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#ff1_1 佐藤美郷のはじめまして。

※この記事は2020年6月3日に公開したものを再掲しています。

みなさん、こんばんは。
それぞれ今日はどんな一日でしたでしょうか。
私はおこもりDIY、壁の漆喰塗りをしていました。達成感。

交換日記の一巡目。
少し、私のことを書かせてもらおうと思います。

佐藤美郷(さとうみさと)、福島県南相馬市の出身で、今年34歳になります。大学進学で東京へ上京して、卒業後は成田空港のグランドスタッフとして勤務しました。社会人2年目に東日本大震災があり、その年の夏には仕事を辞めて淡路島に移住。半農半芸の生活をしながら、そこで一年間を過ごします。

実家が農家だったこと、福島第一原子力発電所から20キロ圏内だったこと、当時好きだった人が被災してしまったこと。東北の人それぞれ皆が大変な思いをしてきたのと同じように、私にもたくさんの出来事が降りかかってきました。
たくさん涙して、たくさん考えて、たくさん行動しました。
そして行きついたひとつの答えが、「衣食住」を健やかに保つこと。
放射性物質という目に見えない、でも確実に私たちの健康に被害を及ぼす存在と立ち向かっていくには、もうこれしかないと思いました。専門家が必死に考えても「この先どうなるか」の答えがでなかった当時、一庶民である自分にできるのは、「目に見える範囲を整えていくこと」しかない、と。

情報って究極は「誰を信じるか」ということだと思っています。そのためには「何を信じるか」という指針を自分の中に持たなきゃいけない。だから調べて、学んで、考えて、トライして、改善する。その繰り返しでようやく「これなら信じられるかも」という、 生きていく上での“自分の視点” みたいなものを持てるのではないかと、思っています。

いま私は、福島県須賀川市でゲストハウスの開業準備をしています。夫と二人で慣れないDIYをしながら、日々あれやこれやと奮闘中です。
ゲストハウスという形を選んだのも、「衣食住」を実践するのにぴったりだと思ったから。自分たちにできる範囲で、自分たちにとってバランスのいい生活を実践したい。それを二人の故郷である福島県ですることに、とっても大きな喜びとやりがいを感じています。

さて、長くなりました。もう終わります。
最後におうち時間のお友として、私のおすすめをご紹介…*

絵本『あさになったのでまどをあけますよ』story and pictures by 荒井良二 です。

朝はみんなに等しくやってきて「おはよう」を告げる。それぞれの場所で朝を迎えたら、窓を開けて今日をはじめたくなる。そんなカラフルな一冊です。

ではみなさん、おやすみなさい…☽ ・
次回は @nekonihikito_tomoni 陽香さんにバトンを渡します🎀

2020年6月3日
佐藤美郷

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