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ピンズ=pins📍 読んでいて面白く(fun / interesting)、また読み返したい記事をまとめています
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文才の有無に関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くコツ

 文章の書き方に正解はない。  ただ、ちょっとした「コツ」みたいなものはあると思う。  僕は会社に入ってから9年間、「週刊文春」と「文藝春秋」の編集部で、文章に携わる仕事をしてきた。  たかだが10年足らずの経歴で何を偉そうに、と思われる方もいるかもしれないが、最近になってようやく、「文章を書くコツみたいなものがあるのではないか?」ということに気がつき始めた。  もちろん一流作家のような芸術的で天才的な文章を書くコツではない。文才の有無は関係なく、誰でもそれなりに整っ

ぼくは「文字起こし」をコピペしない

みんな文字起こしが好きインタビューや対談、座談会を記事にまとめる仕事をする人であれば、絶対に一度は使っているのが「文字起こし」である。 改めて説明するまでもないが、文字起こしとは、誰かが喋っている音声を録音し、それをそっくりそのままテキストに起こしたものだ。人によっては「テープ起こし」という人もいる。現代ではテープレコーダーではなくICレコーダーで録音しているのに、なぜかテープ起こし。「ICレコーダー起こし」と言っている人は見たことないし、多分この先もいないだろう。 それ

茹で栗をもらった

ついに私も流行病にかかってしまった。 一時39.6°まで上がった熱も、1日も経てば薬も飲まず平熱に下がり、案外平気だなと思っていた。 が、熱がきついとかよりも、シェアハウスの特性上、自分の部屋に1週間篭りきりになることの方がきつくて精神的に割とやられた。 籠ってる時は「1週間しっかりとした言い訳付きでゴロゴロできるわーい」な気持ちで、今まで履修してなかったワンピースを300話くらいまで読んだりして楽しい気持ちだったけど案外やられるもんだ… 部屋にこもってる間に祖母と電話し

リルケ 若き詩人への手紙

「あなたが書かずにいられない根拠を深くさぐってください。それがあなたの心の最も深い所に根を張っているかどうかしらべてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか。自分自身に告白して下さい。何よりもまず、あなたの夜の最もしずかな時刻に、自分自身に尋ねてごらんなさい。私は書かなければならないかと。」リルケ著「若き詩人への手紙」 つい先日、とある会社に応募書類を書いていました。 自分の得意なことや、働きたい理由など。 夢中になって書いていけばい

アメリ

映画、アメリを見た。 ビジュアルが好みでこれまでにも何度か見ることを試みたことがあったんだけれども、毎回「夜寝る前、ひとりで静かに見たい気分」のときにチョイスしてしまうため最後まで見れた試しがなかった。 寝る前に見るのはキケンなので、朝イチで見ることに。 アメリは空想が好きで上手なのだけど、アメリの世界はとても可愛い。幼少期から両親しかいない世界で生きてきて、愛されてはいるものの友達もいない、狭い世界で生きていたら、それは空想の世界が広がるばかりだろうと思った。 アメリの

いまここで、声をあげること

やる人いないからやってるわけであって、言う人いないから言ってるだけであって、誰かやってくれる人がいるならやってよ、と思うし、本当はこんなこと書かないでいいなら書きたくない。いつもちょっとした野暮用やふとした興味本位から始まったものが、だいたい私の運のツキだったりする。 床数をかなり減らして、朝食もやめて、おせっかいを焼き続けるスタイルでポルトの営業を続けて1年くらい経つ。(と言っても稼働日はほんのわずか。)相手数が減ると一人一人とゆっくり話す時間も増える。そうするとやはりこ

(随時更新中)note メンバーシップの新機能・カイゼンまとめ

2023年10月1.メンバーシップの掲示板を非公開にできるように 2023年6月1.noteアプリからも、記事をメンバーシップに追加できるように 2.「人数制限ありのプラン」「完全招待制のプラン」がつくれるように 3.「退会予定者」をメンバー一覧画面で絞り込めるように 2023年4月1.退会するメンバーに向けて、メッセージの設定ができるように 2.掲示板で、Googleフォームの埋め込みが可能に 3.メンバーの情報欄にSNSアカウントを記入できるように 202

愛媛は北条から、夏休みのイデアをお届けするインスタ「はま」ができました。

 スーツケースにお土産を詰めて、友人との再会の予定を詰めて、小倉から松山まで船で7時間。松山から、車で海沿いを走ること30分くらいで帰り着くあの見慣れた漁師町のことを、私たちはいつからだか、どうしてだか「はま」と呼ぶ。海と山に囲まれた暖かな自然は、確かにこのまちの暮らしの中心ではあるけれど、家の前におすそわけ置いてくれるとか、隣町までヒッチハイクで連れて行ってくれるだとか、田舎が想起させる暖かさをここで暮らす人々に求めてはいけない。そこにあるのはただ、変わりゆく時代と変わらな

もっとも簡単で、究極に自由な表現「ZINE(ジン)」のこと知っていますか?

こんにちは、アーツトンネルのタカキです。 突然ですが、ZINEって知っていますか? ZINE(ジン)というのは、マガジン(MAGAZINE)のZINEが語源だと言われている、自由なテーマで作成された冊子のことです。 ギャラリーやカルチャー系のカフェなんかによく置いています。昔は、ビレッジヴァンガードなんかにも置いていましたよね。 実は昔、友人たち数名とZINEを作っていました。 その名も「炭坑夫の寝言」というZINEです。 「考える時間が多すぎる」 僕は大学を卒

期待と応援を重圧に感じる人へ

「頑張ってね!」 「期待しとるよ!」 「門司港をよろしくね!」 起業してからというものいろんな人に応援してもらい、ありがたいことに期待してくれる人も増えてきました。 自分には身に余るようなポジションでの仕事もいただいています。 でも、その一方で期待や応援を受けるたびに嬉しい気持ちと同時に「自分なんかができるのだろうか?」という不安や「失敗して期待や応援に応えられなかったらどうしよう?」という重圧が襲ってきます。 そして、日々その不安や重圧と戦っているような感覚があ

広告代理店勤務で東京にいた僕が地方移住を選んで、今もそこにいる理由

はじめまして。岩本成矢と申します。 福岡県北九州市の門司港で「株式会社DECORATE COMPANY」という会社の代表をしており、マーケティング支援事業と、カフェ経営をしています。 ▼経営している門司港のカフェ「四稀」 築100年の古民家をリノベーションして2020年6月にオープンしました。 https://www.instagram.com/p/CaecV-Uvb1z/ 僕は横浜で生まれ育った後、東京の大学に通い、東京の会社に勤め、東京で一人暮らしをしていたのです