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「Stay Nerd / Stay Emotional -Lasting Moments-」バンド紹介

 アクト発表からはや2週間、このような不安定な状況の中でも多くの反応をいただいており、大変嬉しいです。僕も当日に備えて色々な泣けるアニメを観ながら当日に向けて高めています。皆さんも先日Twitterで上げたプレイリストで予習して当日に向けて備えてくださいね。何なら泣けるアニメも観てきてください、特に劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」観てくることをお勧めします。Ryotaです。

 前回の記事で予告した通り、今回は「Stay Nerd / Stay Emotional -Lasting Moments-」出演していただく5バンド(+O.A.)を紹介します。各バンドの楽曲も紹介の最後に挙げておきますので、気になったら是非聴いてみてください。主催者である僕の個人的な意見としては、会場に来場される方も配信で観る方も是非O.A.のColor of ThreadからトリのSquall of Screamまで観てくれたらうれしいです。

 そしてこの記事を読んでいる皆さんはもうご予約はお済みですか? 迷ってる人はぜひ早めのご予約をお勧めします。来場できない方の為にも配信チケットを販売しておりますので、そちらもチェックしてみてください。仕事や他のライブなどでリアルタイムで観れなくても、公演終了後にアーカイブを2週間残す予定です。


①Color of Thread

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 今年1月に始動した、平均年齢19~20歳の神戸発新鋭ツインボーカル・ポストハードコアバンド。前回の記事で紹介したこの企画のコンセプトに沿ったキャスティングとは別ですが、この日オープニングアクトとして出演してくれます。紹介する内容としては今回出演に至った経緯について話させていただければ。。。

 元々始動前からVo.の一人であるいつき君とよく関西のライブでお会いする機会があり、昨年秋ぐらいから楽曲のデモを配っているところに声を掛けたのがきっかけです。その時に話を聴いてみると、Breathe My WordsUNIONSみたいに、僕らなしでは神戸のシーン語れないようなバンドになりたい」という話を伺い、「彼らならもしかしたら。。。」とは考えておりました。始動直後にコロナウイルス流行による非常事態宣言でライブが出来ない期間はあったものの、解除後は精力的にライブを行ってきた彼らですが、今回のSN/SEを開催を決定するに至った段階で、いつき君から「神戸の若手として、荒削りなバンドながらどんどん勝負していきたい」という熱い逆オファーをいただき、今回正式にオープニングアクトとして出演していただくことになりました。

 自分も関西のメタル・ハードコアのライブシーンを盛り上げたくて「企画やってみよう」ってなったので、そこに賛同してくれる下の世代の人たちがいたのは素直に嬉しかったですね。まさか自分のイベントで逆オファーが来るとはおもっていなかったのでなおさらです。彼ら今回関西の先輩方に負けないように食らいつかんばかりに気合入っているので、これから新しくバンドを始めようと思っている人や同期のバンドマンたちには是非この日の彼らのライブを観てほしいなと思ってます。というか、特に同期の関西のラウドバンドは、必死にチャンスを掴もうとする彼らの姿勢を見習ってほしいです。


②余日

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 2019年始動、ex.) faithzやex.) VISION OF FATIMAのメンバーが結成した、大阪を拠点に活動するメロディック/エモーショナルロックバンド。

 今回の出演アクトの中では一番音楽性の面ではストレートにかっこいいエモーショナルなロックバンドなんですが、特筆すべきはその世界観と歌詞にあると思います。全身黒でスタイリッシュな衣装、モノトーンを基調としたアー写やジャケから漂う無機質でダークな雰囲気、思考哲学家や「魔法少女まどか☆マギカ」からインスピレーションを受けたとGt.の神谷君が語る、「生とは何か、死とは何か」と生きる上で皆一様に揃うことのない答えを問いかけ、いかに自分自身の人生を生きるかをオーディエンスに問いかけるテーマ性、そして問いかけの意図がリスナーによっては解釈が変わるであろう、端麗かつ意味深長な日本詞など... 彼らの1st EP「培養槽の脳」や後述の「終束論」が収録されている2nd single 「memento-mori」をチェックしていただければすぐに言っていることがなんとなく理解できるかなと思います。

 まあ言及するところを挙げれば数えきれないんですが、彼らを構成する要素一つ一つが緻密に練られた伏線だと考え、初めて音源を聴いたときに直感で思いついたのか「シュタインズ・ゲート系エモーショナルロック」と勝手に思ってました。ただ今考えたら的外れで「魔法少女まどか☆マギカ直系エモーショナルロック」で今回の出演アクトで言えば暁美ほむら的な立ち位置だと思います。とにかく、そのどこか陰のある要素がいい意味で中二感のある、「男の子の好きなカッコいい」が詰め込まれてるんじゃないでしょうか?

