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こころの健康と生活のリズム

外出自粛が始まって約2か月。

お出かけが好きな人には

こころが晴れない毎日だったかもしれません。

私自身、外食できない生活に

ストレスを感じています。

加えて、慣れない在宅勤務や

家族と過ごす時間が増えたことなど

生活スタイルの変化

重なっています。

やる気が出なかったり

不安が強くなっていたりする方は

これを読んで実践すると

鬱々とした気持ちの解消に

役立つはずです。

これから紹介する内容は

国際双極性障害学会

光療法・生物リズム学会

で共同発表された提言の

日本語翻訳版からピックアップし

解説したものです。

もともと家にいることが好きな人にも

そうでない人にとっても

大切な心がけが載っています。

老若男女に共通した提言です。

よかったら画像だけでも

斜め読みしてみてください。

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家でルーティン

朝起きたらパンを食べる。

コーヒーを飲み終えたら歯磨きをする。

寝る前にストレッチする。

家ですることはだいたい決まっています。

この順番や時間を決めて

毎日同じように動きます。

何でも良いので

生活に自分なりのルーティンを持つことで

自ずとリズムが整うでしょう。

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規則正しい睡眠

夜型の人でも同じ時間に寝て起きることで

体内時計の乱れを防ぐことができると言われます。

体内時計の周期には大きな個人差があり、その長短は、寝起きのタイミング(眠くなる時刻、自然に目覚める時刻、朝型夜型)の決定に大きく関与します。また周期の異常(極端な長短)によって概日リズム睡眠障害(睡眠・覚醒リズム障害、睡眠時間帯が異常になる)が発症することも明らかになっています。 国立精神・神経医療研究センターHPより

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日光浴

体内時計の時刻合わせには、

まず朝の日光を浴びること。

STAY HOME期間中でも

3密回避を守って、外に出る時間をとりましょう。

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毎日運動

1日のどこかに運動を。

朝起きたら1分だけストレッチ。

寝ながら筋トレ。

外で軽く散歩するのも良いでしょう。

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時間を決める

時間を決めておくと習慣化しやすいです。

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毎日食事

食欲がなければ食べやすいものを

食べましょう。

くれぐれも欠食は避けましょう。

健康なこころも食事から。

色々なものをバランス良く摂ることができれば

ベストです。

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人との交流

誰かと話すことで気持ちが軽くなったこと、

ありませんか。

社会的距離を持つ期間中も

人との交流は大切です。

SNSや電話などを使い

1日1回はリアルタイムで誰かと交流し

孤独にならないようにしましょう。

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昼寝

どうしても昼寝が必要な方は

30分以内におさめましょう。

そうすることで夜の睡眠の質を保ちます。

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夜は明るい光を避ける

光を発するものには

パソコンやスマホのディスプレイも含まれます。

ブルーライトは、睡眠に不可欠なホルモンを

減らしてしまうことがわかっているからです。

東京学芸大学紀要 総合教育科学系 Ⅱ 69:431-441,2018

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この記事で挙げたことは

誰でも、いつでも簡単に始められます。

もしかすると

全て当たり前のことだったかもしれません。

A 当たり前のことを

B バカにせず

C ちゃんとする

これは人材教育や朝礼などで

紹介されることもある

ABC行動

と呼ばれるものです。

こころの健康についても同じことが言えます。

具合が悪いことがあれば基本に立ち戻る。

これが結局一番長く元気に過ごせるコツなのです。

これからの新しい生活様式

しばらくは、この非日常に慣れないと思います。

安定したこころがあれば

多少のストレスは乗り越えられます。

今できていないことを見直し

一緒に生活リズムを整えていきましょう。

⭐️この記事は、日本うつ病学会HPに載っている

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行下における、
こころの健康維持のコツ
を参照しています。

⭐️SNS相談について紹介しています↓↓↓




読んで下さりありがとうございます。読みやすいコラムを目指します。