季語・マフラー [留学生への片思い]
おはようございます、candy@です。
🔰俳句幼稚園登園します。
🔰恋心やがてピークのマフラーか
(こいごころやがてぴーくのまふらーか)
🔰マフラーやあなた色へと染まりつつ
(まふらーやあなたいろへとそまりつつ)
マフラーで思いつくのがやっぱり恋の句なんです。
短大生の時に(40年以上前です〜)青い瞳のアメリカ人の留学生に恋をしました。
彼が日本の冬はとても寒いというのを聞いた私は彼のためにマフラーを編んでバレンタインデーにチョコと一緒に渡そうと思ったんです。
その時私が編んだマフラーは彼の瞳の色に似た薄い青色
スマホも携帯もない時代
彼と約束すらしていないのに
私はバレンタインの日に彼がよく行っていた大学近くの喫茶店で彼をひたすら待っていたんです。
まるでストーカーですね (笑)
彼がその喫茶店に現れたとき、私は奇跡が起こったと神様に感謝しました。
バレンタインデーの意味をよく知らない彼に私は拙い英語で
『日本では女性から好意を持った男性にチョコとプレゼントを贈るの』と説明しながら・・・プレゼントの入った包みを渡しました。
今思うと結構強引で、恥ずかしいですが必死だったんでしょうね😅
彼は私が編んだ薄青色のマフラーを見て
『僕の好きな色だ』と
そして『とっても温かい』とも言って喜んでくれました。
彼はその年の冬の間ずっと私の編んだマフラーを身につけてくれました。
マフラーをプレゼントしたことがきっかけとなり二人の距離が近づいて
彼とは大学のキャンパスでランチをしたり、映画やディスコに行ったり、私の実家にも遊びに来て泊まってもらったり・・・
手を繋いだこともなく
友達以上恋人未満の関係でした。
1年後に彼は留学を終えてアメリカに帰国しました。
彼と別れる最後の日に駅のホームで見送る時に
電車のドアが閉まる瞬間
彼は初めて私の頬にキスをして電車に飛び乗りました。
とっさに起こったことに呆然として
私は彼が乗った電車をボーッとしながらただ見つめているだけでした。
あの時電車に私も飛び乗っていればどうなっていたのかと今でも時々思うことがあるんです。
アメリカに帰国した彼とはその後何度か手紙のやり取りはしましたが、いつしか連絡も途絶えてしまって自然消滅しました。
18歳の甘酸っぱくてちょっぴり切ない私の片思いはこうして終わったのです。
彼のために一生懸命マフラーを編んでいた若い頃の自分を可愛いなって思います。
そして勇気を出して彼に渡せたことで素敵な思い出が今も私の心の中にあるんですよね。
若い時の私に感謝!
ここまで読んでくださりありがとうございます。
読んでくださりありがとうございます💖 それだけでとても嬉しいです!