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↑暁美ほむら。余日のイメージカラーに実に合ってる(「魔法少女まどか☆マギカ」より)。

もともとこのバンドに所属していたベーシスト(もう脱退してしまいましたが)と面識があって、始動からちょくちょく名前を見かけていたのですがちゃんとライブを観たのは今年に入ってからです。今回お誘いしたのも上記のオタクが憧れそうな「中二的なカッコよさ」と、感性と感覚に静かに入り込んでくる楽曲が持つ複雑で壮大なテーマ性に惹かれたのがありますね。3月のレコ発にも行きたかったですね...

 下に彼らの楽曲を載せておきますので、是非彼らの放つメロディアスな音楽を聴きながら、自分たちの送る日常について思考してみませんか?そして是非彼らのパフォーマンスをライブで観ていただければと思います。個人的には今のところ一番新しい「終束論 feat Yojiro (A Ghost of Flare)」がお気に入りです。ワルプルギスの夜に聴いてほしいです。

https://www.tunecore.co.jp/artist/yozitsu(音源)


③PerLe

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 2018年結成、大阪発「次世代ファンタジーロックバンド」。兼ねてから生で観てみたいな~と思っていたバンドで、今回の関西勢4バンドの中では一番ファンタジー色強いバンドだと思ってます。

 Ba.のK0K1君が前のバンドに所属していたころから知っていたこともあって、始動からちらほら名前は聴いていたのですが(ちゃんと面と向かって話したのは年始からですけどね)、アー写の時点で強烈な世界観を放っていたのを覚えてます。音楽性も唯一無二で、エモ・ギターロックを基調としながら、世界の様々な民族音楽を取り入れた楽曲や、異国の伝承や物語からインスピレーションを受けた、ストーリー性の強い幻想的な歌詞が特徴的で、聴いているとまるで自分が小説・ライトノベルの物語の世界にトリップしているんじゃないかと錯覚するような、そんな不思議なバンドです。半年くらい前にリリースされた1st EP「Anemone」も音源から歌詞カード、ジャケットに至るまで彼らの個性を凝縮したコンセプチュアルな作品でした。それで僕が勝手に名付けたのは「聴くジブリ作品」です。失礼以外の何物でもないです。(ちなみにVo. 28ちゃんの好きなジブリ作品は「耳をすませば」とのことです。)

 まだ配信でしかライブ映像を観たことがないので浅いことしか言えないんですが、装飾も衣装も凝ってて世界観が巧妙に練られており、異世界の物語を追体験しているようなパフォーマンスとステージングを魅せてくれます。まさに「ライブで感じるジブリ作品」です。何気に弦楽器隊がDingwallとStrandbergという現代メタルコアの最先端的機材を使ってるのも、ファンタジー系の世界を舞台にしたアニメやゲームに出てくるような、近未来のオーバーテクノロジーめいた武器を連想させるのでそこもポイント高めです。

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直感でイメージ沸いたのはこんな感じ、「こんな終わり方でいいんですか?」と思いたくなるような悲しいアニメでしたね...(「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」より。)

 出演に至った経緯としては、前回の企画Buried Aliveに出演してくれたFOXCODEのVo.風太君経由でVo.の28ちゃんと知り合い、企画にも遊びに来てくれた日に「エモーショナルなバンドを集めた個人企画を今年の後半か来年くらいにやろうと思ってるんだけど...」とワンクッションおいて、「Stay Nerd / Stay Emotional」の準備を進めてから正式にお誘いした感じです。28ちゃんも僕も好きなバンドが似通っているところもあったので、今回の企画では絶対声を掛けようと思ってました。特にPerLeとSquall of Screamの対バンは計画当初から構想してましたしね。

 それと余談ですがBuried Aliveの一週間後にあった彼女たちのレコ発、行く気満々だったんですが、僕は家庭の事情で行けなくなって血の涙を流したのを未だに忘れていません。そんな「初めて生でライブ観ます」なんて抜かすような人間の企画にもかかわらず、本当にありがたいことに今回のライブにかける気合が凄まじい様です。未発表の新曲を何曲かセットリストに入れ、今回の企画のタイトル通り「Stay Nerd / Stay Emotional」を体現するような形で臨むとのこと。これはハンカチかタオル持参必至案件です。多分「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」並に泣ける予感がする。

