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婚活が上手くいき始めた日【私の婚活体験談】


「"またダメだった…"をひたすら更新し続けるの、しんどいな」

恋愛経験ゼロから始めた私の婚活は、当然の如く難航した。


一番最初はマッチングアプリから始めた。そこそこ"いいね"はくるものの、あまりに年上過ぎたり、プロフィール文が生理的に無理だったり、マッチングしても、メッセージのやり取りをしている間に「んん???」と拭いきれない違和感を感じたり…。


「でも会ってみないことには分かんないし…」
「会ってみたらいい人かも…」

実際、"いい人"もいたけれど、"付き合いたいか?"と問われると、否であった(乙女心ムズカシーーーーー!!!!!)


婚活パーティーにも足繫く通った。

1日でたくさんの人と出会えるのは効率的だったし、刺激的でもあったけれど、話しているうちに「この人無いな~」と本能で感じてしまったり、アプローチされても会話が続かなかったり、そもそも相手に興味を持てなかったり、何となく素敵だなと思う人はいても(今思うと見た目がかっこいいだけ)、そういう時に限って相手にされなかったり…。その後何人かと付き合ったりもしたけれど、イマイチ気持ちが入らなかったり…。



「"結婚"どころか、わたし、"恋愛"向いてないんじゃ…?」とすら思えた。


なにをするにも勢い任せの私は、疲弊しながらそれでも出会いを重ね続け、当然の如く上手くいかず、当然の如く限界を迎えた。


「もう誰とも「初めまして!よろしくお願いします! (^^ 」の挨拶したくない…」「下手に期待してガッカリしたくない」「知らんおっさんとの会話しんどい」「作り笑い疲れた」「てかシンプルに話があわん!!」「楽しい会話しかしたくない」「婚活しんどい…」


疲れている時の私は、いつも変な開き直り方をする。

「もう結婚できなくてもいい」
「彼氏が出来なくてもいい」
「ただ、気の合う異性の友達が欲しい」


これまでのように毎週末アポを入れる生活をやめて、地元のコミュニティに参加してみた。読書が趣味だったことと、学生時代にバスケをしていたことから、「読書会」と「社会人バスケチーム」に飛び込んだ。


「彼氏」「結婚相手」「将来のパートナー候補」というフィルターがないコミュニティでの会話は、婚活疲れした私には心地よかったのと同時に、「別に、あんなに選ぼうとしなくてもよかったのかもしれない」とも思い始めていた。


「この人はいい人かな」
「自分に合うかな」
「価値観一緒?」
「仕事は?」
「年収は?」
「スペックは?」
「異性としてアリ?」


質問を重ねることは大切だけれど、あの質問は本当に「相手を知る」ものだったのだろうか、と。気になりだしたら確かめないと気が済まない性格の私は、婚活を再開した。


アプリでも街コンでも、私が会話で最も意識したことは、どんなしょうもない会話でも「2人の答え」を出すこと。


このスタンスになってから正直、「考え方違うかも…」「合わないかも…」と思う時は、むしろ面白いことが始まるチャンスとすら思えた。だって、私にはその考えがないから、

「なんでそう思ったんですか?」
「そういう風に考えるようになったキッカケとかあります?」
「あー、それはちょっと分かるかも…」


と、2人にとっての着地点を探すことは、これ以上ない会話の深掘りになったし、シンプルに質問が尽きなかった。


「え、それってもしかして○○だからだったりします?」「私はそういう時、○○と思うんですけど、○○さんはどう思いますか?」


「なんか分かるかも…」と思えるところまで、相手の立場に立ってみる
同時に、自分の意見に相手の意見を上乗せして、織り込んでいく


相手の心を開いて、関係を進展させていくには、「聞くだけ」でも「話すだけ」でもない、もう一歩踏み込んだコミュニケーションが必要だと思う。


「こんな話したの初めてだよ」
「真夏さんおもしろいね」
「また会いたい」

元来調子に乗りやすくチヤホヤされるのが大好きな私は、婚活が楽しくなっていった。同時に3人から告白されることもあったし、彼氏ができたので、とお断りしたにも関わらず「別れるまで待つ」と言ってくれる男性もいて、まあ正直今後会うことは出来ないし困ったけれど、そこまで好いてくれるのはシンプルに嬉しかった。


恋愛に限らず、人間関係を上手く進めていくために大切なことは「あなたに興味があるよ」って伝えていくことだと思う。その初歩として、"違うことを面白がる"のはいいかもしれない。


そんな私の「婚活論文」👇


間違って押しちゃってください