見出し画像

Fieldism Live Report #15: Eversolitude & Fall of Tears pre. FALL IN LOVE WITH YOUR SOLITUDE ''FALL'' (12-3-2022)

前回の記事(ライブレポ)はこちら↓


 ライブレポは鮮度が命ということで、連投になります。決して手を抜いているわけではなく空いた時間をノベルゲームや新曲のDigに時間を割きたいからです、時間は有限なので。Ryotaです。

 前回の関西ヘヴィーミュージックシーンの新たな特異点になったSheeSawHarmの ''黎明ノスタルヂア'' から1日、久しぶりに2日連続でのライブになります。今回は自分が大好きなバンドEversolitudeとFall of Tearsが遂に大阪にやってきましたので、その時の様子を書き残していきます。


  Buried Aliveで集めているメンツみたいに人道に反したローチューニングやクソデカ音圧、メタルコアのような単音イエテボリリフ、ハードコアのモッシュパートなども好きなんですが、それ以上に自分が好きな音楽は「楽曲・作品にストーリーを感じさせる/心情に訴えかけてくるようなメッセージ性を内包した、美しいメロディのある音楽」なんですね。ジャンルにはうるさい方ですが、この概念だけは「ジャンル」では決してくくれるものではないと思います。自分もそういう音楽が好きな故 ''Stay Nerd / Stay Emotional'' を企画したくらいなので。今回のキャスティングは、2年前に自分で実現させようとしていたレベルで念願系だったので「行く」以外の選択肢がありませんでした(オタク特有の早口)。

Stay Nerd / Stay Emotionalの話はこちらで↓

 
 前置き長くなっちゃいましたね。行った方は当時の余韻に浸り、行けなかった方も是非当日の様子を想像してもらえたらと思います。なるべく解像度を高くして書いていきますので。

※各出演者・関係者の名前は敬称略になること、予めご了承ください。また、あくまでも一オーディエンスが感じたことなので何か新しい視点の発見や思考のきっかけになったら幸いです。


Laika

 トップバッターは新潟を拠点に活動している叙情メタルコア/ハードコアバンドLaika、急遽追加アクトとして大阪に初上陸しました。昨年も一度noteで取り上げておりますが、Vo. LYUとGt. YujiはCurse of my hands(同郷のプログレメタルコアInvert Hourglassの前身)を脱退したのちに立ち上げたバンドです。実はLYU以外のメンバーはこのバンドを結成するまで叙情系のジャンルに触れたことがなく、相当な試行錯誤や勉強を重ねた末、今の音楽性に至ります。


 諸事情によりDr. Doiが不参加だったためドラムは同期音源を用いた3人体制での出演となったものの、新潟からこちらに足を運んでくるということ自体がレアなので不完全な形でもライブを観る価値は大いにあったと思います。一曲目に昨年リリースされた曲 ''Bride'' 、二曲目にlive映像が先行で公開されていた ''Sakura'' を披露。各メンバーのフォーマルっぽい見た目も世界観を感じるんですが、Vo. LYUの出で立ちはEx. Solitude A Sleepless Nightsの田村義樹を彷彿とさせます。ただその悲痛なスクリームやa crowd of rebellionの小林亮輔を彷彿とさせるハイトーンクリーンでまた違った印象を受けますが…

 3曲目は未音源化の曲 ''Ivory''、こちらはイントロのプレイスルーがちらっと上がってますが、テクニカルかつメロディックなリフ回しは国内外のあらゆる叙情ハードコアの影響を受けながらも、以前在籍していたバンドの影響もあり、モダンなポストハードコア・Djent・メタルコアのエッセンスを感じます。4曲目は3拍子バラードの新曲 ''Lull'' をライブ初披露。終盤のYujiの膝付き慟哭必至のギターソロでぶち上がり。''Sakura'' と ''Lull'' は12/10にリリースされるInvert HourglassとのスプリットEP ''Search for Hope, In this Chaos'' に収録されますので、楽しみに待ちましょう。


最後は始動して初めてリリースされた曲 ''Mirage'' で締めていき、 初大阪にも拘わらずその場にいたオーディエンスを釘づけにして帰っていきました。


 さっきスプリットEPの話をしましたが、日曜日にはホーム新潟でレコ発が開催されます。LaikaはOaktailsSanzashiの2組と、KEEP AND WALKに出演することが多い激情・叙情バンドを招集。IA側のブッキングにはなりますが、厚木メタルコアInFixも現体制での活動は残り僅かなので、行ける人はチェックしておきましょう。自分はこの日は赴くことはできませんが、来年は北陸攻め込みます。