 個人的には東方アレンジ・同人音楽ファンの耳にも止まってくれればなあ...とか考えてます。PerLeが創り出す夢のショータイム、是非その独特で幻想的な物語の世界に魅了されてほしいです。

https://www.tunecore.co.jp/artist/perle(音源)

下記リンクから音源やマーチを購入できます。



④Unvision

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 前回の記事でも説明した通り、今回のキャスティングの方向性を決定づけたバンドの一つです。今回お誘いしている関西勢は「強烈な世界観を放っているエモーショナルなバンド」を軸にしてるんですが、音楽性という側面で言えばUnvisionはその最たるものだと考えてます。

 メタルコア・ポストハードコアを軸にしながら、其れだけに縛られない多種多様なジャンルのエッセンスを加えた独自の音楽性、ジェットコースターのように意外性を持たせつつ目まぐるしく展開が変わると思いきや、一方でストレートにリスナーを引き込むドラマ性、ピアノやストリングスや環境音など様々な「音」を駆使して作り上げる彼ら独特の壮大な世界観、そしてそれに違わぬテクニカルでハイレベルな演奏技術、いろんな側面で観てもUnvisionって音楽ジャンルでしか形容できないんじゃないか?って思ってます。あえて言うなら「劇場版ポケモン系ポストハードコア」でしょうか?これはメンバーにポケモントレーナーが多いからっていうのもありますが、変幻自在な彼らの音楽性ゆえにそう名付けてます。劇場版なのは世界観が壮大だからです。そのうえ実際のライブでもステージングとパフォーマンスはキレキレです。

 特に昨年リリースされた1stフルアルバム「A Circle of Elements」は11曲も収録されてるのにどの曲も世界観が壮大で個性が強く、アルバム全体としての緩急もあって途中でだれることなく聴けてしまう恐るべき音源です。もちろん5月にリリースされたデジタルシングル「GUARDIAN」でも、ドラマ性のある展開はブラッシュアップされています。今後の作品も変拍子や大胆なテンポチェンジを加えた個性豊かな作品をリリースしてくれると思います。

 先日のブログでも述べた通り、このバンドのツアーファイナルを観に行ったことをきっかけに企画のアクトの方向性が決まったのですが、同時にGt./Main Composerのくろちゃんと仲良くなり、彼が2月の「Buried Alive」にも遊びに来てくれたこともあって、今回の「Stay Nerd / Stay Emotional」の準備を進めようとしたときにPerLeとほとんど同じタイミングで出演依頼を掛けさせていただきました。即日で出演OKしてくれたのを覚えてます。

 当日はサポートベーシストとしてハジさん(余日もサポートするのでツーステージ)が入り、サポートギタリストとして今年6月に脱退を表明したマサト君がこの日限定でカムバックするスペシャルな布陣で臨みます。本気のUnvisionが織りなす、壮大な世界観とテクニカルなパフォーマンスとステージングに圧巻されてほしいと思います。

https://www.tunecore.co.jp/artist/Unvision(音源)


⑤Winseth

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 前回の記事でも触れましたが、自分がライブイベントを主催するにあたって心構えや信念において多大な影響を受けた、兵庫・姫路発ツインボーカルポストハードコアバンドです。色鮮やかなシンセやストリングスを交えた伸びやかで叙情的な世界観に、ドラマティックなメロディラインを奏でるリードギター、Earthists.Abstractsにもあてはまるプログレッシブでメタリック感あふれるサウンド、そしてふじぽん君と孝弥さんのツインボーカルが特徴的です。

 あとこれはあまり話題になってないんですが、メインコンポーザーの孝弥さんがオタクなのか、楽曲がアニメからインスピレーションを受けていたりします。例えば、バンド紹介の後に下にリンク載せる「白銀に淀む」は歌詞が「結城友奈は勇者である」(最近3期制作発表されましたね)の世界観にインスピレーションを受けた感じですし、昨年末に発表された2nd EP「The Writers」のTr.1「-Petunia-」とTr.2「メアン」は、その「結城友奈は勇者である」のソシャゲ「花結いのきらめき」に出てくるキャラクターの秋原雪花(下記参照)が元ネタだったりします(※事実です)。他の楽曲もそういうインスピレーションを受けてると思うんで、興味あるオタクは彼にこっそり聞いてみてください。多分小一時間くらいは熱く語ってくれると思います。

 僕も彼に薦められて1日で2クール分全24話ぶっ通しで観たんですが、予想以上にドはまりして今年のお盆は香川の観音寺と坂出に聖地巡礼しに行きました(前回の記事参照)。重苦しい要素が「魔法少女まどか☆マギカ」と比較されがちですが良いアニメなので観ましょう。ちなみに彼は三ノ輪銀の生き様に感銘を受けているようですが、僕は乃木園子に一番感銘を受けております。

