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■人類史上一瞬で寿命が2倍になり、所得が14倍になった世界の先は?『格差の起源』





宣伝文句に惹かれて読んだ『格差の起源』


読みづらい言い回しに難渋し何度も読み返し

考えながら読了しました。


人類の祖先であるホモ・サピエンスが出現した

30万年前からの長い人類史のなかで、

僕たち現代人が活きる社会規範が

いかに最近できたものに過ぎないことか

が理解できました。


 19世紀初頭以降、人類の歴史の長さに比べれば

 まさに一瞬のうちに、平均寿命は2倍以上に延び、

 1人当たりの所得はもっとも発展を遂げた地域では20倍に、

 世界全体では14倍に急上昇



15万年ほど前に全人類の(女系)祖先である

「ミトコンドリア・イブ」が出現し、

狩猟採集生活から農耕定住生活に移行、

人口が増え、寿命が延びることで、

社会階層、格差が生まれて来たということにも納得。


そして、裕福か貧困かを分けるのは

地理的要因(環境)が大きいことには驚きました。



環境破壊の問題が深刻化する現代。

この遠大な人類史から俯瞰して考えると、

ペストで人口が激減した14世紀、

もっと遡ると、アフリカから世界へ

広がることなく氷河期で絶滅した

ホモ・サピエンスのようなことになるのでは

ないかと背筋が凍る思いも抱きました。



打開のカギは、多様性、教育ですね。



微力ながら、

想像したくない未来を避けるために

まだまだ働かなくてはならないと感じました。


※学びの備忘録は

「前川孝雄のはたらく論」


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