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加藤こだま
2024年6月20日 07:52
愛でもないし 恋でもないでも あなたは 優しいんだ夏の終わりの海のように ざぶざぶと 私の心を洗ったかと思うと引き潮にのって あっという間に 去っていく私は ただ さっぱりして愛でもないし 恋でもない あなたの優しさをまだ ぬぐえずにいる
2024年6月14日 09:32
それは旅なのか冒険なのかただのとある物語なのかまだ誰にもわからないけれど僕は今 慣れ親しんだ道をそれて青々と茂る草を踏んだいつか誰かが語るだろう旅や冒険や心躍る物語をいつか僕らは語るだろう旅や冒険や心躍る物語を山があるなら登ろう 雲の上までそうしてまた新しい生命が 羽根を伸ばしていく海があるなら潜ろう 深淵までいつか辿りつく 楽園を信じて
2024年6月13日 07:07
隣の船と同じ風は この船には吹かない今どんな風が吹いている? つかめる気がしている苦労して進んできた路 振り返れば大海原 ただ寄せては返す波舵を握りなおして 帆に風をうけようすすめホッパー 水を切って風を逃がしたっていい ゆるい角度でいい のぼっていこう
2024年6月12日 07:16
君はいつも 海の方を見つめていて ぼくの入り込む隙間は まるでないみたいなんだ恋してる 恋してる 恋をしている潮風になって 君を誘おうか銀の魚になって 飛び跳ねようかそれとも 真っ白い鳥になって 宙を舞おうか君の青い世界に入りたい