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↑秋原雪花、モチーフの花はペチュニア。(「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」より)

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↑三ノ輪銀(左)と乃木園子(右)。(「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」より)

話が脱線してしまいましたが、前述の通り企画を行うにあたって、Support Your Localのマインドは一番影響を受けています。面識ができたのは再始動してからの昨年春からなんですが、彼らの企画は「本気で自分たちの遊び場を盛り上げようと」しているところに一番感銘を受けております。再始動から今日まで彼らが関わっている企画が3つあるんですが、どれも大盛況に終わってます。その中でも僕は前回の記事でも触れた「SOUL-STIRRING」と「WEST RECURRENCE」に行ったんですが、どちらもただ楽しかっただけではなく、今後ライブイベントを主催していくためのアティチュードを学べたという面では自分にとって意味のあるイベントだったと今でも感じてます。また、昨年末の「Re: CREATORS -播州姫路卍忘年会!!-」は後述のSquall of Screamが企画した「令和ヲタク大戦争」があって行けなかったのですが、そちらも関西若手のあらゆるメタル・ハードコア・ラウドバンドを彼らのホーム姫路に集結させた大規模イベントで大盛況だったと聞いてます。

 今回このイベントを成功させるためには、そんな自分たちの音楽に愚直かつ真摯な彼らの助力が不可欠だと考え、声を掛けさせていただきました。僕が彼らを再始動一発目の企画で観た時と同じように、ただカッコいいだけではない、「カッコいい」と感じる以上に心の琴線に響く何かを、彼らのライブから感じ取っていただけたらなと思っております。

https://www.tunecore.co.jp/artist/winseth(音源)


⑥Squall of Scream

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 「激しく、儚く、切ない」架空のバンドというモットーで活動している同人サークルが参戦決定。今回の出演アクトのアナウンスを見て驚いた方も多いかと。実際に僕も出演を了承してもらったときはテンションが上がってその夜眠ることが出来ませんでした。というのも自分がイベンターを始めた一番最初のきっかけが彼ら(後述)なので、今回自分の企画に呼ぶことが出来たのは今まで結んできた縁あっての奇跡だと思っています。このバンドについて一番言いたいことは、そもそもなぜ僕がライブイベントを企画するに至ったのかっていう根幹にかかわる部分なんでまとめてここに書こうと思います。

 馴染みが薄い方も中にはいると思いますので一応説明すると、同人音楽という界隈の中には、趣味として音楽を作っている方達がいるのですが(例えば、WAILING ARIESも同人即売会で作品を頒布しているので一応その枠組みに入ります)、その中にはゲームやアニメの音楽をアレンジしたりインスパイアを受けた音源を作ってる人もいます。その中でもSquall of Screamは「東方」というゲームジャンルでメタルコア・スクリーモ・メロディックハードコアを基調としたバンドアレンジを扱っていて、ここ最近僕の周りでも認知している人が増えてきています。また、現在オリジナル曲EPを制作中とのこと。(最後に先行シングルの楽曲を載せておきます。元ネタはいわずもがな「あの夏アニメ」です、わかりますよね?)

 僕自身もForeground EclipseDraw The Emotionalから影響を受けてメタルコアやスクリーモを本格的に聴き始めたようなものなので(知らない方はここから以前の記事が読めます)、上記のサークルから多大な影響を受けた彼らの音源を聴いたときは震えが止まりませんでした。もちろん、彼らのライブは同人サークルとしての音源の枠を飛び越えた''バンド''の可能性を十二分に見せつけてくれます。

 僕は2年前くらいに「同人ラウド(東方アレンジ・VOCALEAMO etc.)をメタルやハードコアを聴いている周囲の人に布教させたい」と思って自分のアカウントでそういう楽曲を紹介していたのですが(後々知人に聞いたら、チェックしてた人がまあまあいたっぽくて若干恥ずかしいです)、その時に「SOSの楽曲を自分のアカウントで紹介したいから動画使って大丈夫ですか?」とVo. TakutoさんにTwitterでコンタクトを掛けたのが全ての始まりでした。SOSに所属する前で、当時別の東方ラウドサークルに所属していたVo. ユイ先生とTwitterで知り合ったのもほとんど同時期です。