SheeSawHarm

 2バンド目は前日の ''黎明ノスタルヂア'' が大成功に終わった ''京都screamo'' SheeSawHarm、まさかのツーデイズです。現在関西のヘビーミュージックシーンの最前線で活躍している世代の中では最も今回のラインナップの方向性に適任といえます。現代に生きる人間の喜怒哀楽の感情を音やリリックに込めた楽曲や、プロフィール通りその目まぐるしい展開の多い楽曲からも「一つの物語を観ているかのような緊張感やストーリー性を感じる世界観」を感じ取ることができるでしょう。

 Fall of TearsやEversolitudeとの共演という念願が実現した今回、前日の公演とは少しセットリストを変えて臨んでくれました。セトリ1曲目は春先にリリースされたEP ''will in the Demijohn'' から ''Into the Ocean'' をプレイ。揺蕩うようなミドルチューンとアウトロの泣きのリードパートはまさに愛しい人への手向けというべき一曲でしょう。その後、未音源化曲の一つである''equinoctial''をプレイ。メインコンポーザーGt/Cho. mmのメロディセンスが光るツインリードパートがイケてるので、気になる人はぜひ足を運んでみてください(動画撮ってない)。

 ここからは前日もプレイされた楽曲が続くので簡潔に、前日にライブで初披露された ''余炎'' はmmのMC「一回火影にしようか」と言わんばかりの(実際言ってましたが)躁鬱系ブラストやモッシュパートが続くでこのバンドの不安定な世界観を垣間見、''ラストリゾート'' ~ ''カタストロフィ'' とエモーショナルなメロディと疾走感を内包したポストハードコアサウンドで畳みかけていきます。最後に ''空蝉'' ではmmとgongonの二人がフロアへ。もの悲しくライブするはずが、身体が闘争を求めすぎてしまったようです。最後はVo. ゆーさくが「〇すぞ!」と煽りたてていき、関西の最前線で活動するバンドとしての意地を見せつけていきました。


 キャリア初の自主企画や敬愛していたバンドの企画の出演と、クリスマスと正月が一気に来たような重要なイベントを完遂したSheeSawHarmでした。来年はさらなる活躍に期待がかかるとともに、新しい音源のリリースも予定されているようなので今のうちにチェックしておきましょう。



Hyuga

 3番手は唯一バンドでの出演ではないHyuga。かつては抒情ハードコアバンドRocket of the Bulldogsのフロントマン(2018年に解散)、現在はソロで活動するポエトリー・リーディングアーティストとして、身体一つとマイク一本とラップトップ一台でどこへでも駆けつけ、月に少なくとも10本以上のライブをこなすその精力的な活動には目を見張るものがあります。個人的には昨年末にStrandedとRiTTLEBOYが延期になっていたスプリットEPリリースツアー ''flat side'' の大阪編で観ていて今回が2度目になります。

 今回のセットリストは、主役の一翼Fall of TearsのGt. Hiiro & 後述のyozitsuのGt. kamiyaの二人がビートメイクした曲を中心に披露されていました。前半はHiiroが手掛けた ''アティチュード'' ~ ''陽に舞う'' ~ ''慕詩手帳'' を披露、アンビエント・ポストロックのインストにのせたトラックは優しさと弱さが同居しており、対照的ともいえるHyugaの等身大かつ力強いリリックに深みを与えています。個人的には ''慕詩手帳'' の「夢を叶えるのは~」のくだりと、「ずっと前から知ってた言葉なのに~」のラインはすごく気に入っています。


 4曲目以降はkamiyaがビートメイクを担当した、この季節にぴったりな飾らないラブソング ''雪が降った日'' を披露。「これが下積みだと思ってないです、今が最高傑作で次回作はそれを超え続けるというのがないとダメやと思います」とのMCののち、エモーショナルなピアノインストが印象的な ''前日'' から、過去にライブハウスのスタッフから言われた何気ない一言から悔しさをにじませて書いた曲 ''革命'' を披露。Rocket of the Bulldogs解散からソロ活動への決意表明というべき楽曲で個人的に一番好きな曲です。この日の公演ではないですが、上にライブ映像がYoutubeに上がっているので気になる方は聴いてみてください。リリックも読めます。


