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【2023年最新版】コンパクトに訪日インバウンドの動向をまとめてみた

【私たちについて】
クリエイター専門のマネジメントを提供している「株式会社フェローズ」の初の海外拠点として設立された、Fellows Creative Staff Singapore(フェローズシンガポール)

私たちは、「一者一社と熱くむきあう」ことを理念に、現地クリエイターやエキスパートと、海外進出を目指す日本企業の出会いを実現します。
 東南アジアで構築してきた独自のネットワークを活用し、東南アジアのクリエイターや、各業界の専門性を持ったエキスパートを紹介しています。

また、シンガポールの優秀な人材、制作クリエイター探し、東南アジアへ進出といった「ご縁」をつないでほしいという相談は、弊社TwitterのDM、HPから受け付けています✉



近年、コロナ渦が収まったことにより、外国人観光客の数が増えています。それにともない、インバウンド向けに商品やサービスを開発し、マーケティングを新しく始めたという方も多いのではないのでしょうか。

しかし、その外国人観光客についてどれくらい理解できているでしょうか?
例えば、日本に来て何を求めているか、どんなことにお金を使っているか、どこの国の環境客が多いか、などです。

そこで今回は、インバウンド向けに事業を行っている企業の方が短い時間で大まかな訪日インバウンドの動向がわかるよう、コンパクトにまとめました。

※コンパクト、に伝えるために、細かいことはあまり載せていません。
今回の記事を皮切りに、より観光客のことを知っていこうとするきっかけになればうれしいです。そして、彼らにぜひ日本の魅力を届けていきましょう!

1.最新のインバウンド=訪日旅行 動向まとめ

まず、訪日外国人観光客の数はどうでしょうか。

コロナ渦が明けたこと、日本の物価上昇率が低い、円安、こういった理由から、コロナ前の2019年と比べて、2023年では約8割の外国人が日本を訪れるようになったことがわかります。
将来的な予測だと、2024年、2025年とこのまま右肩上がりで訪日外国人観光客が増えると予想されています
そのため、これからインバウンド向けに何かしていきたいという方も全く遅いということはなく、むしろ絶好のタイミングであるとも思います。

また、これまで購買力が他国に比べ高くなかった、東南アジア諸国の購買力が強化されており、そこも注目ですね。


2.コロナ前と後での訪日外国客の傾向の変化

訪日外国人観光客の傾向はどうでしょうか。

1番は購買力が上昇したことです。
コロナ前は、LCCや安価なホテルの利用が多かったのですが、最近は高額商品や高価格帯のホテルの利用が増加しており、ホテルの客室単価はコロナ前を上回っているようです。
また、「消耗品の売上高」よりも、「高価格商品が含まれる一般物品の売上高」の方が、コロナ前と比較して回復しています。

中国の観光客の爆買い、が流行った時は安かったから。
しかし、現在は高くてもしっかりとしたクオリティーのものであれば、外国人観光客の方は購買に至る、ということがわかります。


3.2023年1月から7月の、国別訪日外客数

国別の訪日外国人観光客数はどうでしょう。

韓国、台湾、香港、アメリカが圧倒的ですね。
韓国、台湾、香港は日本から近いですし、親日の方も多いですよね。特に韓国人に関しては、都市部では1日1回は見かけているといっても過言ではないというくらい、よく見かけます。

中国、台湾、香港と多くの観光客が訪れているこの3国は中国語を話しているので、中国語対応をした商品、サービス、また店舗であればメニューなどを整備しておくことで、彼らが買い物をしやすくなると思います。

次に注目すべきは東南アジアでしょうか。タイが1番多く、その次にベトナム、そしてフィリピン、シンガポール、インドネシア、マレーシアという順番です。どの国も20万人以上訪れています。
前述しましたが、東南アジアの観光客が多いのに加え、購買力も上がっています。そのため、これまでは東南アジアの方を想定してのサービス、商品開発、マーケティングを行っていなかったという方も、これから意識していくことが大切になりそうです。


ヨーロッパからの観光客も見逃すことはできません。家族での旅行だったり、1人でのバックパック旅行だったりと、ヨーロッパの方を見かけることが多くなりました。
長い休暇をとって日本を訪れている方が比較的多く、その中で日本の文化を体験したいという方も多いです。
そんな方たちに向けて、日本の魅力をぜひ届けていきたいですね。


4.コロナ前と後で訪日外客数が増えた国、減った国

訪日外客数が増えた国、減った国はどうでしょうか。

増えた国TOP3は、シンガポール、ベトナム、アメリカです。
意外だったのはシンガポールが1位だということです。親日の人が多いことで有名ですが、まさか1位だとは思いませんでした。
シンガポールとアメリカは英語が公用語なので、英語で対応できる準備をしておけば、彼らが訪れてもスムーズに対応できますね。


減った国TOP3は、中国、ロシア、タイです。
意外だったのはタイです。タイは訪日外国人観光客が多い印象があるので、コロナ前と比べてかなり減っているということに驚きです。
しかし、「タイ人が旅行で訪れたい国ランキング」で日本が1位(JINTO調べ)になるなど、高い人気を誇っているため、これからの回復は間違いないと願っています。

また、中国に関しては、83%も減っているにもかかわらず、約90万人が訪れているため、コロナ前に日本を訪れていた中国人の数が大変多いことがわかります。



最後に

今回は、コンパクトに、訪日外国人観光客の動向を紹介しました。
訪日外国人観光客の傾向、国別訪日外国人観光客数など。
知りたいけど、以外と見つからなかった情報なのではないのでしょうか。

今回の記事をきっかけに、より訪日外国人観光客の傾向を知ったうえでマーケティングをしていこう、より多く訪れている国の人に向けた商品、サービスにカスタマイズしていこう、というような行動につながるとうれしく思います!

【私たちについて】
Fellows Creative Staff Singapore(以下、フェローズシンガポール)では、「日本企業に東南アジア現地クリエイティブ人材」、「現地ローカル企業に日本人クリエイティブ人材」といった越境での人材紹介に取り組んでいます。

また、シンガポールの優秀な人材、制作クリエイター探し、東南アジアへ進出といった「ご縁」をつないでほしいという相談は、弊社TwitterのDMでも受け付けています✉


フェローズシンガポールでのクリエイター紹介については、こちらで詳しく書いています。

タイトル:Fellows Singaporeを利用すれば、海外(現地)のデザイナーやマーケター、映像ディレクター、クリエイティブディレクターといったクリエイティブ人材をダイレクトに探せる件について



余談ですが。。

【インバウンド向け対策時の言語の壁について】

インバウンド向けに施策を行おうとするときに絶対といっていいほどでてくるのが、言語の壁ですよね。
そんな時に大切になることを2つの記事で紹介しています。またそれらにまつわる方にインタビューをしたのでその記事もご覧ください。

①外国人に伝わっているか翻訳後の確認の重要性
英語ならまだしも、ほかの言語だとどうしても、正しく伝えるのが難しく、AIなどで翻訳してもちゃんと伝わるか不安ですよね。
そのようなときは、しっかり伝わるかの確認が大切になります。


②マーケティング、デザイン、ライティングなどで大切になる考え方
こちらは、シンガポール、と書いていますが、外国人向けにサービスを展開したい方向けの内容です。
マーケティング、デザイン、ライティング、などを行う際、外国人向けだと日本と同じだと通用しないことも。
その外国人が購買に至るような心がけが必要になります。


③日本企業のマーケティング支援をしているシンガポール人デザイナ

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