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こだまの詩

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自作の詩を集めました。こだまワールドへようこそ!
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#海

《詩》愛でもないし 恋でもない

《詩》愛でもないし 恋でもない

愛でもないし 恋でもない
でも あなたは 優しいんだ

夏の終わりの海のように ざぶざぶと 私の心を洗ったかと思うと
引き潮にのって あっという間に 去っていく

私は ただ さっぱりして
愛でもないし 恋でもない あなたの優しさを
まだ ぬぐえずにいる

《詩》はじまりの章

《詩》はじまりの章

それは旅なのか冒険なのか
ただのとある物語なのか

まだ誰にもわからないけれど
僕は今 慣れ親しんだ道をそれて
青々と茂る草を踏んだ

いつか誰かが語るだろう
旅や冒険や心躍る物語を

いつか僕らは語るだろう
旅や冒険や心躍る物語を

山があるなら登ろう 雲の上まで
そうしてまた新しい生命が 羽根を伸ばしていく

海があるなら潜ろう 深淵まで
いつか辿りつく 楽園を信じて

《詩》航路

《詩》航路

隣の船と同じ風は この船には吹かない
今どんな風が吹いている? つかめる気がしている

苦労して進んできた路 振り返れば大海原 ただ寄せては返す波

舵を握りなおして 帆に風をうけよう
すすめホッパー 水を切って

風を逃がしたっていい ゆるい角度でいい のぼっていこう

《詩》青い世界

《詩》青い世界

君はいつも 海の方を見つめていて 
ぼくの入り込む隙間は まるでないみたいなんだ

恋してる 恋してる 恋をしている

潮風になって 君を誘おうか
銀の魚になって 飛び跳ねようか
それとも 真っ白い鳥になって 宙を舞おうか

君の青い世界に入りたい