 「心も体も健やかに音楽ができますように」と、最後は唯一今回の出演者がビートメイクを手掛けていない ''セカンドステージ'' で締めました。Hyugaがフロアに降りてきてマイクスタンドを逆さにして全力シンガロングするパートもそうですが、「バンドTシャツは今日を忘れないためにある」はその日だけ販売されてるマーチを衝動買いしたオタクの気持ちが分かった気がします。


 今月が2~3日に1回ペースでライブがあって全部紹介できないので、一番大事そうなライブだけ載せときます。始動2周年ということで友人のねぎ(Zsaszオタク)がいるmogari after euphoriaとのロングセットツーマンをやるそうです。早く売れてスタバを浴びるように飲んでほしいですね。


yozitsu

 後半戦一発目は大阪発メロディックロックバンドyozitsu。2年前には ''Stay Nerd / Stay Emotional'' にも出演いただきました。「生きる上で経験する物事に対する考え」をリリックに乗せた、直情的かつ繊細でエモーショナルなロックサウンドに乗せた楽曲はリスナーの感覚に静かに染み込んでくることで定評があります。最近はGt. kamiyaがボカロPやアイドルAxelightの楽曲制作案件、Ba. hajiが我儘ラキアのサポートで多忙化していてあまりライブしている印象がありませんが、Fall of Tearsとyozitsuはお互い共演したい願望があったようだし、自分としてもこの邂逅をずっと待っていました。

 楽曲などの細かい説明は、3月にPerLeとの解散ライブで割と詳細に語ったのでなるべく簡潔にまとめますが、''はしがき(SE)''~''前略、名も知らぬ君へ(Inst)'' が始まったのちに現在音源化されている中で最新の楽曲 ''人間失格'' からスタート。''聴く小説'' をコンセプトにした楽曲は、原文を引用したリリック声楽的アプローチからアウトロにかけて畳みかけていく展開が素晴らしいです。そこから、「リードパート難しい」とkamiyaが語る''殺心犯'' ~ ''YOKA'' へ続いていきます。ピック引き~指弾きと器用にスタイルを変えながらテクニカルなベースラインを弾くhajiや、改めて聴くと声量の大きさが分かるVo. asahiのスクリームに耳が傾きます。


 後半は ''終束論'' ~ ''ゲノム'' とポストハードコア寄りのセットリストに。''終束論'' は音源ではA Ghost of FlareのVo. Yojiro、過去自分が観たライブではWinsethのTakayaやex. PerLeの28などがfeat.することもありましたが、今回は客演なしで対応。こちらもこの日の公演ではありませんが、どんな感じかは動画でも上がっていますので是非。:LILY時代から披露されている ''ゲノム'' は、Dr. ayatoの疾走感のあるドラミングと共に奏でられる激しい曲調で畳みかけていきます。最後はぶち上がったのかGt. kitayamaもフロアへ。柵なしの環境でyozitsuを観る機会が少ないので不思議な感覚でした。


 未音源化の新曲は既にライブで披露されておりますが、なかなか各個人が多忙でバンドとして活動しづらい感じで次のライブも決まっていないようですので、気長にアップデートを待ちましょう。


Eversolitude

 ここからは主役たちの登場です。トリ前はプログ・ポストハードコア/マス/オルタナティブロックバンドEversolitude。前身のSOLITUDE A SLEEPLESS NIGHTS時代にUnvisionのアルバムリリースレコ発で大阪に来たことはありますが、それ以来約3年ぶり & 現体制では初めての大阪公演になります。筆者個人としてもあの日はその年のライブでもトップクラスに楽しい一日で後に個人企画を始めるきっかけでもありました。実はAFTERGLOWの解散ライブでEversolitudeとしての初ライブはちゃっかり観たことがあり、前回の新曲特集で取り上げたEP ''SLOWLYCOLLAPSE'' のレコ発になる今回が2回目になります。

 一曲目は現体制の始まりであり過去との決別をストレートに表現した ''OVERWRITE''、続いて自己嫌悪と挑発をキャッチーなメロディとリフワークに込めた''或いは幽き放物線'' 披露。音源でも初ライブの時も感じたことですが、常に破綻しないぎりぎりのラインを攻めるアシンメトリックなGt/Cho. Gen & Gt. TKGのギターワークと時折主張してくるメリハリの利いたBa. NORAのベースラインやDr. Taskの手数の多いドラムはライブで観ると改めて ''マジでやってるんだ…'' と感じます。最もそう感じているのは、「自分で書いた鬼畜な曲を文句言わずに普通に完コピしてきたメンバーの姿を見た」Gen本人かもしれませんが。

