創業間もない企業が、認知度を高めるためにYouTubeを選択した理由
みなさんこんにちは!
広報担当の大野です。
弊社はつい先月、企業YouTubeを開設してから3ヵ月目を迎えました。
YouTubeチャンネルを通じた広報活動に参加し「まず始めに動画を投稿する前に、こんなにたくさんの作業が発生するんだな~」と驚きが止まらなかったです!
1本目を投稿する前に挫折してしまう人も多そうだと感じました…。世の中のユーチューバーさん、尊敬します!
さて今回は、企業YouTubeを開設するに至った背景や流れについて紹介します。
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本記事をどんな人に読んでもらいたいか
・企業YouTubeの企画に興味がある
・YouTubeを0から始めようとしているが、何をすればいいかわからない
といった方には、ぜひ読んでいただきたいです!
本記事を通じて得られること
・Z世代がマーケティング活動を立ち上げる最初の一歩
・YouTubeによる広報活動の開始
課題
ではさっそくですが、本題に入ります。
まず弊社には、人材仲介サービスの転職希望者がなかなか増えないといった悩みがありました。
会社の知名度は低く、サービス自体も認知されていなかったからです。
実際、弊社は2022年2月に創業したばかりの若い会社なので、当然といえば当然のことです。
そこで、弊社の人材仲介サービスの利用者が増えるよう、2つの課題を設定しました。
アクション
2つの課題「①弊社の存在を知ってもらう」「②弊社の人材育成・仲介サービス"Learnge Jobs"の認知度高めて、サービスを利用してもらう」が抽出されたので、次は課題解決に向けてどのような手段をとるか検討しました。
課題解決の方法にはさまざまなアプローチがあります(SWOT分析、4Pなど)。今回はマーケティングの課題であったため、「誰に」「何を」「どうするか」を考える必要があり、まずは2W1Hのフレームワークを使用しました。
2W1Hの分析
【who:誰に】ターゲット選定
まず、誰に弊社の存在やサービスを知って欲しいのか?ターゲット層を明確にすることにしました。
一般的に、年齢層や仕事へ対する希望によってアプローチ方法も変わってくると思います。
弊社の転職支援サービス"Learnge Jobs"は、25歳~35歳くらいの求職者をメインターゲットとしています。
理由としては、
36歳以上・スキル高
すでにベテラン人材としての地位を確立しているため、指導やコーチングの役割に適している
36歳以上・スキル低
新たなキャリアには教育の機会が必要だが、提供できる企業も少ないため、非ターゲット
35歳以下・スキル高
ハイスペック人材はすでに引く手あまたの状態であるため、なかなか転職市場に出回らない
35歳以下・スキル低
新しいスキルを身に着ける意欲があり、成長のポテンシャルを秘めた人材である
すなわち25歳~35歳くらいの求職者は新しいスキルを身に着けたいという意欲があるペルソナと仮定し、メインターゲットは
・キャリアアップを望んでいる若者
・なんとなく今の会社にいるけど、近い将来転職を希望している若者
・ワンチャン狙いの若手
に定めました。
【what:何を】伝える内容
ターゲット層が明確になったので、次は何を伝えるかについて検討しました。
求職している若者は何に興味を持っているのか、私(ターゲット層である25歳)の周りへの聞き込み調査や、SNSでのリサーチ、マーケティングの書籍を読んだりした結果
・よりよい仕事に就くためにすべきこと
・副業について
・投資や年収などお金について
といった話の需要が高いことがわかりました。
物価が上がる一方で給料が増えないという現状もあり、多くの人が稼げる働き方や給料に関する情報に敏感になっているようです。
そこで、働き方やお金に関する情報を発信する方向性に決めました。
【how:どのように】プラットフォーム選定
最後に、具体的にどのようにしてターゲット層に情報を伝えるか?についてです。
認知度向上のためには、メディア露出、セミナー開催、ウェブ広告など、多種多様な手段がありますが…
動画は一度作成すれば他のSNSにも流用できるため効率的ですし、比較的低コストで始められることも魅力的です。
また、社内に喋りが達者な方がいることや、YouTubeには
・2.30代の利用率が97%
・動画はテキストベースの情報よりも伝わりやすい
・動画を一度投稿すれば資産としてストックできる
・将来的にチャンネルの収益化も期待できる
といったプラス要素もあり、企業YouTubeの開設を決定しました。
上記のように2W1Hを分析した結果、課題解決のためには「YouTubeで、2.30代の求職者に向けて、働き方やお金についての動画を発信する」という手段が効果的であると考えました。
考え方のテンプレート
今回私が使用した2W1Hのテンプレートは、日常生活でもビジネスの場面でも、物事を整理して考えるときにとても役立ちます。
詳細については、後日別の記事で詳しく説明する予定なので、ぜひそちらもチェックしてみてください!
ビジネスパートナーの選定
YouTubeチャンネルの開設が決まり、社内で内製化するか、外注するかの検討をしました。
社内にはYouTube運営のノウハウがなかったため、今回は外注する方針としました。
次に動画制作のビジネスパートナーを探すことにしました。
2.30代の求職者に向けて、働き方やお金についての情報をYouTubeで発信するために、ビジネスパートナーには次の2つの条件を設定しました。
・若者視点での企画が可能
・ビジネス系チャンネル運用の実績がある
まずWantedly・クラウドワークスでの募集や知人の紹介を通じて、個人法人含め約30名から応募が集まりました。
その中から動画のクオリティを基準に約10名に絞り込み、最終的に条件を満たす2名が候補に残りました。
この2名は、費用感や提供できるサービスに差はなくフリーランスか法人かの違いのみだったので、より実績のあった法人に依頼することに決定しました。
以上がYouTubeを選択した理由です。
躓きポイント
YouTube開設するにあたって、ひとつ反省点があります!
本来であれば3月にチャンネルをスタートする予定でしたが、初投稿が6月になってしまいスケジュールが大幅に遅れてしまったのです…。
理由としては、5月に展示会出展というビッグイベントがあったことや、初期の立ち上げのためのMTGがなかなか実現できなかったことから、YouTube開設にまで手が回らなかったのです。
ネクストアクション
そこで、次回から同様の遅延を防ぐために、QCDに基づいて対策を検討しました。
しかし、今回は弊社の時間が不足していたことが原因であり、動画のクオリティを下げたり、追加料金を支払ったりしても解決には至らない状況でした。
そのため、実効性があるのは納期を早める(D)だけです。
今回の反省を踏まえ、突発的に作業を開始するのではなく、年間スケジュールとして根拠のある計画を立てることが重要だと思いました。
感想
広報活動を通じての感想です!
まず、こちらが何を発信したいかという視点ではなく相手が何を知りたいのか、どんな情報が求められているのか、相手の立場に立って考えることが重要だという点が印象的でした。
また、課題解決のためにメソッドを活用することは、単にアイディア出しに役立つだけではなく、関係者間の認識のずれを防ぐ効果もあると改めて実感しました。これからも積極的にこうしたメソッドを取り入れていきたいと思います。
さらに、QCDに沿ったさまざまな対策方法を考えましたが、思いついたものをすべて実行できるわけではないということも学びました。限られたリソースの中で何が最善かを見極め、取捨選択することが必要だと感じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう!