夜を舞う
南の空に放たれた無数の星を背に
私は舞う。
祈りを込めて
願いを奏でて
地球の全てを放つ扉の前で
私は舞うのだ。
空も海も境目の見えない漆黒に包まれた世界
誰にも気づかれず
ただひたすらに舞い続けてきた世の果ては
きらり煌めく世界の中心で
誰かのために
希望を乗せて
昇華される。
私の舞なんて、
誰がどう評価してもいい。
この世界に私の正解は私だけなのだから。
受け止める方法は
無限の自由だ
羽を広げて舞う
私のように
全ての人間に
自由を。
そうして今夜も
弾けて飛んだ煌めく世界の中で
魂が揺らめく炎のように
激しく、そして美しく
舞い続けた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?