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キラキラした言葉を受けとる喜び

人生をデザインするZERO SCHOOL4回目の講義。
講師はコピーライターの阿部広太郎さん。

1時間半の講義のあいだ、
阿部さんが語ることばは、ぜんぶキラキラしていた。

腕利きの料理人が
食材の良さを最大限引き出した
フルコースをふるまってくれているような

そのキラキラさに、その場にいるみんなが
うっとりし、時に目をうるませるのを感じた

「言霊=ことだま」を痛烈に浴びさせてもらった時間

阿部さんがこうした言葉を紡げるようになるまで
どれだけの途方もない労力・時間が必要だったのだろう
と思わずにはいられなかった

「寝食を忘れるように打ち込んだ三年間」
「質より量」
「光の当て方で、輝き方が変わる」
というお話もあったように
とことん言葉と向き合われるなかで
どういう場面で、どういう光の当て方をすれば
その言葉がいちばん輝くかを
知っている方なのだろう

ダイヤモンドを研磨するように
言葉を一つひとつ磨いて
それがいちばん美しく見えるディスプレイを考える
プロのお仕事に圧倒された

ふだんの自分は
「伝えたつもりなのに、伝わっていない」
など、伝え方が未熟で試行錯誤しているところ。

阿部さんは、
圧倒的に「伝わる」話し方・言葉の選び方をなさっていて
それは私の欲しているスキル・あり方だなぁと感じた。

感じたままにタブレットで描いてみた

他にも阿部さんのお話で印象的だったのは
言い換える・自分で矢印を引くことの大事さの話。

目の前の現実は変わらなくても、自分の捉え方を変えることはできる
その捉え方を変えてゆく意思が、「ヤジルシという企て」という
阿部さんの言葉につながってくるのかなぁと。

あと、「問いを立てることが大切」
という話は、前回講義のデザイン思考とも繋がっているなぁと。

①「たとえば」で経験を拡張し、
②「そもそも」で本質をあぶりだし
③「つまり」でコピーにする
という説明が、とても分かりやすかった。

「I LOVE YOU」を言い換えるとしたら?
というお話もあった。

自分なりに、上の流れに当てはめて考えてみる

①「たとえば」・・・急に雨が降ってきたときに、出先で旦那さんからのメールを受信した、とある女性。メールには「傘持ってる?」
(傘持ってないなら、迎えに行こうかというような感じ)
②「そもそも」・・・「I LOVE YOU」とは、相手を気にかけること
③「つまり」・・・「I LOVE YOU」=「傘持ってる?」

他にも阿部さんの「それ勝手な決めつけかもよ?」という本に
自分の仕事を言い換えてみよう、というワークがあった
(今回のZERO講義ではこのワークはなかったが、参考として)

私自身の「はちみつ屋勤務」を言い換えてみる
①「たとえば」・・・買いに来るお客さんは、蜂蜜をとても多様な使い方をしている!!「芸術家か!?」というようなクリエイティブなお客さんたち
②「そもそも」・・・蜂蜜は暮らしを豊かにする一つのアイテムだ。暮らしの中で使うことそのものが表現で、「使って嬉しい・ワクワク」な気分を広げてゆく
③「つまり」・・・「はちみつ屋勤務」=「“はちみつアーティスト”のプロデューサー」


講義を終え、
人生をデザインしてゆくなかで、
自分はどんな言葉たちと一緒に生きてゆきたいのか
そんなことを強く感じている

みんな思い思いのキラキラした言葉をしっかり持っていて、
時に応じて、それを互いに差し出してシェアし合える
そんな社会になったらうれしいな~




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