 3曲目にはかねてからライブで披露されてきた、節々にMaison book girlあたりのアイドルソングからのインスピレーションを感じる高速ショートチューン ''時を縫う魔法'' をプレイ。GenのMC「最後のFall of Tearsまで駆け抜けてこう」と言い放ち、5月にシングルリリースされた ''INNER GHOSTS'' をプレイ。当時Vo. Tayoriのボーカルも相まって「椎名林檎YOASOBIかな?」って耳が錯覚したのは記憶に新しいですが、歪んだギターの音もシャウトもない、バンドで今までやったことのないリズム回しなど遊び心が伺える一曲です。


 静と動の勢い、Tayoriの柔和な性質のポエトリーとGenのピーキーなシャウトの対比などで後悔・焦燥感・不安を浮き彫りにした新譜のオープニング ''供花が鳴く'' からの先日MVがリリースされた''過日の影を踏む'' で泣きそうになったのはここだけの話。特集でもツイートでも書いたんですが、現在の音楽性への転向のきっかけになったSASN時代の ''Nefertiti'' へのアンサーであり、今はもう遠くに行ってしまった「彼」がその作品の中で生き続けているからこそ、そのレガシーを尊重しつつEversolitudeとしての新しい形を提示したんだと思います。終盤の転調した大サビも、それまでの語り掛けるような性質とは一転張り上げていくような力のこもり方を感じて拳が上がりました。


 最後は「『こんなくそ寒い時期に夏の曲やるの?』って話だけど、実際熱くなってきたでしょ?」とGenのMCの後に、蒸し暑くて不快な湿った空気感を感じつつも、どこか懐かしさと寂しさを感じてしまう夏の終わりを感じてしまう「劣夏」を披露して終了。アウトロのクリーンギターとポエトリーで余韻を残していきました。

 バンドとしてやりたいことを貫いた「多くのジャンルの影響を受けた自由なアプローチ」やメタルコア時代とは違ったベクトルのテクニカルさをもつ「糸を丁寧に縫い合わせるようなアンサンブル」を大阪のオーディエンスに見せつけたEversolitude、圧巻でした。



Fall of Tears

 大トリはキャリア初の大阪公演になる「ポエトリー・ハードコア」Fall of Tears。自分がライブを観始めたときはキャリアでも大きなターニングポイントだった2nd EP ''The flowers withered, Their color faded away''リリース直前でそれ以来年1ペースでライブ観てきたんですが、先月満を持してリリースされた''Never forget, Never regret''は「結成から今までのすべてが詰まった作品」と語る傑作。先月の青山で春ねむりVampilliaなどを招いて開催されたレコ発も速攻でソールドアウト & 更にはGt. HiiroがESPとのエンドース契約が決まっており、キャリア史上一番勢いに乗っている状況でついに大阪にやってきました。

 リリースして3年になり、個人的にもお気に入り曲の一つである ''Dead Flower'' からスタート。ポストロック/マスロック影響下のコード使いのアルペジオと所々キーが転調しながら展開していく作風ですが、個人的にはサビメロのリードが気に入ってます。元メンバーMiyauchi(現Take This to Heart)が叫んでいた箇所はGt. Koideが担当。以降は全て新譜の曲順になり、AlémnadirのPad音+雨音のSEから入るイントロと後半の激情パートで畳みかける2曲目 ''skvala''。実は3年前からライブで披露されてきて、実際に初めて観たのもSquall of Screamの初ライブ企画とかだった記憶があります。相変わらずではあるんですが、やはりVo. Mochinagaのスクリームの聴き取りやすさは群を抜いています。

 続いて ''asthenia'' ~ ''illuminate'' と続きます。''asthenia'' は優しさと憂鬱さと無力感をアルペジオとDr. Takefujiのドラムワークに込めたポストロックへのアプローチに傾倒した曲で、''illuminate'' はEPで最もダークなリリック & 抑鬱と怒りにまみれた激情ポストブラックを彼らなりに表現した曲。''asthenia'' と打って変わってブラストビートを連発するTakefuji、体格の良さに反してピックと指を使い分けて緩急をつけていく新ベーシストMnglにも目が行きました。