 そしてその年の暮れにコミックマーケットに初めて参加したその日の夜に、縁あって秋葉原のHUBで一緒に東方ラウドサークルの方々と飲みに行く機会があったのですが、その時にNoofさんやTakutoさんと初めてリアルでお会いしました。その時に二人に『君は絶対個人でイベント企画した方が良いよ‼︎その情熱があれば上手くいくよ‼︎』って言われたのは今でも忘れられません。その時は「まだイメージできないけど、いつかやってみたいなあ」としか考えてませんでしたが、翌年のWinsethのレコ発や、Buried Aliveで一緒に企画したがっしーとの出会いがあって「イベンターやってみよう」と考えて実際にBuried Aliveに着手しました。それと同時に、Unvisionのアルバムツアーファイナルを通して「妥協無しでエモーショナルなバンドを集めた自主企画をやりたい」という考えもだんだん湧き上がるようになりました。

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↑秋葉原HUB。コミケや例大祭の夜は限界オタクが集う通称「流刑地」。ここでの出会いがターニングポイントだったと思う。

 そして昨年末にSOSが初めてバンドとしてライブをする日となった「令和ヲタク大戦争」でパンパンになった秋葉原音楽館のフロアを見て、「絶対関西のライブハウスにこの人たち呼んでまた同じ光景を見たい、そして関西のバンドと対バンさせたい」と感動で泣きながらフロアにダイブして思いました。そしてBuried Aliveが終了してひと段落した後、実際に今回の企画の方針が固まった当初から声を掛けさせていただいた次第です。ファーストコンタクトから出演依頼までだいたい1年半くらいなんですけど、SOSが出演に至った経緯はこんな感じだったと思います。あの秋葉原HUBでの一言がなければ、間違いなく「Stay Nerd / Stay Emotional」を掲げている今の自分はいないしBuried Aliveは実現しなかっただろうしこの企画自体やろうともしなかったと思います。

 今回はコロナウイルスの流行が衰えず、オーディエンスがいっぱいで、シンガロングやモッシュやステージダイブがあるいつものフロアを見せてあげられることが出来ないにも関わらず、それでも多忙なスケジュールの中調整して頂き、この一日のために関西に来て自分の企画でライブをしてくれることには感謝しきれてもしきれません。「同人音楽をライブに行っているみんなに知ってほしいから」と彼らにコンタクトをかけていた2年前から僕の信念は何一つブレずにやってきたからこそ今回の初関西が実現できました。副題の「Lasting Moments」にあるように、彼らの今回の初遠征が、会場に来てくれる・配信を見てくれる皆様だけでなく、彼ら自身の「心と記憶に残り続ける瞬間」になってくれれば主催者冥利に尽きます。縁が繋いでくれた奇跡、一人でも多くの方に観てほしいです。

最新作は上記委託サイトから購入できます。個人的にはTr.8の「今は昔と花も幻 feat. Mochinaga from Fall of Tears」がお気に入りです。下記視聴動画。

廃盤になった一部音源は上記FANBOXからデジタルでDL可能です。


最後に

 出演者の皆様を自分のエピソードを交えた完全な主観で紹介させていただきました。この企画はこの不安定な情勢にもかかわらず、快く出演を引き受けてくださった出演者の皆さんの力がなければ実現なしえなかったのは勿論ですが、SN/SEは僕個人の打ち立てた企画であり、やるからには僕の信条全てを形にしたイベントにしたいと願い立案に向けてこの一年近く動いてきました。つまりこの企画が成功しないということは、僕が掲げてきた信念の敗北を意味することに他ならないんで、絶対に負けられません。他の人からしたら、「だから何だよ、そんなん自分には関係ないし」って話ですが、そこら辺のテキトーな企画とは気合が違うんで、そこはわかってほしいです。

 これを読んでいる人の多くはすでにチケットを予約してくれているか、興味がある方だと思いますが、このイベントについて周りの興味ありそうな人や知り合いにも声を掛けてみていただけると本当にありがたいです。開催まであと1ヶ月弱ですが、ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。今後も「Stay Nerd / Stay Emotional」を続けていきたいので、皆様の力を貸していただければありがたいことこの上ないです。

 そして会場に来る人もライブ終わって帰る前とか、配信で観る人もツイキャスのチャットとか、Twitterとかで一言でもいいんで 【#SNSE】のハッシュタグ付けて「○○(バンド名)観ました、カッコよかったです」とか何かしら言ってもらえると嬉しいです。

 ご来場の方は11月22日(日)神戸KINGSXにてお待ちしております、当日足を運ぶことが叶わない方も配信にて彼らのパフォーマンスを目に焼き付けてください。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。コメントや応援など頂けると大変喜びます。


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