttr6TxxP.jpg)
※1つの丸が、ある月の月初の株価を示す。
※比較のしさすさのため、平均を1,000円に統一。
こちらは雲ですね。相関係数0.0とこの2社は全く無関係な動きをしています。「そんなの関係ない」、という関係性を築いてきた2社です。
それでは全体としてはどんな感じでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1675202629525-3AULFCXZu8.jpg?width=1200)
こちらは、高配当企業22社(A~V)に日経平均を加えた全23社の、全ての1対1の組み合わせに関する株価の相関係数を示したものです。
色は以下です。
・赤が濃くなるほど、正の相関が大きい。
・青が濃くなるほど、負の相関が大きい。
細かい表で大変恐縮ですが、よくよく見ると色々な考察ができそうです。
「それでは、この表のどこに着目すればよいでしょうか?」
これを次回までの宿題とさせていただきます。積極的なご参加どうぞよろしくお願いいたします。ペナルティエリアにもうすぐ入るところまできました。ゴールは近い。
それでは、See you next time!
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