 ここでセットリストは後半戦へ。今作で唯一Koideがメインで作曲を手掛けた ''mement'' 、ピアノと変拍子を織り交ぜたひねくれたイントロが彼らしくて好きなんですが(そのイントロが某VOCALEAMOPのエッセンス感じたのはここだけの話)、音源でも元々秀逸だったHyugaのfeat.パートはとんでもなかったですね。この曲にはHyugaがRocket of the Bulldogs時代以来久しぶりのシャウトが収録されているのですが、その掛け合いで泣きそうになりました(2回目)。この日立ち会えた方はラッキーだと思います。

※「完全再現」とか言ってますけど踏()は不在でしたので、思い切り間違えてて恥ずかしいです。


 Mochinagaの言葉「生涯をかけて、この歌を届かせる(あやふや)」と、ここで今作最後の曲で ''Jasmine'' を披露。今回の公演は春ねむりは不在のためポエトリーをMochinaga、シンガロングを楽器隊がバックアップ。この曲聞き終わった時多幸感と余韻でしばらく呆然としていたのは今でも忘れません。個人的に一番好きなのは最後の転調なんですが、悲しみも喜びも希望も絶望も全てを飲み込んで前に進んでいくエンディングは鳥肌しか立ちません。下記ツイートの件、同じ感じ方がいたらこっそり教えてください。楽器隊の感情の昂ぶりを前面に押し出したパフォーマンスにも注目。

 
 これで圧倒的な余韻を残して終了…と思いきや、まさかのアンコール。その前にHiiroが「前のEPの曲やります」ということで、2nd EPの楽曲であり代表曲の一つである ''Cherry Blossoms'' をプレイ。自分が彼らを秋葉原音楽館で始めて観た時に衝撃を受け、ずっと鳥肌が止まらなかった思い出深い一曲ですが、やっぱりMVやリリック見返しても新海誠作品を始め多種多様なアニメ・小説などから影響を受けたVo. Mochinagaの手がける詩的で悲壮感漂う世界観の解像度の高さが分かります。終わった後はメンバー皆満身創痍でしたね。


 素敵な一日をしめくくり、圧倒的な余韻を残しFall of Tearsですが、 ''Never forget, Never regret.'' は大阪のCDショップ礎でも流通が始まっております。通販もありますが、近くにお住まいの方も是非足を運んでお求めください(ダイレクトマーケティング)。


末筆

 ということで、完全に俺得なラインナップの1日でした。最近は「体動かして楽しめ!」的なスタンスのハードコア・ポップパンクのライブに行くことが多かったので、この日みたいな物語性を感じる美しい音楽を奏でるバンドばかりが集まった日は本当に貴重でした(最後にそういうライブに行ったのは眩暈SIRENのワンマン以来だったと思う)。

 この日みたいなエモーショナルな音楽が集まるイベントって関西圏ではなかなか開催されないので、「やっぱり''Stay Nerd / Stay Emotional''開催したいな~」って改めて感じましたね。今は色々な事情でなかなかすぐに行動には起こせないですが、再来年くらいには実現出来たらとは考えています。



 年明け1/15には東京編 ''FALL IN LOVE WITH YOUR SOLITUDE ''SOLITUDE'' があります。ゲストアクトは日本語ギターロックを軸にポストロック/激情ハードコア等のアプローチを見せるサウンドとGt/Vo. オキタユウキの甘い声質ながら鋭くとがり切ったリリックが癖になる3ピースオルタナティブロックバンドété、ジェント・メタルコア・V系など様々なサブジャンルを巻き込みつつVo. KAZのパンチのある歌声を前面に押し出したメロディが魅力的なハイブリッド・ロック・バンドSLOTHREATがゲストアクトで決まってます。もしかするとまだ追加アクトあるとか…?今後のアナウンスに要チェックです。


 次回はUNHOLY11の企画 ''NEW WORLD ORDER Vol.4'' に遊びに行くのですが、次のライブでレポート書くのは今年最後になるかと思います。お楽しみに👀


ここまでお読みいただきありがとうございました。気に入ったら是非こちらのnoteやTwitterアカウントをフォローしてもらえると幸いです。あと感想やシェアして広めてもらえると励みになります。

バックナンバーはこちらから読めます。


この記事が参加している募集

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?