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休校の連絡からの、ガッカリからの、こころが復活するまでを振り返る話:(心に寄り添う)

3月のはじめ、政府からの外出自粛要請にともない、中学校が休校になり、続いて小学校が休校になるという連絡がきた。

コロナの大流行を引き起こすわけにはいかないという政策は間違ってはいないと思う。
しかし、休校の連絡を受けた瞬間は今後の生活を考えてガックリと気落ちしてしまった。

お昼ごはん問題
学校が長期休みの度にふりかかる主婦への足かせ。物理攻撃。

宿題問題
長期休みの間でも特に後期に親子戦争の引き金になる事が多い。精神攻撃。

数々の問題事項が頭をよぎるけれど、今回はさらにそれ以上のとてつもない大問題が予想される。

これから始まる24時間子どもと一緒問題
これはけっこう大問題ではなかろうか。

わたしは子育てでつまづいて子供との関係をこじらせてしまった過去がある。

ようやく関係が改善されてきたんだもの。またこじらせたくはない。

まだまだわたしは成長途中で、昔の悪いパターンをつい使ってしまって反発されて反省する日もある。

朝から晩まで一緒に過ごしているとつい悪い面に目が向いてしまうことが増えるのではないのだろうか・・・

気分転換に楽しい予定をたてることもできず、外出もままならず、狭い家の中で顔をつきあわせて過ごすのだから雰囲気が悪くなったら最悪だ。

うわー、やだやだどうしよう。考えただけで気が滅入る。コロナの事も心配で落ち着かない毎日なのにこれ以上の厄介ごとはごめんだわー!

えーー、やだ、えーーー、やだ、えーーーー!

ひとしきり子供のように心の中で駄々をこねる。

まっとうに人生経験つんでちゃんと成長してきた大人ならきっともっと違う反応をするのだろう。

しかしわたしはそんな立派な大人ではない。休校というワードからとっさに出たのは、子供の感染リスクの低下に対する安心とか疫病の対策に対する考察ではなく、目先の自己中心的な不安や不満だった。

でも押し寄せる感情にジタバタながらも

『こんな大変な時期にこんなこと言ってる場合じゃない』とか

『親だったら自分の事より子供の事を一番に考えなくてはいけないのに』とか

『もう決まった事だから文句言わずに受け入れなければいけない』とか

ネガティブになってしまった自分を否定するようなことは考えない。
目先の変化に不安になっている『気持ち』にとことん寄り添って一緒にヤダヤダする。

更に低レベルな愚痴もどんどん出てきた。

子供が家にいると見たいタイミングでテレビが見れないとか
やろうと思っていたアレコレもきっとする時間なくなるとか
しょっちゅう姉弟ケンカになってうるさいんだろうなぁとか

めんどくさい、めんどくさい、めんどくさい!!

普段は仕事や塾や部活で顔を合わす機会もめっきり減ったのに!朝から晩まで一緒に過ごすなんて!!!


あれ?


そういえば最近は本当に朝の短時間、寝るまでの短時間しか顔を合わせてないかもしれない。

お互い忙しいから一緒にいてもバタバタしてて、時間が気になってあまりのんびり過ごしてなかった。

これはひょっとしたら、逆に親子の課題を一気に解消できる千載一遇のチャンスなのでは?

自分だけでやれる事はコロナ禍が終わってからでもできる。

でも朝から晩までずっと長期間にわたって子供たちと一緒に家で過ごすなんて、この先きっと一生ない。

自分も子供も成長するチャンスだ!!

急にあんなに憂鬱だった休校期間がとてつもなく貴重な大切な時間に思えてきた。

子供たちとの信頼関係をより強固なものにすること!!
アトピー性皮膚炎を改善すること!!
勉強に対するやる気改善!!
生活習慣を整えること!!

やりたい事がいっぱい出てきた。
むしろやりたいことに対して時間が足りないかもしれない。

もはや休校が待ち遠しくで仕方なくなってきた。

そしてほどなく休校が始まった。

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